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カテゴリ:出版社への売り込み - Part 4

2023年1月24日

テーマ:出版社への売り込み

商業出版するなら、まず自分の名前を検索してみよう

出版社に出版企画書を送り、内容に関して感触が良かった場合、最後の確認作業のひとつに「著者名を検索エンジンで検索する」というものがあります。

 

 

本来の目的は、著者がどういう活動をしているのかをチェックするために行われていたのですが、最近ではその目的が変わり、その人の評判や素行をチェックしているようです。

もちろん、SNSなどでも検索して、その人が日常的に投稿している内容やどんな人とやり取りしているのか、フォロワーの数などもチェックします。

あと、検索した時のサジェストキーワードで、「名前+マイナスイメージの単語」が表示される場合も注意してください。

 

ただ、実際に過去にあった話ですが、その結果、その人が書いた出版企画書が不採用になるということは何度かありました。

 

これは、もし何かあった場合、出版社はその本の発行責任を問われますし、万一、逮捕なんて事態になれば、社会通念上、その人の本を発刊した出版社の信用問題になってしまうからです。

(過去に私が担当した事例で、某国立大学の助教授が書いたネットワークセキュリティの書籍があったのですが、その著者さんが数年後にハッキングで逮捕され、出版社からお叱りを受けたことがありました。ただ、ハッキングできる人が書いたネットワークセキュリティの本ということで、しばらく売れたのですが、当然、増刷はされず、そのまま廃刊となりました。)

なので、事前に自分でもチェックをしておき、もし、そこで問題になりそうなページが表示されるようであれば、そのページが表示されないように施策を講じたり、あらかじめそういう情報は誤解だということを出版企画書にも盛り込んでおきましょう。

同姓同名の方がいて、誤解を生む場合も同様です。

 

それができないのであれば、表示名を変えたり、ペンネームで出版を目指したりすることも考えてみてはいかがでしょうか?

 

また、昔、作っていたサイトやブログ、SNSなどが残っている場合も、その内容は確認しておきましょう。

また、若気の至りで、ちょっと胡散臭い内容のものがあるのであれば、自分で削除しておくといいですよ。

 

ということで、念のために出版社に出版企画書を売り込む前に検索エンジンで検索してみましょう。

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2023年1月10日

テーマ:出版社への売り込み

出版社には売り込みやすいタイミングが存在する?

こちらから出版を目指す上で、紹介以外であれば、出版社への売り込みは必要不可欠。

とはいえ、出版社への売り込みノウハウはいろいろとありますが、今回は売り込むタイミングについて書こうと思います。

 

というのも、出版社には売り込みやすいタイミングが存在するから…。

このタイミングを知っておくだけで、売り込みやすさが全然変わってきますので、是非とも参考にしてみてくださいね。

 

 

では、早速ですが、意識するべきなのは3月と9月です。

これは、出版社に売り込むタイミングではなく、書店や取次ぎ、出版社の決算が多いタイミングです。

この決算のタイミングというのは、書店の書棚の入れ替えや棚卸を行うコトが多く、在庫を抱えたくない事情もあり、かなりの冊数の返本があります。

通常、取次ぎの決済は、納品した書籍から返本された書籍分を指し引いて決済されます。

つまり、返本された本より納品された本が多くなくては、利益は発生しません。

そのため、この3月と9月の返本対策として、通常の月よりも多めに書籍が発行される傾向にあります。

また、予定通り、月の本の出版数を死守するために必死になります。

逆に言えば、このタイミングで発刊が遅れる書籍があった場合、その穴を埋めるために納期優先の企画が決まりやすくなるということです。

つまり、3月と9月に刊行される本というのは、他の月に刊行される本に比べ、敷居が下がります。

ということは、そこから自分が原稿を用意できる期間分前倒して、出版社に売り込みましょう。

 

参考までに出版社は3月と9月に発刊する書籍の状況は、2月と8月にはだいたい分かります。

したがって、2月と8月の前半ぐらいにその対応に追われ始めます。

この頃合いで売り込みをしてみると良いかもしれません。

ただし、このタイミングで決まった企画は、絶対にずらすわけにはいかないため、著者の信頼性や原稿の有無にウェイトを置かれることは意識しておきましょう。

なので、このタイミングで売り込むのであれば、前もって完成原稿を用意しておくことをオススメします。

 

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2022年9月6日

テーマ:出版社への売り込み

出版社が企画にあった著者や作家を探す方法

商業出版をするには、大きく分けて2つのルートがあります。

一つは、自分で出版企画書を作成し、自分で出版社に売り込む方法です。

そしてもう一つが、出版社の編集者さんにオファーしてもらう方法です。

 

一般的に商業出版を目指す場合は、前者の方法を実践することがほとんどだと思います。

そこで、今回はあえて後者の方法について解説します。

 

 

出版社の編集者さんは、自分が担当する書籍というのは、売り込まれた企画を採用して担当する場合と自分で企画を立てて、その企画を執筆してくれる著者を探す二通りがあります。

出版社の編集者さんにオファーしてもらう方法を狙うのであれば、編集者が著者を探すこのタイミングで見つけてもらう必要があるということです。

 

ただし、編集者はいきなり無作為に著者を探すということはありません。

出版社の編集さんは、多くのライターさんや著者さんと交流をもっています。

まずは、そのライターさんや著者さんの中から売れた本のライターさんや著者さんから声をかけるはずです。

なので、よほどのことがない限り、この段階で見つかってしまうので、著者さんに困ることはほとんどありません。

 

ただ、極稀に著者さんの当てが無い企画を担当することがあります。

そういう時こそ、チャンスなのです。

 

では、その場合に編集者が著者を探すプロセスを紹介します。

 

まずは、検索エンジンで探そうと検索をします。

検索キーワードは、企画のテーマと専門家を表すキーワードの組み合わせです。

当然、そのテーマの専門家に執筆を担当してもらいたいですからね。

 

だいたい2ページ目までは見て、著者候補を物色します。

その時のポイントは、質と量です。

質というのは、ノウハウやメソッドなどの内容の質と文章力の質を意味します。

そして、量というのは、ひと記事あたりの文字数とブログ内にある記事数を意味します。

次にピックアップした著者候補の中からどの順番でオファーをするかですが、まずは商業出版をする意思を感じられる人からオファーするはずです。

オファーして断られるのは面倒ですからね。

あとは、ブログに人気(ひとけ)がある人を優先する場合もあります。

人気というのは、コメントやいいね!が多く、多くの人が見に来ているであろう気配です。

 

ここまでしっかり対応しておけば、いざという時に出版社の編集者からオファーされるようになりますので、是非、やってみてください。

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