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カテゴリ:出版社への売り込み

2024年2月28日

テーマ:出版社への売り込み

新人著者でも出版しやすいジャンル

商業出版の実現は、多くの人たちにとっての夢であり、目標だったりします。

しかし、すべての企画が書籍化されるわけではなく、出版社や書店の傾向、市場の流行によって、受け入れられるジャンルは変わってきます。

とくに、商業出版に初めて挑戦する新人著者にとって、どのジャンルのどんな企画が出版しやすいのかを知ることは、商業出版実現の近道となり得ます。

 

 

新人著者が出版社に売り込んで、採用されやすい企画のジャンルは、実用性が高く、市場でかなりの需要が見込めるものです。

具体的には、以下のようなジャンルが挙げられます。

 

  1. 儲かる企画:投資、資産運用、節税など、読者が直接的な利益を得られる情報を提供する書籍は、常に高い需要があります。
  2. 起業企画:起業に関するノウハウや成功事例を紹介する書籍。特に、独自の視点や新しいビジネスモデルを提案する内容は注目されやすいです。
  3. 実用系ビジネス書企画:マーケティング、人材管理、効率化など、ビジネスパーソンが実務で役立つ情報を提供する書籍。
  4. パソコン書企画:IT技術やプログラミング、ソフトウェアの使い方など、技術的な知識をわかりやすく解説する書籍。

 

一方で、出版社で企画が通りにくいジャンルも存在します。

これらは、市場にすでに多くの競合が存在するか、特定の読者層にしか訴求できない、もしくはそれなりの知名度が必要などの場合、出版社が企画を採用するのに躊躇することがあります。

  1. 読物系ビジネス書企画:自己啓発書や人生論を扱った書籍。個人の経験や哲学を基にした内容は、差別化が難しい場合が多いです。
  2. コンプレックス企画:美容やダイエットなど、個人の悩みを解決するための書籍。市場は大きいものの、競合も多く、独自性を出すことが求められます。
  3. 文芸企画:詩や小説、コラム、エッセイ、自伝などのジャンルは、特に新人作家にとっては出版が難しいとされています。これらのジャンルは、それなりの知名度が必要だったり、個人の創造性や表現力が試されるため、高いオリジナリティや文学的価値が求められます。

 

出版を目指す際には、これらの傾向を踏まえつつ、自分の強みや独自性を活かした企画を考えることが重要です。

また、一度断られたからといって諦めず、フィードバックを参考にしながら改善を重ねることも、商業出版実現のためには必要です。

出版社によって受け入れられるジャンルや企画には違いがあるため、幅広くリサーチを行い、自分の作品がマッチする出版社を見つける努力も欠かせません。

 

とはいえ、商業出版を実現させればいいというものではなく、あなたのメッセージや知識、経験をより多くの人に伝えるためのツールです。

自分の企画に対する情熱と信念を持ち続け、読者にしっかりと価値を提供できる書籍を目指しましょう。

 

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2024年2月25日

テーマ:出版社への売り込み

商業出版の企画を出版社に売り込みする方法

出版業界において、あなたの企画を出版させるためには、出版社の編集者との関係構築が欠かせません。

しかし、多くの著者が直面するのは、その第一歩、つまり「出版社への売り込み」の方法です。

このプロセスは、多くの場合、一筋縄ではいかないものですが、正しいアプローチを理解し、実践することで、成功への道はぐっと近づきます。

 

 

まず、出版社へのアプローチ方法には限られた手段があります。

これには飛び込み、郵送、ファックス、メール、そして電話などが含まれます。

それぞれの方法にはメリットとデメリットがあり、状況に応じて適切な手段を選択することが重要です。

 

飛び込み訪問は、ほとんどの場合、出版社にとっては迷惑となりがちです。

予期せぬ訪問は、編集者の仕事の流れを妨げ、貴重な時間を奪うことになります。

したがって、この方法は余程のトーク力を持ち合わせていない場合、避けるべきです。

 

郵送やファックスでのアプローチは、情報が埋もれやすく、うやむやにされてしまいがちという欠点があります。

ただし、創意工夫を凝らしたプレゼンテーションであれば、編集者の目に留まる可能性もあります。

 

メールは現代のコミュニケーションにおいて最も効果的な手段の一つです。

しかし、メールを送る際には、ビジネスメールとしての基本的なマナーを守ることが絶対条件です。

出版社のウェブサイトでは、直接のメールアドレスを掲載していないことが多いため、問い合わせフォームを通じて初めての接触を試みることになります。

ここで重要なのは、あなたのメッセージがどれだけ目を引くか、そして編集者が読みたくなるような内容であるかです。

 

電話は、直接的なコミュニケーションを取る上で非常に有効です。

電話を通じて、企画の概要を説明し、編集者の興味を引くことができれば、メールでの詳細なやり取りへとスムーズに移行することが可能です。

電話での会話では、編集者の時間を尊重し、ポイントを絞った明確なコミュニケーションを心がけましょう。

 

他にも、出版関係のイベントや出版記念パーティーへの参加も、編集者と直接知り合える貴重な機会です。

こうした場では、自然な形で会話を楽しみながら、タイミングを見計らって、あなたの企画を編集者にプレゼンしてみましょう。

 

企画を売り込む際には、ただ単に自分の作品を紹介するだけでなく、その作品がなぜ市場にとって価値があるのか、どのように読者の心を捉えるのかを明確に伝えることが重要です。

編集者は毎日多くの企画を目にしますが、あなたの情熱、作品への深い理解、そして市場への洞察が伝わるプレゼンであれば、他とは一線を画することができるでしょう。

 

出版への道は決して簡単ではありませんが、適切な準備と戦略をもって挑めば、あなたの夢を実現することができます。

あなたの企画が出版社に採用されるまで、情熱を持って取り組み続けてください。

 

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2023年11月5日

テーマ:出版社への売り込み

原稿の持ち込みより、企画の売り込みの方が確実

ビジネス書や実用書の出版を目指す場合、多くの人が熱意を持って原稿を書き上げ、出版社に持ち込もうとする人がいます。

この情熱は尊いものですが、出版のプロセスを考慮すると、必ずしも最適なアプローチとは言えないのが現実です。

 

 

原稿を書くこと自体は、アイデアを形にする素晴らしい行為です。

しかし、出版社にとっては、企画の魅力や市場性を判断するための情報が不足しているため、原稿だけでは評価が難しかったりします。

そのためには、原稿よりも、やはり出版企画書が不可欠です。

 

出版企画書は、あなたのアイデアやビジョン、そして市場での成功の可能性を出版社に伝えるための重要なツールです。

出版企画書には、本のコンセプト、ターゲットとなる読者層、市場での差別化ポイント、販売戦略など、出版社が知りたいと思う情報が網羅されているはずで、これにより出版社があなたの出版企画を具体的に検討することになります。

 

ある日、弊社に一冊分の原稿がプリントアウトされて送られてきました。

しかし、その原稿には出版企画書が同梱されておらず、内容を理解するためには、すべてを一読しなくてはなりません。

出版できるかどうかが確定していない原稿を読む暇はありません。

なので、すぐに「原稿の内容を出版企画書にまとめて送信してください」と返信しました。

これは、原稿だけではなく、その背後にある出版企画の全体像を把握するためです。

 

出版社にとって、原稿はあくまでも商品。

その商品が市場で成功するかどうかは、やはりコンセプトが大事というのは、何も出版物に限ったことではありません。

そして、出版において、そのコンセプトなどがまとめられているのが出版企画書ということです。

 

原稿を持ち込む前に出版企画書を用意することで、出版社はその出版企画が市場で成功するかどうかの可能性をより正確に評価できます。

そして、その出版企画書を見ることで、問題点を把握し、修正することも可能です。

しかし、原稿が完成してしまっていると、出版社としては提案された内容に対して、「はい」か「いいえ」で回答するしかできません。

 

出版を目指す人にとって、出版企画書は自分のアイデアを出版社に伝え、共感を得るための最初のステップです。

原稿を書く前に、まずは企画書を練り上げ、出版社に売り込むことが重要です。

そして、出版社からサンプル原稿の要求があった場合にのみ、その部分を執筆することが効率的です。

 

つまり、出版企画書を用いたアプローチは、時間と労力を節約し、出版への道をスムーズにするための鍵となります。

あなたの情熱とアイデアを形にするために、まずは出版企画書から始めましょう。

 

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