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2023年8月8日

テーマ:書籍を出したい

出版企画書を書くときの考え方

出版企画書を書くということは、ある意味で、自分の夢を紙の上に具現化する行為です。

この数枚の紙が、未来に繋がる扉となる可能性があります。

でも、その扉を開く鍵は、如何に真剣に、そして、如何に丁寧にその出版企画書を書くかにかかっています。

 

 

「出版する」という言葉を耳にすると、多くの人はロマンを感じるかもしれません。

しかし、出版するというのは、出版社に出版させてもらうということです。

それは、出版社に自分の企画に投資をしてもらうのに等しい。

だからこそ、出版企画書は極めて重要であり、その書き方には最大限の注意を払わねばなりません。

 

近年、残念なことに、出版企画書に口語体で書かれているもの、適当に書かれたものが増えています。

まずは、自分の企画に対する情熱と誠意、そして、確固たる自信をもって書くべきです。

でなくては、お金を出してくれる出版社にあまりにも失礼でしょう。

 

出版企画書は、ビジネス提案です。

ですから、ビジネス文書としての体裁を保ち、尊厳を持って書かねばなりません。

それは出版社に対して、自分の企画に投資をしてもらうという誠実な提案であるからです。

 

口語体で書かれた出版企画書を読んで、誰が投資する気になるでしょうか?

 

投資をしてもらうための書類である以上、第三者が真剣に検討するに足る内容と体裁でなければなりません。

少なくとも私は、赤の他人が書いた口語体の出版企画書に対して、真剣に検討する気にはなれません。

 

自分に向けた出版企画書であれば、百歩譲って許すこともあるかもしれませんが、そんな出版企画書を出版社にお見せできるわけがありません。

それは、自分と出版社との信用問題にもなります。

出版企画書の書き方は、テクニックだけではなく、著者になりたい人の姿勢の問題です。

 

出版企画書を書くとき、そして、出版企画書を読み返すときには、常にこの一点を忘れずにいてください。

それは、「自分のことを全く知らない赤の他人が、この出版企画書を読んで、300万円以上の投資をするか検討するんだ」ということです。

 

自分の企画を売り込む際の態度や口振りは、少なからず隠せるものかもしれませんが、出版企画書には隠せません。

出版してもらうという意識、そして、出版させてもらうという感謝の心、この二つがあれば、出版企画書は必ず力強いものになるでしょう。

 

最後に、出版するというコトは出版させてもらうことである、この尊厳と誠実さを忘れずに、出版の道を歩みましょう。

自分の夢を形にし、未来に繋げる扉を開く鍵を、あなた自身が握っていることを忘れずに。

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2023年8月2日

テーマ:書籍を出したい

本を出したいなら「あなたにしか書けないコト」を見つけよう。

もし、あなたが、「本を出したい」という願いを抱き、出版を目指そうとするならば、以下のアドバイスを参考にしていてください。

 

 

まず大切なことは、自分だけが語れる、自分だけの経験や知識を探すことです。

それはあなた自身の人生やキャリア、または独自に研究した領域から発見できるかもしれません。

一言で説明できない程の奥深さや、表面的に伝えただけでは到底真似できない特異性が求められます。

 

なぜなら、その「自分だけのこと」こそがあなたの書籍を市場で際立たせる要素だからです。

もしそのテーマに魅力があり、それがある程度の市場規模を持つ可能性があるのであれば、書籍としての成功のチャンスが広がります。

 

一方で、誰もが知っているような一般的な情報や、特殊性を欠いた内容では、それをあなたが出版する必要はありませんよね。

なぜなら、既に知られた情報を無名の著者がさらに広めるよりも、有名な人物や専門家が自分の見解を織り交ぜながら詳しく解説した方が、より受け入れられやすいというのは誰が考えても分かります。

 

あなたのユニークなテーマが見つかったら次のステップは、それを形にすることです。

そのためには、企画書を作成し、出版社や編集プロダクションに売り込んでみましょう。

面倒な場合やなかなかうまくいかない場合は、出版プロデューサーを頼ってみてもいいかもしれません。

また、既に信頼関係を築いている知人に紹介してもらうという方法も有効です。

 

もし出版関係のコネクションがない場合、インターネットを活用することをおすすめします。

ブログやウェブサイトに自分のアイディアをまとめ、メルマガを発行したり、ウェブセミナーを開催したりすることで、あなたの声はより多くの編集者に届くでしょう。

 

さらに、書籍化の前段階として、あなたの知識や経験を情報商材としてまとめ、販売することも一つの方法です。

そうすることでリストも集まりますし、お金も稼げるので買い取りも可能になります。

何より、一度、誰かに読ませて、実践してもらうことで、質問などを受けつつ内容に反映させることで、コンテンツの精度が俄然上がりますからね。

これらの活動は全て、書籍出版への道を着実に近づけていくはずです。

 

ただし、あなたが持つ情報を公にする際には、その内容を誰でも理解できるほど詳細に展開しすぎることは避けてください。

なぜなら、あまりに情報が明確すぎると、あなたがそれを書籍化する必要性が薄れてしまう可能性があるからです。

 

それでも、全く情報を公開しないわけにはいきません。

あなたのアイディアのエッセンスを伝えつつ、あまりに深堀りしない、そのバランスが大切です。

 

話しを戻しますが、本を出すために何より重要なのは、「あなたにしか書けないこと」を探し出すことです。

そのテーマが売れる可能性が高ければ高いほど、条件は良くなり、あなたにとっての待遇も良くなります。

出版社から見ても、そのテーマを語れるのがあなたしかいないのであれば、彼らにとってはあなたがそのテーマを書く以外に選択肢はありません。

あなた自身の視点、経験、知識が、世界に対して新たな価値を提供するきっかけとなるでしょう。

 

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2023年7月26日

テーマ:出版社への売り込み

自分の本の出版企画書を自分で売り込みする時の注意点

先日、出版社に打ち合わせに伺いました。

その時、出版企画書を2つお持ちしたのですが、どちらの企画も私が長い時間をかけて練り上げたもので、どちらも自信作です。

 

 

担当編集者は出版企画書を一つ一つ丁寧に読み、その内容について質問をいただきました。

企画に対する反応は非常に良く、私は大きな期待を抱いたのですが…

 

「実は、同じような出版企画書を他の方からも預かっていたんです。しかし、その企画は編集会議で通らなかったんですよね。」

 

私は驚きました。

同じような企画が通らなかったにも関わらず、なぜ今回の出版企画書に好感触だったのでしょうか?

 

実は、ベースになっているのは、実は同じ出版企画書だったようです(一人の著者が二人の出版プロデューサーにお願いしていたという…)。

 

では、その違いは何かというと、通らなかった出版企画書は著者が書いた出版企画書をそのまま持って売り込んでおり、私がお持ちした出版企画書は著者が書いた出版企画書をリライトしたものです。

 

同じことをテーマにした内容の出版企画書であるのにも関わらず、私の出版企画書が好感触で、著者が書いたままの出版企画書は通らなかったのでしょうか?

 

その理由を知りたくて、私は担当編集者に詳しく聞きました。

 

答えは簡単。

実は、企画の売り込み手に問題があるようです。

 

企画を売り込むとき、著者が書いたままの出版企画書で出版社に売り込むと、著者の想いや主張が強すぎて、どうしても自分の企画を押し付けがましくアピールしすぎてしまいます。

その結果、受け取る側が企画に感じた疑問や不安を解消することができません。

著者が想いや主張が強すぎれば強すぎるほど、指摘しづらくなるというのもあるようです。

 

逆に、私のように著者が書いた出版企画書をリライトする場合、売り込む本人でもありますので、だいたい担当編集者の思考やリアクションは分かりますので、企画を一歩引いて俯瞰して見ることができ、全体像を把握することができます。

その結果、受け取る側の不安や疑問を予め見つけ出し、それらを解消させた状態の出版企画書を提案できるのです。

 

ただ、著者が書いた出版企画書をリライトする場合、企画が採用されるようにすればいいということではなく、しっかりと企画の本質を理解した上で、それを誰に届けるのかも考えなくてはなりませんし、著者がそういう人に同接しているのかなど、著者のバックグラウンドや経験も理解しなければなりません。

これは、たんに企画が採用されることを目標とせず、その後の幸せな著者人生を歩んでもらうためには、非常に重要なステップなのです。

 

その結果、私はその企画をより魅力的にブラッシュアップさせることができ、その結果、一度は不採用の結論が出た企画ではありましたが、無事に採用されました。

 

出版企画書を書いていると、つい熱がこもってしまうことってあると思いますし、それは仕方のないことだとは思いますが、その出版企画書をチェックする担当編集者はいたって冷静だということは忘れないでください。

そして、ただただ自分の企画を売り込むのではなく、受け取る側の視点を理解し、俯瞰して見る客観性と自分らしさを入れ込むようにする必要があるということです。

 

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