出版を目指している皆さんは、当然、いろいろな企画を考えられます。

後発組なので、新たなテーマ、新たな切り口、新たなターゲット…企画書を拝読してると、本当にワクワクするような企画は多いです。

しかし、実際に出版社に売り込むと、その企画は編集会議でボツになってしまいます。

理由を聞いてみると…

「この人がこの企画を出版する必然性を感じないんですよ~」

「企画は面白いから他の著者にしてもらえませんか?」

「この人が、これについて語っても説得力が無いよね~」

「この人は凄い人なの?」

など。

つまり、著者プロフィールです。

どんなに企画が良くても、その著者に書いてもらう根拠が無ければ企画は通りません。

出版企画書の著者プロフィールの項目というのは、その企画を書くに値するのか、必然性はあるか、資格はあるのか、実績はあるのか…というを読まれます。

決して、履歴書のような情報が知りたいわけではないのです。

かとって、盛りすぎたり、煽りすぎたりしてもいけません。

いかにエッヂを効かせ、インパクトと信頼感、安心感を与えるかです。

出版は、あなたの企画に出版社が投資するようなものです。

あなたが投資をするのであれば、「2000年に○○証券に入社し、ディーラーとして活躍」という人と「○○証券に入社し、10年間ディーラーとして活躍」という人のどちらにお金を預けたいですか?

たぶん、同じ人だったとしても、紹介のしかたで後者の方が凄そうに見えますよね。

著者プロフィールも同じです。

投資をする以上、こういう著者に書いてもらえるなら、売れそうと思ってもらう必要があるんです。

実際、弊社に限って言えば、出版企画書の半分以上がこの著者プロフィールでボツになっていると言っても過言ではありません。

ここを何とか改善できれば、もっと出版実現率は上がるはずです。

なので、是非、著者プロフィールの書き方を学んでください。