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2025年11月9日

テーマ:ブログを出版したい

noteから商業出版を勝ち取る3ステップ

商業出版を目指すなら、まずはnoteを開設することを強くおすすめします。

noteは単なるブログサービスではなく、著者としての信頼性を築き、編集者に見つけてもらいやすくするための実践的なメディアです。

多くの人が出版を夢見て情報発信を始めますが、どんなに優れた企画や内容があっても、それを編集者に見つけてもらえなければ出版には至りません。

noteは、その「見つけてもらう」ための仕組みが非常に整っている点で、出版希望者にとって理想的な場所なのです。

 

 

出版を成功させるためには、「コンテンツ力」「営業力」「販売力」という三つの力をバランスよく伸ばす必要があります。

この三つを同時に磨けるのが、他でもないnoteです。

 

まず、コンテンツ力とは、自分の持っている知識や経験を、読者にとって価値のある形で発信する力を指します。

ブログの記事は、あなたの考え方や専門性、表現力を示す場です。

記事を積み重ねることで、あなたの発信内容に厚みが生まれ、編集者が「この人には出版できるだけの素材がある」と判断しやすくなります。

加えて、noteは読者の反応がわかりやすく、コメントやいいねなどのリアクションから、どんなテーマに需要があるかを分析しやすい点も大きな強みです。

これは、出版企画を練るうえで非常に役立つ情報となります。

 

次に、営業力です。

ここでの営業力とは、編集者に発見してもらう力、つまり「見つけてもらう力」を意味します。

noteは検索エンジンとの相性が良く、記事を適切に更新・最適化していけば、「商業出版」「note」「編集者」などの関連キーワードで検索したときに上位に表示されやすくなります。

また、note内のフォロー機能を活用することで、出版関係者の目に留まる可能性も高まります。

実際に、編集者がnoteで著者候補を探すケースは少なくありません。

あなたのプロフィールや記事がしっかりと整っていれば、それ自体が出版への営業ツールになります。

 

そして最後に、販売力です。

出版が実現した後に、自分の本をどれだけ読者に届けられるかも重要な要素です。

noteでは、コメントなどを通じて読者と継続的に関係を築くことができます。

この関係性が「ファン化」を生み、出版後の販売促進に直結します。

ファンは著者の新刊を自然に応援してくれるため、あなた自身の販売力が出版社にとっての魅力的な武器になるのです。

 

こうした三つの力を意識的に育てていくことで、あなたのnoteは「パワーメディア」へと成長します。

出版企画書を提出する際には、著者プロフィール欄に自分のnoteのURLを記載しておくとよいでしょう。

編集者があなたのnoteを見て「この人はすでに読者を持っている」「継続的に発信できる」と判断すれば、出版企画を通す上で大きなアドバンテージになります。

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2025年11月5日

テーマ:書籍の企画書の書き方

出版企画書に書く文章ぐらいはキッチリ書こう

先週は、数多くの出版企画書をチェックしたのですが、正直なところ、かなり凹みました。

出版を志す方々がせっかく貴重なノウハウや体験を持っているにもかかわらず、その魅力が伝わらない企画書があまりにも多かったのです。

 

 

私は普段、出版セミナーなどで「出版では、文章力とノウハウ(価値あるコンテンツ)のどちらが重要か」と質問を受けることがあります。

その際には、迷うことなく「ノウハウの方が圧倒的に重要です」とお答えてました。

しかし、いくら中身が素晴らしくても、最低限の文章力が伴っていなければ、出版のチャンスは遠のいてしまうのが現実です。

 

出版企画書にある『企画概要』は、重要な項目です。

ここでは「誰に」「何を」「どのように伝えるのか」を明確にし、600〜800文字程度で簡潔にまとめることが求められます。

ところが、多くの企画書ではこの短い文章ですら、日本語として成り立っておりません。

誤字脱字が多かったり、主語と述語の対応が取れていなかったり、構成がばらばらだったりすることも…。

こうした企画書は、どんなに内容が優れていても、編集者に採用されることはありません。

もしかしたら、「結局、出版に文章力も必要なんじゃないか」と思う人もいるかもしれませんが、読み手に理解してもらえる最低限の文章力は、出版を目指す上での基本的な条件だというのは理解してください。

 

そして、さらに問題なのは、文章の丁寧さや読みやすさに対する配慮が感じられない点です。

改行のルールが統一されていなかったり、文章の途中で不自然に改行が入っていたりすると、それだけで読み手の集中力を削いでしまいます。

出版企画書とは、編集者に「あなたの企画は読む価値がある」と感じてもらうための最初のプレゼン資料です。

にもかかわらず、フォーマットが乱れていたり、他社のテンプレートをそのまま流用していたりするのでは、真剣さが伝わりません。

編集者は毎日のように多数の企画書を読んでいます。

その中で目に留まるのは、内容だけでなく、文章の端々に「読み手への敬意」が感じられる企画書なのです。

 

出版は、文章そのものを職業とする世界です。

だからこそ、たとえ企画の核心がノウハウや経験、実績にあったとしても、文章の品質を軽視してはいけません。

読みやすく、誤解のない言葉で伝える力は、出版を成功させるための最低限のマナーであり、編集者との信頼関係を築くための土台でもあります。

自分の伝えたい価値を最大限に活かすためにも、文章力の基本を磨き、読者と編集者の双方に「伝わる企画書」を意識して書くことが、出版への確実な近道なのです。

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2025年10月20日

テーマ:書籍を出したい

競合本から読み解く売れる出版企画のコツ

本を出版する際には、ただ自分の思いや知識をまとめるだけではなく、その本をきちんと「売れる本」にする必要があります。

なぜなら、出版というのは著者一人の活動ではなく、出版社や書店といった多くの関係者を巻き込んだビジネスだからです。

出版社は著者の企画書を読み、その内容や市場性を判断したうえで出版の可否を決めています。

そのため、出版企画の段階で「この本は本当に売れるのか」という根拠を明確に持っていないと、そもそも企画が通りません。

ここで重要になるのが、すでに出ている競合本をリサーチし、それらより売れる根拠を企画に盛り込むことです。

 

 

そもそも、本が売れるというのは、読者が実際に書店やオンライン書店で数多くある書籍の中から、あなたの本を選び、購入してくれるということを意味します。

本屋さんの棚には同じジャンルの本がずらりと並び、それぞれが読者に選ばれることを競っています。

つまり、あなたの企画はそのライバルの中で際立つ必要があるのです。

そのため、自分の本が棚の中で選ばれる理由を明確にし、それを企画書にしっかりと記載することが重要です。

 

ここで役に立つのが、既に世に出ている本の徹底的なリサーチです。

たとえば、自分が出したいジャンルの棚を時間をかけて観察し、売れ筋の本にはどのような共通点があるのかを考えてみるとよいでしょう。

タイトルの付け方、カバーデザイン、帯に書かれているメッセージ、目次の構成、読者層の明確さなど、売れる本には必ず何らかの「選ばれる理由」が存在しています。

こうしたリサーチを繰り返すことで、自分の企画に足りない要素や強化すべき点が徐々に見えてきます。

 

また、競合調査を行う際には、ただ他の本を眺めるだけでは不十分です。

実際に購入した読者のレビューや口コミも読み込もましょう。

レビューには、読者がどこに価値を感じ、逆にどこに不満を持ったかが率直に書かれています。

そこから「次に出版する本では何を提供すれば選ばれるのか」という具体的なヒントを得ることができます。

 

競合リサーチを丹念に行い、既存の成功事例から学ぶことで、自分なりの「売れる根拠」を持つことができるでしょう。

その根拠を企画書にきちんと記載されていれば、出版社の担当者はその熱意と確信を読み取り、企画を前向きに検討してくれる可能性が高まります。

なぜなら、売れる根拠を具体的に持っている企画は、それだけで出版後の販売戦略が立てやすく、実現性が高いと判断されるからです。

 

このように、出版企画で成功するためには、思いつきや情熱だけではなく、市場を正しく理解し、競合を徹底的に研究し、自分の企画がその中でどう際立ち、なぜ売れるのかを論理的に説明できる状態にしていきましょう。

こうしたプロセスを経ることで、あなた自身も企画に自信を持てるようになり、その自信は企画書の文面にも自然と表れます。

企画書を読む出版社側も、その説得力を感じ取り、「この企画なら一緒に成功できる」と思えるようになるのです。

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