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カテゴリ:書籍の企画書の書き方

2022年8月3日

テーマ:書籍の企画書の書き方

採用される書籍の出版企画書の具体的な書き方

出版を目指すのであれば、採用される出版企画書を作らなくてはなりません。

 

 

しかし、その出版企画書ですが、教える人によってその書き方が大きく異なります。

  • 企画の全てを盛り込み、サンプル原稿まで添えたぶ厚い企画書を推奨する人
  • パッと見で興味を持たせ、読む側の負担にならないようにペラの企画書を推奨する人
  • とにかくプロフィールを作り込み、著者の販売力をアピールさせる企画書を推奨する人

企画書での必須項目も含めさまざまです。

全ては実績に基づく経験からその書き方を推奨しているので、仕方がありません。

つまり、出版企画書に正解は無いのです。

 

ここからは、完全な私見を書きます。

 

出版企画書は、単に企画を説明するだけではありません。

とくにインターネットが普及し、出版企画書を売り込みやすい環境になった昨今では、企画書を通じて著者の社会性もチェックされていることは忘れてはいけません。

また、出版企画書をどう位置づけるかをイメージすることも重要です。

 

私の場合、出版企画書は企画に興味を持ってもらい、話す場を確保するためのツールだと思っています。

なので、企画の全てを書き込まず、「答えを知りたい」「詳しく聞きたい」と思わすところで留めます。

なぜなら、企画の魅力を文字だけで伝えるのは困難だからです。

身振り、手振り、声のトーンやテンションなども含めて説明した方が、出版社の編集者には伝わります。

 

また、読んで分かってしまう出版企画書だと、会っても何も話すことがありません。

出版企画書を音読するは、お互いに時間の無駄ですし、そういうのを出版社の編集者は嫌う傾向にあります。

だからこそ、口で説明する余地を残す必要があると思うのです。

 

あとは、厚さを見ただけで読む気が失せることもありますので、それを回避する狙いもあります。

 

いずれにしても、出版企画書の体裁は、営業する人の売り込みの手法や営業スタイルに合わせる方が上手くいくことは間違いありません。

これは、出版企画書を書く著者の売り込みの手法や営業スタイルではなく、実際に出版社へ売り込みに行く人の売り込みの手法や営業スタイルに合わせなくては意味が無いので、注意しましょう。

 

弊社にも、他の人に教えてもった出版企画書の書き方で書いた企画書を、出版が決まらなかったので、弊社で売り込んで欲しいという相談がよくあります。

しかし、弊社にしてみれば、こういう企画書は扱いづらいことこの上ないのです。

もちろん、道義的な問題もありますし…。

 

最後に、直接出版社に売り込む場合に私が最適だと思われる企画書を書いておきます。

 

郵送で送付場合、著者が東京へなかなか上京できないエリアに住んでいる場合は、ぶ厚い企画書が良いでしょう。

ただし、この企画書で出版を決められるだけの内容にしなければ、連絡はいただけないと思ってください。

敷居は高くなりますが、連絡が来た時は、かなりの確度で出版されるはずです。

 

メールで送信する場合、著者が東京近郊に住んでいる場合は、ペラの企画書が良いでしょう。

やはり、会って説明した方が企画は通りやすいです。

そのためにも、いかに「答えを知りたい」「詳しく聞きたい」と思わせ、いかに気軽に連絡してもらえるようにするかがポイントになります。

ただし、会う場合は沈黙は印象があまりよくありませんので、人見知りするのであれば、ぶ厚い企画書にした方が良いかもしれません。

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2022年7月5日

テーマ:書籍の企画書の書き方

市場分析の結果に対して、どういう本が出せるか

出版企画は、後出しジャンケンです。

すでに出ている本から売れているジャンルや売れている切り口を参考にして、その本よりもいい本を企画すれば、それほど難しくなく出版することができます。

 

実は、差別化やオリジナリティを際立たせるほど、その企画の新規性が高まり、よほど良い企画でない限り、それは出版社にとってリスクでしかありません。

よく、出版物に対して、二番煎じや三番煎じが多いという批判をSNSで見受けられますが、本を売って利ざやを稼ぐ書店員は、その本のテーマの専門家ではない以上、新規性の高いよく分からない企画より、二番煎じや三番煎じと言われても、売れている本に寄せた企画の方が売れそうな気がするとは思いませんか?

 

 

ということで、まずはすでに出ている既刊書を分析してみましょう。

そして、売れているジャンルや売れている切り口を見つけたら、その市場に対して、どういう本を出すことで訴求するのかを考えてみましょう。

攻め方にはいろいろありますので、いくつかバリエーションを紹介します。

 

  • 市場をより絞り込んで、マニア向けやニッチな市場に向けるなど読者ターゲットを工夫して、その市場に訴求する方法
  • 難しい内容を噛み砕いて、物語調や口語体、もしくは身近なものに置き換えるなど解説する方法を工夫して、その市場に訴求する方法
  • 図版を多めにしたり、手順をしっかり紹介したり、フルカラー(もしくは2色刷り)にしたりして誌面の見せ方を工夫して、その市場に訴求する方法
  • 浅く広くや狭く深くなどの扱う内容、独自性や切り口などの内容の展開を工夫して、その市場に訴求する方法

 

他にもあると思いますが、大事なことは「どうすればその市場に訴求できるか」ということをどれだけ本気で考えられるかということです。

そのことを念頭において、いろいろと自分なりに工夫してみましょう。

 

ちなみに、この内容は出版企画書の「企画概要」という項目の内容を考える時に大いに役立つはずです。

このことを考えてから、出版企画を考えた方が圧倒的にいい企画になりますし、その上で書いた出版企画書は採用されやすくなりますよ。

 

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2022年6月14日

テーマ:書籍の企画書の書き方

本の企画書の書き方はセンスよりテクニック

商業出版を実現するためには、出版社に出版企画を売り込まなくてはなりません。

そして、出版社に出版企画を売り込むためには、出版企画書が必要になります。

 

 

企画書というと、出版業界に関わらず、どの業界でも必要になるものですから、みなさんも今までに書いたことがあると思います。

ところが、いざ「本の企画書」となると、とたんに構えてしまう人が多いのが実状です。

今までみなさんが経験したこと、お持ちになっている知識、そうしたことは、もしかしたら「センス」や「感覚的」なものなのかもしれません。

しかし、それらのことを出版するのであれば、それをしっかりと体系化した上で言語化して、出版企画書に落とし込み、それが評価されなければ、出版を実現する必要があります。

 

問題は、ご自身では当たり前になっている部分が、「センス」や「感覚的」なものである自覚があるかどうかを把握できるかどうかです。

自分では当たり前すぎて、気づかない人がほとんだったりしますので…。

 

そういう場合は、自分が出版したいことが「センス」や「感覚的」なものになっていないか人に説明してみましょう。

もちろん、その内容に精通していない人に説明した方が効果的です。

そして、しっかりと理解をするだけではなく、再現できるのかを確認してみてください。

この「理解する(分かる)」と「再現できる(できる)」は全く違いますので、その説明でできるようになるかを知ることが重要なのです。

 

もし、うまく言語化できないようであれば、マインドマップやカラーバスなど、考え方の技法(道具)はいくつもありますので、それらを使ってやってみてください。

考え方の道具を使ってまとめられれば、出版企画書を書くことは、それほど難しくはないでしょう。

 

それができたら、あとは出版企画書を書くだけですね。

出版企画書の書き方については、コツというか、型がありますので、それに沿って書くだけで、誰でも「通る」企画書ができます。

その参考になると思いますので、『出版企画書の書き方』をダウンロードした際に付属する企画書のひな形があります。

『出版企画書の書き方』を読みながら、企画書のひな形を項目に沿って考えることで、しっかりとした出版企画書が書けると思います。

なので、是非、出版企画書のひな型を、使ってみてください。

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