出版コンサルタントが、あなたを最短距離で著者に導きます!

カテゴリ:書籍を出したい - Part 3

2024年7月28日

テーマ:書籍を出したい

出版で成功するための条件と正しい順番とは

出版を目指している人たちとお話ししていると、「出版すれば成功できる」と考えている人が少なくありません。

しかし、この考え方には根本的な誤解があります。

出版は、本来、成功の入り口ではなく、むしろ成功の結果として位置づけられるものです。

成功が先にあるからこそ、その実績をもとに出版する内容に価値を持ち、次のステップへ進むための力となります。

 

 

読者が本を選ぶとき、どのような著者の本を手に取るでしょうか?

 

それはもちろん、その分野で実績があり、信頼できる専門家の本を選ぶことが多いはずです。

読者は、本を通じて有益な情報や知識を得たいと考えています。

ですから、まだ成果を出していない著者が出版しても、その内容に説得力を持たせることは難しく、読者の心をつかむことはなかなかできません。

 

今まで、成功するために出版をした人を何人も見てきましたが、逆に無様な結果に陥った事例をいくつも見てきました。

それらの失敗は、出版を「成功するための道具」として誤解し、その準備や順番を間違えたことが原因です。

そもそも出版は何かを成し遂げた人が、その実績を共有し、新たなステージへ進むための「加速装置」のような役割を果たします。

実績がゼロのまま出版しても、ゼロに何を掛け合わせても結果はゼロのままです。

 

では、出版で成功するためには、具体的にどのような条件と順番が必要でしょうか。

 

まずは、自分の分野で実績を積むことが最優先です。

たとえば、プロジェクトの成功事例を作る、顧客からの信頼を得る、資格やスキルを磨くなど、読者が「この人の話を聞きたい」と思える基盤を築く必要があります。

そして、実績があるからこそ、出版する内容に具体性や信頼性が生まれ、結果として読者に響く本を作ることができます。

たとえば、読者の課題を解決するためのアドバイスや、自身の成功体験を通じて得た教訓など、価値ある内容を提供することで、出版の意義が最大化されます。

 

成功と出版……「卵が先か、鶏が先か」という議論のように見えるかもしれませんが、出版に関しては成功が先であることは間違いありません。

成功があってはじめて、その成果をもとにした出版が読者に価値を提供し、著者自身の次の成功を加速させるのです。

逆に、この順番を誤ると、出版が逆効果になる可能性がありますので気をつけましょう。

 

最後に、出版を検討されている方には、まず自分自身の現状を冷静に振り返り、今までの成功は何だったのか、そして、これからの成功のために何をすべきかを考えることをお勧めします。

そうした努力を重ねることで、出版が単なる目標ではなく、次の大きな成功へのステップとして位置づけられるでしょう。

出版はゴールではなく、通過点です。

この順番をしっかり守ることで、出版の価値を最大限に引き出すことができるでしょう。

この記事を共有する
このエントリーをはてなブックマークに追加
「この記事は役立った!」という場合には
応援クリックしていただけると嬉しいです!
応援クリックは右のボタン ブログランキング

2024年6月17日

テーマ:書籍を出したい

経営者が出版を目指すなら

出版を目指す場合、通常、執筆期間として通常2~3ヶ月、その後の確認作業に1ヶ月を要するため、合計3~4ヶ月の拘束が必要となります。

経営者がこの期間を確保するのは至難の業で、出版の企画を考える傍ら、並行してそれだけの時間を捻出する準備もしなければなりません。

この時間を確保できないと、原稿執筆が疎かになり、結果的にまとまりのない文書を書くことになったり、誤字脱字が多発するなど、原稿の質が低いものになってしまう危険性があります。

 

そのため、ガッツリと集中できる3~4ヶ月の時間を確保するようにしてください。

 

 

ただ、経営者にとっては、会社の運営と執筆活動を両立させることは容易ではありません。

なので、出版を目指すための方法として2つ提案しようと思います。

 

一つ目は、ゴーストライターに執筆を依頼し、自分の負担を軽減する方法です。

この方法は、費用がかかりますが、その分、仕事に集中できるので、必要な費用を稼ぐことが可能だと思います。

この方法は、即効性のある解決策です。

プロのライターがあなたのビジョンやアイデアを形にし、完成度の高い原稿を提供してくることでしょう。

しかし、ゴーストライターに依頼する場合でも、あなたとライターとの相性はとても重要です。

しっかり考え方や価値観をを理解してもらわないと、よく分からないおお門違いな原稿がアップされる場合もあります。

もう一つは、経営者が執筆に専念できるよう、会社のスタッフたちの自立を求める方法です。

会社のスタッフたちの自立を求める場合、時間を捻出したい経営者にとっては根本的な解決策と言えるでしょう。

このプロセスには、スタッフの教育や信頼関係の構築など難題は山積みですが、取り組むだけの効果は期待できると思います。

この方法はかなりの時間と努力が必要で、一朝一夕には実現できませんが、是非、取り組んでみてください。

 

このように、経営者が出版を目指す場合、自分の時間をどのように確保するかが鍵となります。

短期間で成果を出すためにはゴーストライターの利用が有効ですが、長期的にはスタッフの自立化を進めることが有効です。

どちらの方法を選択するにしても、成功するためには計画的なアプローチと努力が不可欠です。

 

出版を通じて、経営者の専門知識や経験を広く伝えることは、ビジネスの成長やブランド価値の向上にも繋がります。

出版した書籍は、ビジネスの名刺代わりとなり、新たな顧客との接点を増やすツールとしても活用できます。

 

出版への道のりは、決して容易ではありませんが、その先には大きな成果が待っています。

自分の知識や経験を形にすることで、新たなビジネスチャンスを掴み取りましょう。

この記事を共有する
このエントリーをはてなブックマークに追加
「この記事は役立った!」という場合には
応援クリックしていただけると嬉しいです!
応援クリックは右のボタン ブログランキング

2024年4月7日

テーマ:書籍を出したい

本を出版するなら知っておくべき企画書のコツ

本を出版したいと思い、出版セミナーなどに参加される人も多いでしょう。

しかし、まずはそのセミナーの講師がどのような人なのかをしっかりチェックしてみてください。

出版のノウハウを本当に理解しているのは、企画を選ぶ側、著者を選ぶ側、実際に出版させる側の人たちだけです。

 

 

例えば、恋愛の例で考えてみましょう。

あなたが恋人に「私のどこが好き?」と聞かれたとします。

その時、例え本心は「お金持ちだから」だったとしても、あなたは「優しいから」とか「頼りになる」などの当たり障りのない理由を答えたりしませんか?

同じように、出版社の編集者が著者に「なぜ私の企画を出版しようと思ったのですか?」と聞かれた場合、たとえ販売力があるから内容は何でも良かったというのが本音だったとしても、「販売力がありそうだから」とは答えず、「この企画のココが秀逸だと思ったから」と答えてしまうのです。

 

つまり、出版社の編集者は、相手に本音を言うことは少ないということです。

 

もし、あなたが参加しようとしている出版セミナーの講師が企画を選ぶ側、著者を選ぶ側、実際に出版させる側でなければ、そのノウハウが本当に正しいノウハウを提供しているかは疑問だと思ってください。

もちろん、講師は自分の本を出版する際に担当編集者からヒアリングを受けていると思いますので、本人は正しいノウハウだと思いこんでいることがほとんどですが、でも、実際にその内容が本当に正しいノウハウであるかは別の話だということです。

 

私の情報発信は、企画を選ぶ側、著者を選ぶ側、実際に出版させる側の視点で書いたものが多く、「山田さんの記事は厳しいですね」とよく言われます。

しかし、本当に出版のノウハウを理解していれば、それが厳しいのではなく、当たり前のことだと理解できるはずです。

 

また、出版は企画だけで決まるわけではなく、企画や著者の総合的な評価によって決まるのです。

実際、私が知る限りでは、「自分で買ってでも売ると言った」「著者が素直で扱いやすそう」「この人と関わりたい」「この人に恩を売っておきたい」などの理由で出版が決まった事例も多く、逆に「メールのレスポンスが悪い」「打ち合わせに遅刻」「自慢ばかりでうざかった」などの理由で企画がボツになった事例もあります。

このような本音は、企画を選ぶ側、著者を選ぶ側、実際に出版させる側でないとなかなか分からないことだったりします。

 

私も他の出版セミナーに参加することがありますが、講師が本音の部分をヒアリングできていないため、上辺の情報だけを話していることに驚かされます。

しかも、それらのセミナーは高額であることが多いです。

もちろん、講師に悪気はないと思いますし、実際にヒアリングした内容を真実だと思って話しているのでしょう。

しかし、どの世界にも本音と建前があることを理解し、そのノウハウが正しい情報を見極める力を持つことが重要です。

 

結論として、出版のノウハウを学ぶ際には、その情報源が本当に信頼できるかどうかを見極め、自分自身の出版の成功に繋がる真のノウハウを得るよう心掛けましょう。

この記事を共有する
このエントリーをはてなブックマークに追加
「この記事は役立った!」という場合には
応援クリックしていただけると嬉しいです!
応援クリックは右のボタン ブログランキング