毎日200冊の新刊が発売される昨今、ロングセラーと呼ばれるような長期間売れる本が出にくくなっています。
それだけに初速を付けて、まずは同じ日に発売される200冊の中から突出した存在にならなくてはなりません。
その上で、既刊本が平積みされている場所を横取りする必要があります。
つまり、発刊当初にスタートダッシュをつけるためには、本を売るためのマーケティングが必要です。
次は、書籍には『3カ月の壁』というジンクスが存在し、どんなに売れている書籍でも3カ月後にガクッと売り上げがさがることがあります。
それだけに、書籍の寿命は3カ月と言われることもありますが、この3カ月の壁をクリアしなくてはなりません。
そのためにも、発刊から3カ月の間にまだまだ売れそうな印象を与えるための出版マーケティングが必要です。
そして、本を長期間売るためには、できるだけ平積みを維持しなくてはなりません。
維持できなかったとしても、継続的に露出しつづけなくてはなりません。
最終的には、ちょこちょこでも置いておくだけで自然と売れていく出版マーケティングが必要です。
このように書籍を売り続けるためには、その時期に合わせた出版マーケティングが必要になります。
私の経験則で言えば、だいたい出版マーケティングは三段階で考えれば、ロングセラーと呼ばれるような長期間売れる本にできるでしょう。
いずれにしても、どの時期に、何を目的とした、どういうプロモーションをしていくかは、出版マーケティングを考える上で非常に重要です。