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カテゴリ:書籍の企画書の書き方

2021年7月10日

テーマ:書籍の企画書の書き方

類書がない場合のポイント

出版企画を考える場合、考えた企画に類書があるのかを気にされることってあると思います。

私に届く出版企画書でも、「類書が無いので、この本は売れる」というような文言を多く見受けられます。

 

しかし、出版業界の人間たちは、常に企画を考えています。

それこそ、血眼になって、日々、企画を考えている訳です。

 

それなのに、あなたが考えた企画に類書が無いということは、どういうことなのでしょうか?

ちょっと、考えてみてください。

 

一つは、出版業界の人間には考え付かない企画。

そして、もう一つは、出しても売れそうにない企画。

だいたい、この二つが理由です。

 

しかも、ほとんどの場合が、二つ目の理由であることが多いのです。

つまり、素人考えの「類書が無いので、この本は売れる」というロジックは、通用しません。

 

 

先にも書きましたが、我々、出版業界の人間は、常に企画を考えています。

ということは、よほど斬新な切り口でない限り、出版業界の人間であれば誰でも思いつく切り口ということであり、それが書店で販売されていないということは、二つ目の企画に該当したということなのです。

 

もちろん、一つ目に該当する場合もありますので、全てが全てが二つ目ということではありません。

そして、その場合は、比較的スムーズに企画は採用されることでしょう。

 

もし、類書が無い企画を思いついた場合、企画書を書く前に、是非、「類書が無い理由」を考えてみてくださいね。

 

ちなみに、出版業界では、「類書が無い企画」よりも、「類書が一冊しかなくて、その本が売れている企画」の方が企画は採用されやすい傾向があります。

つまり、リスクを負って新たな市場を開拓するよりも、売れている類書をより売れる形に改善して二匹目のドジョウを狙う方が、ある程度の市場規模や売れ行きもイメージできますし、リスクが少ないと判断されるのです。

 

無理に独自性の高い「類書が無い企画」を考えるよりも、書店で売れている書籍を探して、その書籍をより売れる形に改善した企画を考えた方が、出版への近道かもしれません。

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2021年6月9日

テーマ:書籍の企画書の書き方

著者プロフィールで問われるあなたの資質

出版のお手伝いや編集の仕事をしていると、数多くの企画書を見させていただきます。

その中で気になるのが、著者プロフィールや企画意図の文面です。

 

 

出版社は、「この人が、この企画を書くのに最適な人なのか?」「何でこの人が、この企画を書けるのか?」ということを著者プロフィールという項目を読んで判断します。

なので、出版企画書を売り込む上で、自分自身のプロフィールをいかにプロデュースするのかは、重要なことです。

 

しかし、最近、その表記が不自然に大袈裟な人が多く見受けられます。

出版社にそのまま出版企画書を見せると、間違いなく「この人は何様なの?」と言われるのです。

 

同様のことが、企画意図でも見受けられます。

企画意図なので、当然、この企画を立てた意図が書いてあるのですが、そこに「あんた何様?」と言いたくなる文面をよく見かけるのです。

 

もちろん、企画意図は私見で構いません。

しかし、やはり、それを書く以上、それを書くだけの実績や肩書きが必要なのです。

それが無い人に何を言われても真実味もありませんし、説得力もありません。

 

だからといって偉そうにする必要はないのです。

もし、それを出版社の人が読んだとしたら、どう思うでしょうか?

もちろん、「この人は何様なの?」と感じるはずです。

とくに出版業界の面々は、常に情報収集をしておりますし、著名とのコネクションもありますので、嫌な言い方をすれば、一個人の私見に耳を傾けている暇はありませんから。

 

ただ、あまり謙虚だと、著者として不適切だと思われてしまうので、ここはバランスとしか言いようがないことでもあります。

 

もし、実用レベルでそこを何とかしようと思うのであれば、まわりの人の意見に摩り替えると良いでしょう。

たとえば、「私はこういう実績があり、周りにはこう呼ばれております」とか、「私の周りでは、こういう意見が多いので、こんな企画を立ててみました」とか…。

自分で言うから角が立つのであって、まわりに言われていることにしてしまえば、自分では思っていなくても事実として話すことができます。

そうすることで、比較的、角は立たないはずです。

 

いずれにしても、あなたの企画書を読む方が「あんた何様?」と思うことがあるということを意識してみると良いでしょう。

それを意識して書くだけで、言い回しなどが変わってくるはずです。

 

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2021年5月10日

テーマ:書籍の企画書の書き方

出版社における出版企画書の読まれ方

出版をしたい場合、出版企画書を書いて、それを持って出版社や編集プロダクションに売り込みをします。

ただ、その場合に持って行く出版企画書のとらえ方が、書いた人間と読む人間とで違うように思います。

 

企画書を書く場合、ほとんどの方が、「こんな本を出したいなぁ~」と漠然とイメージしながら書くことでしょう。

それは、あくまでも著者としての希望です。

 

しかし、その出版企画書を読む編集者は、「この著者は、このような本じゃなきゃ嫌なんだなぁ~」と思いながら読みます。

つまり、著者の条件だと思うのです。

 

このとらえ方の違いがどういうことになるかというと、企画書を書いた人間はあくまでも希望なので、譲歩するつもりでいたとしても、企画書を読む人間はそれを条件だと思って読むので、その企画書の内容だけで進行可否を判断することになります。

 

 

例えば、企画書に「ハードカバーの本」と書いてあったとします。

ハードカバーの本って、憧れますよね。

企画書を書いた人間は、あくまでも「ハードカバーの本」が希望であり、そうでなくても構わないと思っていることと思います。

しかし、編集者は「ハードカバーじゃなきゃ嫌なんだぁ~」と思い、「ハードカバーじゃなきゃ本になるかもしれないけど、ハードカバーじゃ原価も上がるし、今回は無理だな」と判断するということです。

結果、そのすれ違いで、企画は不採用となり、出版するチャンスを逃すことになります。

 

これはカバーの話しに限らず、本の内容、読者ターゲット、色(オールカラー)、ページ数、判型などにも同じことが言えるのですが、こんなことで人知れず、自分の出版の機会損失が起こっているとしたら、とってももったいないことだと思いませんか?

 

では、どうすれば良いかと言うと、自分が条件に思っていること以外は書かないというのが賢明です。

もし、書いたとしても、「希望」と書き加えておきましょう。

いずれにしても、これが条件ではないコトが分かるようにし、譲歩する余地があるコトが伝わるようにした方が良いということです。

 

 

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