専業ではない人が出版して、印税を受け取っても決して儲かるわけではありません。
たぶん、本業を一生懸命頑張った方が儲かります。
しかし、出版にはそれに値するだけのメリットがあります。
そして、その本が売れれば、本をフロントエンドにすることで利益を出すことは、それほど難しいことではありません。
その本の読者にバックエンドとして、自社のコンサルや顧問業などを含むサービスを提供してもいいだろうし、次のステージの商品を販売することも可能でしょう。
ただ、“本が売れる”から“利益を出す”がダイレクトだと、それは書籍ではなく広告になりますので、出版社も快く思わないでしょう。
私も出版業界の人間として、本は、本として完結させることが前提だと思っています。
では、どうすればいいいのか?
皆さん、“風が吹けば桶屋が儲かる”という諺を聞いたことがあると思います。
大風で土ぼこりが立つ
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土ぼこりが目に入って、盲人が増える
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盲人は三味線を買う(当時の盲人が就ける職に由来)
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三味線に使う猫皮が必要になり、ネコが殺される
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ネコが減ればネズミが増える
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ネズミは桶を囓る
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桶の需要が増え桶屋が儲かる
こういうコトです(Wikipediaより引用)。
同じように考えてみてください。
本が売れる
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利益を出す
ではなく、間にいくつ挟めるかがポイントです。
その数が多ければ多いほどバックエンドと感じなくなりますからね。