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カテゴリ:書籍の企画書の書き方 - Part 2

2022年7月5日

テーマ:書籍の企画書の書き方

市場分析の結果に対して、どういう本が出せるか

出版企画は、後出しジャンケンです。

すでに出ている本から売れているジャンルや売れている切り口を参考にして、その本よりもいい本を企画すれば、それほど難しくなく出版することができます。

 

実は、差別化やオリジナリティを際立たせるほど、その企画の新規性が高まり、よほど良い企画でない限り、それは出版社にとってリスクでしかありません。

よく、出版物に対して、二番煎じや三番煎じが多いという批判をSNSで見受けられますが、本を売って利ざやを稼ぐ書店員は、その本のテーマの専門家ではない以上、新規性の高いよく分からない企画より、二番煎じや三番煎じと言われても、売れている本に寄せた企画の方が売れそうな気がするとは思いませんか?

 

 

ということで、まずはすでに出ている既刊書を分析してみましょう。

そして、売れているジャンルや売れている切り口を見つけたら、その市場に対して、どういう本を出すことで訴求するのかを考えてみましょう。

攻め方にはいろいろありますので、いくつかバリエーションを紹介します。

 

  • 市場をより絞り込んで、マニア向けやニッチな市場に向けるなど読者ターゲットを工夫して、その市場に訴求する方法
  • 難しい内容を噛み砕いて、物語調や口語体、もしくは身近なものに置き換えるなど解説する方法を工夫して、その市場に訴求する方法
  • 図版を多めにしたり、手順をしっかり紹介したり、フルカラー(もしくは2色刷り)にしたりして誌面の見せ方を工夫して、その市場に訴求する方法
  • 浅く広くや狭く深くなどの扱う内容、独自性や切り口などの内容の展開を工夫して、その市場に訴求する方法

 

他にもあると思いますが、大事なことは「どうすればその市場に訴求できるか」ということをどれだけ本気で考えられるかということです。

そのことを念頭において、いろいろと自分なりに工夫してみましょう。

 

ちなみに、この内容は出版企画書の「企画概要」という項目の内容を考える時に大いに役立つはずです。

このことを考えてから、出版企画を考えた方が圧倒的にいい企画になりますし、その上で書いた出版企画書は採用されやすくなりますよ。

 

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2022年6月14日

テーマ:書籍の企画書の書き方

本の企画書の書き方はセンスよりテクニック

商業出版を実現するためには、出版社に出版企画を売り込まなくてはなりません。

そして、出版社に出版企画を売り込むためには、出版企画書が必要になります。

 

 

企画書というと、出版業界に関わらず、どの業界でも必要になるものですから、みなさんも今までに書いたことがあると思います。

ところが、いざ「本の企画書」となると、とたんに構えてしまう人が多いのが実状です。

今までみなさんが経験したこと、お持ちになっている知識、そうしたことは、もしかしたら「センス」や「感覚的」なものなのかもしれません。

しかし、それらのことを出版するのであれば、それをしっかりと体系化した上で言語化して、出版企画書に落とし込み、それが評価されなければ、出版を実現する必要があります。

 

問題は、ご自身では当たり前になっている部分が、「センス」や「感覚的」なものである自覚があるかどうかを把握できるかどうかです。

自分では当たり前すぎて、気づかない人がほとんだったりしますので…。

 

そういう場合は、自分が出版したいことが「センス」や「感覚的」なものになっていないか人に説明してみましょう。

もちろん、その内容に精通していない人に説明した方が効果的です。

そして、しっかりと理解をするだけではなく、再現できるのかを確認してみてください。

この「理解する(分かる)」と「再現できる(できる)」は全く違いますので、その説明でできるようになるかを知ることが重要なのです。

 

もし、うまく言語化できないようであれば、マインドマップやカラーバスなど、考え方の技法(道具)はいくつもありますので、それらを使ってやってみてください。

考え方の道具を使ってまとめられれば、出版企画書を書くことは、それほど難しくはないでしょう。

 

それができたら、あとは出版企画書を書くだけですね。

出版企画書の書き方については、コツというか、型がありますので、それに沿って書くだけで、誰でも「通る」企画書ができます。

その参考になると思いますので、『出版企画書の書き方』をダウンロードした際に付属する企画書のひな形があります。

『出版企画書の書き方』を読みながら、企画書のひな形を項目に沿って考えることで、しっかりとした出版企画書が書けると思います。

なので、是非、出版企画書のひな型を、使ってみてください。

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2022年4月25日

テーマ:書籍の企画書の書き方

出版社に読んでもらえる書籍の企画書

出版デビューを目指すうえで、出版企画書の存在は不可欠です。

いかにこの出版企画書で自分の企画をアピールできるかが、出版デビューできるかどうかを左右するといっても過言ではありません。

 

しかし、この出版企画書をしっかり書けていないない人が多すぎます。

 

 

私は、かつて某出版社の編集長も兼務していたので、多くの出版企画書に目を通しておりましたが、かなり酷いです。

どう酷いかというと、そもそも読む気にならないというもの。

読みづらい、見づらいは当たり前で、中には開くことすらできないものまでありました。

それで、本当に出版できると思っているんでしょうか?

 

次の段階として、読んでもいいかなぁと思えるレベルまで達していたとしても、そこに書かれている文章が日本の文字を使った羅列になっており、とても日本語とは言えないようなものや、読めたとしても何を伝えたいのか分からない…。

最後まで読めたものでも、押しつけがましい企画や全く売れる気がしない企画など、いや~、本当に酷いです。

 

もし、出版デビューを目指すのであれば、しっかり企画書を書くようにしてみてください。

もし、書き方が分からないということであれば、弊社のマニュアルをダウンロードして、熟読してから、企画書を書いてみてください。

実際に弊社のマニュアルを読んだ人と、そうでない人では、企画書の出来に大きな差がありますから。

 

ちなみに、弊社のマニュアルを読んで作成した企画書を持って出版社に売り込んだら、一発で通ったという報告も多数聞いております。

それぐらい再現性のある実践的なマニュアルとなっておりますので、興味がありましたら、是非、ダウンロードしてみてくださいね。

ダウンロードする際に名前とメールアドレスを登録しておくと、企画書完成後に無料面談サービスや出版社への売り込みもお引き受けいたします。

名前を適当に入力される人もいらっしゃいますが、マニュアルは入手できてもそれ以降のサービスは受けられなくなりますので、注意してください。

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