商業出版を実現するためには、出版社に出版企画を売り込まなくてはなりません。
そして、出版社に出版企画を売り込むためには、出版企画書が必要になります。
企画書というと、出版業界に関わらず、どの業界でも必要になるものですから、みなさんも今までに書いたことがあると思います。
ところが、いざ「本の企画書」となると、とたんに構えてしまう人が多いのが実状です。
今までみなさんが経験したこと、お持ちになっている知識、そうしたことは、もしかしたら「センス」や「感覚的」なものなのかもしれません。
しかし、それらのことを出版するのであれば、それをしっかりと体系化した上で言語化して、出版企画書に落とし込み、それが評価されなければ、出版を実現する必要があります。
問題は、ご自身では当たり前になっている部分が、「センス」や「感覚的」なものである自覚があるかどうかを把握できるかどうかです。
自分では当たり前すぎて、気づかない人がほとんだったりしますので…。
そういう場合は、自分が出版したいことが「センス」や「感覚的」なものになっていないか人に説明してみましょう。
もちろん、その内容に精通していない人に説明した方が効果的です。
そして、しっかりと理解をするだけではなく、再現できるのかを確認してみてください。
この「理解する(分かる)」と「再現できる(できる)」は全く違いますので、その説明でできるようになるかを知ることが重要なのです。
もし、うまく言語化できないようであれば、マインドマップやカラーバスなど、考え方の技法(道具)はいくつもありますので、それらを使ってやってみてください。
考え方の道具を使ってまとめられれば、出版企画書を書くことは、それほど難しくはないでしょう。
それができたら、あとは出版企画書を書くだけですね。
出版企画書の書き方については、コツというか、型がありますので、それに沿って書くだけで、誰でも「通る」企画書ができます。
その参考になると思いますので、『出版企画書の書き方』をダウンロードした際に付属する企画書のひな形があります。
『出版企画書の書き方』を読みながら、企画書のひな形を項目に沿って考えることで、しっかりとした出版企画書が書けると思います。
なので、是非、出版企画書のひな型を、使ってみてください。