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2024年9月7日

テーマ:ブログを出版したい

アメブロの書籍化を目指すなら押さえておきたいポイント

冒頭、いきなりですが、アメブロが書籍化にはあまり向きません。

その説明をする前に、まずはブログの書籍化の方法が2つあることを知ってください。

ひとつは出版社から発刊する商業出版、もうひとつは自費出版のようなブログの書籍化サービスです。

 

今回の話は主に商業出版に関するものなので、後者の自費出版のようなブログの書籍化サービスについては、解説いたしません。

アメブロには、『アメブロde本』というサービスがありますので、興味のある人は、そちらを御覧ください。

 

 

では、はじめます。

 

アメーバブログは、他のユーザーとのコミュニケーションが取りやすく、SNSがなかった時代からあるSNSのようなブログサービスです。

なので、当然ながらSNSのような機能も持ち、コメントやいいねを通じた交流がしやすいのが魅力です。

 

しかし、こうした特性が書籍化においては障害になることがあります。

 

まず、アメブロの書き手側の視点から考えてみましょう。

アメブロでは、日常の出来事を日記として投稿することが多く、親しみやすい口語体での表現が基本となります。

人柄を伝えるために感情的な文章や、知り合いを紹介する形でリンクを多用することも多いです。

これにより、書き手の個性が表れますし、ユーザー間での交流が生まれますが、日記のような形式はコンテンツとしての価値が一過性となってしまうため、商業出版に合わないと言われております。

 

次に、出版社の立場からアメブロを見てみましょう。

出版社の編集者やライターは、書籍化のために魅力的なコンテンツを探していますが、どこの誰かもよく分からない無名の素人さんの日常や個人的なコミュニケーションが中心のブログは、そのまま書籍として発刊するには不向きです。

リアルタイム性の高いブログ記事は、何年も読まれ続ける書籍のコンテンツにはなりにくいだけではなく、記事内のリンクが多いことや引用や運営者以外が映り込んでいる写真などの利用許諾の問題も発生します。

 

書籍化を目指すのであれば、記事の内容がしっかりと体系化されており、オリジナルの視点や専門性を持っていることが重要です。

また、十分な文字数があり、引用やリンクに頼らず自身の言葉で価値ある情報を提供できることが求められます。

絵文字や過度な改行も避け、読む側がストレスなく理解できる内容にすることも重要です。

もし、これが難しいと感じる場合は、アメブロをそのまま書籍化するのではなく、あくまで書籍化を目指すための下準備やきっかけ作りとしてアメブロを運営した方がいいように思います。

 

どういうことかというと、アメブロをファンを獲得するためのプラットフォームとして使うということです。

書籍化を見据えて本を買ってもらえるように交流を深め、ファンの意見や感想を取り入れたり、ネタ帳代わりに投稿してみて読者の反応を見ながらコンテンツの改良を重ねることで、後に書籍化する際の土台がどんどん整います。

 

アメブロをダイレクトに書籍化させることは考えす、将来の書籍化の成功を支えるための土台作りだと思って活用することで、結果的に商業出版実現への近道となるでしょう。

こうした戦略的な使い方で、アメブロと書籍化の両方を有効に活用することが可能になります。

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2024年9月2日

テーマ:出版社への売り込み

出版社に企画を提案するベストなタイミングとは?

商業出版を目指すのであれば、出版社に企画を売り込む最適なタイミングを狙っていきましょう。

実は、出版への道が少しだけ開けやすくなる時期があります。

それは4月と10月。

この時期は、出版社が次の半年間に発刊する本の計画を立てるタイミングで、企画が通りやすくなります。

 

 

4月と10月は、多くの出版社で半期決算が終わり、新たなラインナップを決めるための大きな編集会議が行われる時期です。

この会議では、発刊する本の数や担当者が決定され、各編集者は新しい企画を探しています。

そのため、この時期に売り込みを行うと、あなたの企画が採用されやすくなるのです。

 

とくにこの時期に求められるのが「定番企画」です。

例えば、「事業計画の作り方」や「会社設立の方法」といった、旬や流行に左右されず、常に一定のニーズがあるテーマが好まれます。

こうした定番企画は、時代を問わず読者に求められ続けるため、出版社にとってもタイミング的なリスクも少なく、ゆとりを持って満足できるまで作り込む形で出版することが可能です。

 

また、定番企画は内容が時流に依存しないため、長期間にわたって安定した売り上げが期待できます。

さらに、こういったテーマは書店でも扱いやすく、常に一定の棚を確保しやすいというメリットもあります。

 

つまり、編集者も作りやすく、売れやすいので、結果的に出版までのハードルが低くなるのです。

 

なので、この時期の売り込みでは、単発の企画よりも、シリーズの後続本としての企画やシリーズ化できる可能性を示す企画の方が喜ばれます。

定番テーマは、深掘りすればするほど新しい切り口が生まれやすいため、後発であってもアイデア次第でいろいろな企画にすることも可能。

編集者に対しても続編や関連本として展開できるという優位性を含めて提案することで、企画が採用される確率をさらに高めることが可能です。

 

ただし、この時期に採用された企画は、時代を問わず読者に求められ続けるということもあり、スケジュールが長めになることがほとんど。

もしかすると、先の長い本づくりの作業にモヤモヤすることもあるかもしれませんが、気を抜かずに頑張っていきましょう。

 

商業出版を実現するためには、本を出すタイミングよりも企画を売り込むタイミングの方が重要です。

出版社が新しい企画を求めている絶好の機会を狙って、用意周到に準備を進め、タイミングがきたら積極的に売り込んでみましょう。

あなたの本が世に出るチャンスを、ぜひ掴んでください。

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2024年7月2日

テーマ:ブログを出版したい

ブログで本を出版したい人必見のポイント

私は仕事柄、よく「私のブログが出版できるか見てください」と尋ねられることが多いです。

その度に、「見ません!」と冗談交じりに答えつつも、実際には軽く見たりはします。

ただ、ほとんどの場合、その内容が出版のレベルに至っていないことが多いのです。

 

ブログから出版を目指すためには、いくつかの重要なポイントが存在します。

これらについては、他でも触れていますので、是非、そちらをご参照ください。

今回は、記事では伝わりづらい部分について詳しく説明します。

 

 

ブログで出版を目指すための重要なポイントは2つ。

それは、ブログの“外見”と“内面”の二つの要素です。

 

まず、外見についてです。

外見とは、ブログの色彩やデザインのことを指します。

ブログにアクセスした瞬間に、そのビジュアルが読者に読もうという意欲を掻き立てるかどうかが非常に重要です。

とくに色彩は、ブログ全体の雰囲気に大きな影響を与えるため、慎重に選ぶ必要があります。

また、デザインについても、アメブロなどで配布されているテンプレートよりも、自分自身でカスタマイズした方が、より魅力的に見えることは間違いありません。

さらに、ブログタイトルやニックネームにも注意が必要です。

出版を考える場合、これらが単なる個人の趣味や嗜好に基づくものでなく、読者の市場規模を想像させるものである必要があります。

SEOの観点から考えることが大切です。

 

次に内面についてです。

内面とは、記事の内容や文章から醸し出される人間性、集まるコメントやそれに対する返信コメントなどを指します。

それぞれのブログが持つ独特の雰囲気が、読者を引き寄せる要因となります。

コメントの数ではなく、その内容や質が重要です。

同じテーマについて厳しい意見を述べるブログでも、引き寄せられる読者のタイプは異なります。

これは、ブログに書かれた文章から伝わる印象が、特定の読者を引き寄せるためです。

 

外見と内面のバランスが重要ですが、それを完璧にするのは簡単ではありません。

外見に関しては専門的な知識が必要なことが多く、内面に関しては感覚的なものなので、文章で説明するのは難しいのです。

しかし、この2つはどちらも非常に重要な要素ですので、ぜひ自分のブログを見直す際には、この視点を持って検討してみてください。

 

感覚的な部分については、本などだけでは学びにくいため、実際に誰かそれぞれの専門家に話を聞くことをお勧めします。

私も“出版企画書の書き方”というレポートを配布しておりますが、文章だけではなかなか理解されないことも多いですが、実際にお会いして、直接お話しすることで、短時間で理解してもらったことはありますからね。

 

人は、一度見てダメだったブログを再度訪れることは少ないでしょう。

つまり、ブログを真剣に見てもらうチャンスは最初の一回だけです。

そのためにも、最初から十二分な準備をしておくことをお勧めしておきます。

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