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2026年3月30日

テーマ:出版社への売り込み

商業出版で失敗しない出版社の探し方

出版企画書がまとまってくると、次に多くの方が迷うのが「どの出版社に企画を売り込もうか?」ということです。

出版企画書そのものには手応えがあっても、出版社の選び方が分からず、手が止まってしまうことは少なくありません。

商業出版を目指す人にとって、この段階は期待と不安が入り混じるタイミングだと思います。

せっかく時間をかけて出版企画を整えたのに、送り先を間違えてしまったらどうしよう。

失礼のない形で送れるだろうか。

読んでもらえなかったらどうしよう。

そんな気持ちになるのは、とても自然なことです。

 

でも、安心してください。

出版社選びは、いくつかの視点を持って、落ち着いて探していけば大丈夫です。

むしろ、ここは勢いだけで進むよりも、丁寧に吟味したほうがうまくいきやすい場面といえます。

 

 

まず基本になるのが、類書を出している出版社を探す方法です。

自分が出したい本に近いテーマの本が、どの出版社から多く出ているかを実際に書店で見ていきます。

その棚に何冊も本が並んでいる出版社は、その分野で実績があり、読者の反応や売り方も理解している可能性が高いです。

商業出版で出版社を探すとき、最初にここを見るのはとても有効となります。

採用の可能性が上がりやすく、制作も進めやすい一方で、人気ジャンルでは競争が激しく、すでに似た企画が出版されていると採用されにくくなりますので、しっかりチェックしましょう。

それでも、王道の探し方として外せない視点です。

 

次に、知っている出版社や編集者をたどる方法があります。

出版記念の場、セミナー、SNS、紹介などを通じてつながった編集者がいるなら、そのご縁を大切にしてよいと思います。

実際、企画書は読まれて初めてスタートラインに立てますから。

読んでもらえる可能性が高いというだけでも、大きな安心材料ですよね。

私もこれまで、紹介や既存のつながりをきっかけに企画が前に進んだ場面を何度も見てきました。

ただし、知り合いだから通るということではありません。

企画がそれなりに秀逸でなければ採用には至りませんし、近しい関係だからこそ返答が曖昧になることもあります。

だからこそ、甘えず、礼儀正しく、相手が判断しやすい形で送ることが大切です。

 

そして三つ目が、ネットで発信している出版社や編集者を探す方法です。

今はホームページで企画募集をしている出版社もありますし、SNSやnote、YouTubeなどで編集方針や関心のあるテーマを発信している編集者もいます。

こうした情報は、出版社の探し方を迷う人にとってとても助けになります。

どんな本を求めているのか、どんな視点を大切にしているのかが見えやすいからです。

比較的連絡を取りやすいのもメリットです。

ただし、目立つ編集者ほど依頼が集まりやすく、競争率も高くなります。

だからこそ、数で押すのではなく、一社ずつ丁寧に向き合うことが大切です。

 

いかがでしょうか?

出版は、企画書を書いて終わりではありません。

どこに届けるかまで含めて、企画です。

なので、焦らなくて大丈夫なので、あなたの企画に合う出版社を丁寧に探していきましょう。

いきなり完璧に選べなくても大丈夫です。

最初は候補を数社に絞るだけでも立派な前進です。

そうやって選んだ一社との出会いが、商業出版の入口になることは少なくありませんから。

 

売り込む出版社が決まったからといって安心してはいけません。

編集者には、あなたの企画書を見る義務はありません。

なので、「読んでもらう権利がある」と考えるより、「読んでいただくために何ができるか」を考えるとうまくいきます。

だからこそ、礼儀や配慮を尽くしなければなりません。

結果的に、それが信頼につながるのです。

催促を急がないこと、自己都合を押しつけないこと、相手の時間を尊重すること。

この基本があるだけで、伝わり方は大きく変わるはずです。

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2026年3月23日

テーマ:書籍の企画書の書き方

通る出版企画書は読者ターゲットの設定が違う

出版企画書を書こうとすると、どうしても「自分はこんな想いでこの本を書きたい」という気持ちを強く出したくなるものです。

実際、それだけ真剣に考えているからこそ、言葉にも熱が入るのでしょう。

 

しかし、編集者が出版企画書で本当に読みたいのは、その想いや熱意よりも、「この本は読者に求められるのか」という点です。

ここがはっきりすると、企画の内容がグッと伝わりやすくなります。

少し視点を整えるだけで、出版企画書は変わまるので、是非、やってみてください。

 

 

まず大切なのは、出版企画書の読者ターゲットを広くしすぎないこと。

「働く女性に向けた本です」と書きたくなる気持ちはよく分かります。

けれども、20代の独身女性と、30代の管理職、40代の子育て中の女性では、日々感じている悩みも、欲しい言葉も違います。

読者ターゲットがぼんやりしていると、企画全体もぼやけてしまいます。

そこで、出版企画のターゲットの決め方で迷ったときは、実在する一人を思い浮かべてみましょう。

お客様でも、知人でも、友人でも構いません。

「この人のために書く」と決めるだけで、伝えるべき内容が自然と具体的になります。

以前、ある方の企画相談に乗ったときも、最初は「多くの人に届けたい」という形でしたが、「いつも相談してくれるAさんに向けて書く」と決めた瞬間に、企画の軸がすっと定まりました。

たった一人に向けることで、むしろ多くの人に届く企画になるということです。

 

次に大事なのは、読者の悩みや不安を中心から考えること。

読者は、本を読むために本を買うのではありません。

自分の困りごとを何とかしたい、少しでも良くなりたいから本を手に取ります。

だからこそ、出版企画書では「その読者は何に悩んでいるのか」「その悩みを本人が自覚しているのか」「その解決策を本に求めるのか」を丁寧に見ていく必要があります。

さらに、その本を実際に書店で手に取り、レジまで持っていけるかという感覚も大切です。

ここまで考えられると、編集者が「この本は読者に求められている」と思える出版企画書に近づいていることでしょう。

難しく感じるかもしれませんが、読者の立場にやさしく立ち戻るだけでよいのです。

 

そして、もう一つ欠かせないのが類書を見ること。

すでにある本を調べると、「どんな切り口が多いのか」「どこが物足りないのか」「まだ十分に語られていないことは何か」が見えてきます。

ここで大切なのは、真似をすることではなく、読者の不満や取りこぼしを見つけることです。

そこに、あなたの企画が入る余地があります。

言い換えれば、出版とは、すでにある本を見たうえで、もっと読者に届く形を考える作業でもあります。

そう考えると、出版企画書づくりは怖いものではなく、安心して進められる安全な挑戦に変わります。

 

出版企画書に著者の熱意が不要だと言っているわけではありません。

むしろ、その熱意を読者に届く形に整える必要があるということです。

編集者が見ているのは、いつも「読者がこの本を欲しいと思う理由があるかどうか」なので、そこを押さえられれば、企画は強くなります。

読者ターゲットを一人に絞り、その人の悩みを見つめ、類書の中に不足を探していく……その積み重ねが、伝わる出版企画書につながっていきます。

あなたの中にある思いは、きちんと形になります。

安心して、一歩ずつ進めていきましょう。

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2026年3月16日

テーマ:書籍を出したい

出版したい人が最初にやるべき準備3ステップ

「いつか本を出してみたい」と思っていても、実際には何から始めるべきなのか分からず、手が止まってしまう方はとても多いです。

 

でも、安心してください。

出版は、特別な人だけのものではなく、正しい順番で準備をすれば、少しずつ現実にしていけるものです。

 

実際、私がやっている出版実現セミナーの場でも、最初から企画書がきれいにできている方は、ほとんどいません。

多くの方は、自分の経験をどう本にすればいいのか分からないところから始まります。

だからこそ、最初に必要なのは、才能よりも順番なのです。

 

 

出版準備の手順は、実はとてもシンプルです。大きく分けると、次の3ステップで進めることができます。

 

まず1つ目は、自分を深掘りして、出版できるテーマを見つけることです。

本を書こうとすると、すぐに「何を書くか」を考えたくなります。

けれど、その前にやっておきたいのが、自分自身の棚卸しです。

自分では当たり前だと思っていることの中に、他の人にとって価値のある内容が眠っていることはよくあります。

何も立派な経歴を探す必要はありません。

いつ、どこで、何を経験したか。

そのとき何を感じ、どう行動したか。

どんな知識や経験が、誰のどんな悩みを解決できるのか。

他の人と比べたとき、どこに違いがあるのか。

そうしたことを書き出していくと、あなたが出版で伝えられるテーマが少しずつ見えてきます。

 

2つ目は、出版の目的を決めることです。

これはとても大切です。

なぜなら、出版は本を出すこと自体がゴールではないからです。

出版したあとにどうなりたいのかが見えていないと、テーマも内容も、届けたい相手もぼやけてしまいます。

最初に「何のために出版したいのですか」を考えてみましょう。

実が出版したらいろんなことが何とかなると考えて、そこまでしっかり考えている人というのは、実は少数派です。

そして、この目的が決まると、「何を書くべきか」がはっきりしてきます。

逆に、ここがあいまいなままだと、せっかく本を出しても、その後につながりません。

出版は、ただ本を形にする作業ではなく、自分の未来につなげていくための挑戦です。

だからこそ、まずは目的を定めることが大切なのです。

 

3つ目は、出版企画を考え、企画書を書き、出版社に提案することです。

自分の中にあるコンテンツが見えてきて、出版の目的も定まったら、次はそれらをつなげて企画にしていきます。

言い換えるなら、自分の経験や強みが出発点で、出版後に実現したい未来がゴールです。

そして、その間をどう結ぶかを考えるのが、出版企画です。

誰に向けて、どんなテーマを、どんな切り口で届けるのかを丁寧に考えていくことで、企画の軸が整っていきます。

企画がまとまったら、それを企画書に落とし込み、出版社に提案していきます。

ここまで来ると、出版はふわっとした憧れではなく、具体的に進められる計画に変わっていきます。

 

この3つのことを急がずにしっかり考えることが、実はとても重要です。

逆に、出版しやすそうだからという理由だけで企画を考えると、たとえ本が出せたとしても、その出版が自分の未来にはなかなか結びつきません。

せっかく挑戦するなら、自分にとって意味のある出版にしたいものです。

 

今、まだぼんやりしていても大丈夫だし、まだ何も決まっていなくても大丈夫です。

とにかく、一つ目のステップから始めてみてください。

無理に急がなくて大丈夫です。

小さくても、一歩ずつ前進させていくことで、見える景色はきっと変わっていきます。

 

あなたの中にある経験や思いも、きちんと整えれば、誰かに届く一冊になっていきます。

ここから一緒に、落ち着いて進めていきましょう。

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