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カテゴリ:書籍が発刊されたら

2025年7月28日

テーマ:書籍が発刊されたら

書店回りの理想的なタイミングと正しいマナー

書店回りは、本を出版した著者にとって宣伝や認知拡大のために有効な手段のひとつとされています。

しかし、この行為には出版社や書店員の間で賛否両論があるのも事実です。

「書店回りをすること自体が迷惑なのではないか」と不安に感じる著者も少なくありません。

その背景には、マナーを知らずに行動してしまうケースがあるからです。

では、書店回りを成功させるためには、どのような方法やタイミング、挨拶の仕方に注意すればよいのでしょうか。

 

 

まず、最も避けるべきなのは突然の訪問です。

出版社に相談せず、著者が独断で書店を訪れるケースは意外に多いといわれています。

しかし、書店員にとっては予期せぬ訪問は負担になりがちです。

書店は限られたスタッフで多くの業務をこなしており、接客やレジ対応、在庫管理などに追われています。

そのため、突然訪問されると対応の優先順位を乱してしまい、結果として迷惑になってしまうのです。

さらに注意すべきなのは、訪問の時間帯です。

書店には特に忙しい時間帯があります。開店直後や昼休み、そして夕方の17時から19時、さらには閉店直前は来客が集中し、スタッフの手が離せない時間とされています。

この時間に訪問してしまうと、たとえ好意的な目的であっても、書店員の印象を損ねる可能性が高いのです。

したがって、書店回りを行う際には、あらかじめ書店に電話で確認し、負担の少ない時間帯を聞いてから訪問することが望ましいでしょう。

 

次に、訪問のタイミングも重要です。

せっかく足を運ぶのであれば、書店で自分の本が目立つ状態にあるときが理想です。

平積みや面陳されている期間が最も効果的といわれています。

この期間は通常、発刊から1週間程度です。

つまり、新刊として注目されているうちに書店を訪問し、書店員に著者としての挨拶をすることで、販促効果を高めることができます。

逆に、発売から時間が経過し、棚の奥に移動してから訪れても効果は薄くなります。

書店営業においては「スピード感」が成功の鍵となるのです。

また、訪問時のマナーとして、名刺や簡単な挨拶状を持参すると印象が良くなります。

自分がどのような本を書いたのか、どんな読者に届けたいのかを簡潔に伝えることで、書店員に本の特徴を理解してもらいやすくなります。

さらに、POPや販促物を渡す場合には、書店員の負担にならないデザインや大きさを意識しましょう。

センスが悪い、扱いにくいといった販促物はかえって迷惑になります。

相手の立場に配慮し、丁寧な言葉遣いで短時間で要点を伝えることが、好印象を持たれるためのポイントです。

 

最後に、書店回りは単なる営業活動ではなく、書店との信頼関係を築く機会であることを忘れないでください。

挨拶に行く目的は「本を売ってほしい」とお願いすることではなく、著者としての感謝を伝えることです。

その姿勢が相手に伝われば、書店員の記憶に残り、結果として本の販促にもつながります。

誠意を持って行動することが、最終的な成功への近道なのです。

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2025年3月24日

テーマ:書籍が発刊されたら

二冊目の出版オファーを得るための秘訣

書籍の出版において、原稿を書き終えた時点で「完成した」と思ってしまう人が少なくありません。

しかし、実際のところ、原稿は著者ひとりの力で仕上がるものではなく、その後に多くの編集者の目を通して、何度も修正が加えられ、ようやく一冊の本として形になります。

つまり、世に出ている書籍の多くは、著者だけの知見で書き上げられたものなのではなく、編集者たちの知見やマーケティング視点なども反映された、商品としての完成形なのです。

 

 

はじめて出版を経験した人の中には、自分が提出した原稿と完成した書籍の原稿との違いに驚かれた人もいらっしゃいます。

場合によっては、構成が大幅に変わっていたり、表現がまるごと書き直されていたりと、自分の文章の原型があまり残っていないケースすらあります。

逆に、文章構成や論理の流れが洗練されており、編集の手がほとんど入らなかったという著者もいるかもしれません。

 

出版の世界では、編集者にとって「手のかからない著者」は非常に貴重な存在です。

文章がわかりやすく、構成も整っていて、大幅な修正を必要としない著者に対しては、販売面で多少不安があったとしても、編集者の側で「売れるか売れないか」の判断が甘くなる傾向があります。

つまり、編集の労力が少ない著者は、それだけで次のチャンスを得やすくなるのです。

 

ここで重要なのは、出版された本を読者目線で眺めて満足してしまうのではなく、自分自身が提出した原稿と完成品をしっかり見比べてほしい、という点です。

どこが修正され、なぜそのように変更されたのか。

その違いを丁寧に確認することで、著者としての文章力や構成力を客観的に捉え、次に活かすことができます。

ぱっと見では分からなくても、言い回しや接続詞の位置、語尾のトーンなど、細かな部分に編集の意図が込められていることが多いのです。

 

特に「二冊目の出版が難しい」と感じている人にとって、この作業は極めて重要です。

なぜなら、仮に初版が売れたとしても、次の出版オファーが前と同じ出版社から来ない場合、それは編集者が「また一緒に仕事をしたい」と思っていない可能性があります。

もし編集作業が非常に大変だった場合、「この著者は大変だから、もういい」と判断されることもあるかもしれません。

逆に、著者として文章を洗練させていけば、編集者は「またこの人と組みたい」と思ってくれるようになるということです。

それが継続的な出版のチャンスを生む鍵になります。

 

一冊目は勢いと運で出版に至ることもあります。

しかし、二冊目以降は実力と信頼が問われます。

初回の出版時に、編集者の修正にどれだけ助けられていたかに気づけないと、知らず知らずのうちに二冊目以降を出版するのが難しい人になってしまうかもしれません。

編集者は著者を裏で支えつつも、プロとして厳しく見ています。

「修正が多くて疲れた」「この著者にはもう声をかけたくない」と感じさせてしまえば、それが次のチャンスを遠ざける理由になるのです。

 

だからこそ、書籍が完成した後こそ、真剣に自分の文章と向き合うべきタイミングなのです。

出版後、自分の本を手に取って満足する気持ちは自然なことですが、そこで終わってはいけません。

何度も読み返し、自分の成長につなげること。

それを積み重ねることで、「二冊目の出版は難しい」という壁を、着実に越えていくことができるようになります。

繰り返しになりますが、出版はゴールではなく、スタートです。

慢心せず、文章を磨き続けていく姿勢が、信頼される著者への道を拓いていきましょう。

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2024年7月22日

テーマ:書籍が発刊されたら

出版成功を左右する著者の姿勢と責任感

出版を実現させるべく、出版社に自ら企画を売り込み、結果的に出版することができたとしたら、その先で出版社に求められるのは“結果”です。

当たり前ですね。

出版社はビジネスで本を出版しておりますし、出版プロデューサーのような仲介者がいた場合には、その人の信用を傷つけることになります。

 

 

ただ、結果は求められますが、その期待に応えられるかは微妙です。

売れない場合は、何をやっても売れませんから…(爆)

 

そんな時は、“仕方ない”と諦めるしかありません。

そもそも、出版社も仲介者もその企画や著者に期待して出版に踏み切った以上、その結果がふるわなかったとしても、その責任を著者に全て押し付けるのはあんまりな話しです。

ある意味では、投資と同じです。

当然ながら、出版社側にも読み違えた責任、見誤った責任のようなものがあってしかるべきだと思います。

 

なので、“結果”は求められますが、出てしまった結果が全てです。

売れようが、売れていなかろうが、それを受け入れるしかありません。

よく、著者として如何に頑張ったのかをアピールしたり、結果がふるわなかったことを出版社のせいにする著者さんがいらっしゃいますが、出版は学生の部活ではありません。

出版は、ビジネスです。

そこに“頑張り”とか、“努力”とかは、どうでもいいですよね。

ましてや誰かのせいにしたところで結果が変わるわけもなく、ただただ見苦しいだけ。

 

実際、何冊も出版が決まっている人は、やはり本を売るということに対して、もの凄く頑張っています。

でも、だからといって、別にその頑張りが評価されている訳ではありません。

もの凄く頑張って、そして、結果をしっかり出されたから、評価されるのです。

 

では、結果をしっかりと出すためには、何が必要なのでしょうか?

 

それは著者としての“姿勢”と“覚悟”です。

本が出た時に、どれだけ頑張ったかではなく、どれだけの覚悟をもって販促に挑んだかです。

もっと言えば、出版社のため、仲介者のために、どれだけ腹を括って挑んだかです。

出版社や仲介者に「ここまでやってダメなら、残念だけど仕方ないよね」と言わせるだけのことをやったのかということ。

その“姿勢”と“覚悟”もなく、学生の部活のように“努力”だ“頑張り”だと言われても、出版社は実際に出版にかかる費用を負担してますからね。

 

この“姿勢”と“覚悟”があれば、たとえ売れなかったとしても許せると思いますが、逆に“姿勢”と“覚悟”がないと売れたとしても、あまり一緒に仕事をしたいとは思いません。

だって、出版を決めるまで苦労や本を作り上げる過程での苦労を考えたら、著者としての“姿勢”と“覚悟”に熱いものがないのであれば、正直、「なめられてるのか?」と思いますからね。

厳しく感じるかもしれませんが、人と人がビジネスをするということを考えたら、当たり前だとは思いませんか?

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