出版コンサルタントが、あなたを最短距離で著者に導きます!

カテゴリ:書籍の企画書の書き方 - Part 5

2021年5月10日

テーマ:書籍の企画書の書き方

出版社における出版企画書の読まれ方

出版をしたい場合、出版企画書を書いて、それを持って出版社や編集プロダクションに売り込みをします。

ただ、その場合に持って行く出版企画書のとらえ方が、書いた人間と読む人間とで違うように思います。

 

企画書を書く場合、ほとんどの方が、「こんな本を出したいなぁ~」と漠然とイメージしながら書くことでしょう。

それは、あくまでも著者としての希望です。

 

しかし、その出版企画書を読む編集者は、「この著者は、このような本じゃなきゃ嫌なんだなぁ~」と思いながら読みます。

つまり、著者の条件だと思うのです。

 

このとらえ方の違いがどういうことになるかというと、企画書を書いた人間はあくまでも希望なので、譲歩するつもりでいたとしても、企画書を読む人間はそれを条件だと思って読むので、その企画書の内容だけで進行可否を判断することになります。

 

 

例えば、企画書に「ハードカバーの本」と書いてあったとします。

ハードカバーの本って、憧れますよね。

企画書を書いた人間は、あくまでも「ハードカバーの本」が希望であり、そうでなくても構わないと思っていることと思います。

しかし、編集者は「ハードカバーじゃなきゃ嫌なんだぁ~」と思い、「ハードカバーじゃなきゃ本になるかもしれないけど、ハードカバーじゃ原価も上がるし、今回は無理だな」と判断するということです。

結果、そのすれ違いで、企画は不採用となり、出版するチャンスを逃すことになります。

 

これはカバーの話しに限らず、本の内容、読者ターゲット、色(オールカラー)、ページ数、判型などにも同じことが言えるのですが、こんなことで人知れず、自分の出版の機会損失が起こっているとしたら、とってももったいないことだと思いませんか?

 

では、どうすれば良いかと言うと、自分が条件に思っていること以外は書かないというのが賢明です。

もし、書いたとしても、「希望」と書き加えておきましょう。

いずれにしても、これが条件ではないコトが分かるようにし、譲歩する余地があるコトが伝わるようにした方が良いということです。

 

 

この記事を共有する
このエントリーをはてなブックマークに追加
「この記事は役立った!」という場合には
応援クリックしていただけると嬉しいです!
応援クリックは右のボタン ブログランキング

2021年5月2日

テーマ:書籍の企画書の書き方

本を書くとしたら、企画は読者の顔を思い浮かべて考えよう

本を書きたいと思ったら、まず、何の本を書こうかと考えると思います。

その時、最初に「書きたいこと」を考えてしまいがちですが、それは大きな落とし穴です。

 

書籍は出版社の商品です。

出版社は企業である以上、営利団体なので、売れる商品しか作りたくありません。

当然ですね。

 

もし、自分の「書きたいこと」が売れる内容であれば、問題ありませんが、ほとんどの場合がそうではありません。

 

では、どう考えれば良いかというと、答えは簡単です。

自分が書けることで「売れそうなこと」を考えれば、良いのです。

 

読者は、お金を出して本を買います。

お金を出す以上、その金額に見合った情報が盛り込まれていなければ、本は売れません。
そのことを念頭に企画を考えてみましょう。

 

 

そして、本を出す以上、そのことは読まなくては、理解できないことであった方が良いでしょう。

そうすることで、本にする意義が出てきます。

一言で済むような内容をわざわざ一冊になるようにまわりくどく説明するような本や目次を見ただけで言いたいことが分かってしまうような本は、売れませんし、紙の無駄です。
また、立ち読みで理解できる内容では、手に取ってはもらえても、立ち読みで済まして買ってはもらえません。

 

企画を考える場合には、必ず、読者の視点で考えるようにしてください。

売れそうなことで、本の定価以上のお得感のある内容で、本にしなければ伝わらないことであれば、企画は通ります(通らない場合は、企画を提案する手法の問題だと思います)。

そして、その本は、きっと売れるでしょう。

 

もし、それでは書く意味がないとか、書きたいことで本にしたいと思うのであれば、自費出版をオススメします。

お金を払えば、たいていの内容は本にすることができます。

 

この記事を共有する
このエントリーをはてなブックマークに追加
「この記事は役立った!」という場合には
応援クリックしていただけると嬉しいです!
応援クリックは右のボタン ブログランキング

2012年10月11日

テーマ:書籍の企画書の書き方

【残席2名!】出版企画書で一番重要な項目は“プロフィール”です

出版が決まる場合、いろいろなバリエーションがありますが、大きく分けると“人で決まる場合”と“企画で決まる場合”があります。

“人で決まる場合”は、その人が凄い人であれば、出版は決まるわけです。

凄いというのは、経歴や実績、肩書き、会員数、ビジネスモデル…などを意味します。

つまり、その人が書く本を、編集者として作ってみたいと思えるかどうかです。

そこには、“面白そうとか”“ためになりそうとか”だけではなく、“売れそう”という感情もひっくるめて、“作ってみたい”という感情が芽生えます。

では、そういう感情を芽生えさせるもの…、それが“プロフィール”なんですね。

経歴や実績、肩書き、会員数、ビジネスモデル…など、その人をいかに凄い人かを紹介するのがプロフィールなわけですからね。

極論を言えば、魅力的なプロフィールというだけで出版が決まることもあるということです。

実際、弊社でもそういう事例もありますし、多くの出版プロデューサーもプロフィール作りには力を入れていますよね。

「プロフィールだけで1枚書きましょう」と指導されている方もいれば、出版の前段階でプロフィールだけの講座をやらている方もいるぐらいです。

でも、ポイントは量ではなく、質です。

いかに自分の魅力、ウリをスマートにアピールできるかなんですね。

そして、“企画で決まる場合”は企画が面白ければ出版は決まります。

ただ、いかに企画が面白いからといって、企画だけで決まることは少なく、必ず、著者の確認をとります。

だって、ヘンな人に出版させてしまったら、出版社の発行責任を問われますからね。

そうなると、著者の確認を何でするのかといえば、ブログやホームページ、各種ソーシャルメディアでの確認がメインです。

“どんなことをしているのか”“なんでこの企画を書く必要があるのか”“どんなことを書き込んでいるのか”“一緒に本を作れそうか”などをチェックしています。

ここでチェックされるのは、人間性です。

締め切りを守りそうかどうか、ヘンな思想、趣向を持っていないか、人の著作物からコピーしたりしそうもないか…こういう数値化できない部分をブログやホームページ、各種ソーシャルメディアに書かれていることの行間から読み取るわけです。

逆に言えば、信頼してもらえればいいわけです。

自分のことを知ってもらい、共感してもらい、信頼されるようにするということです。

ようは、出版を目指すのであれば、“人で決まる場合”であろうと、“企画で決まる場合”であろうと、プロフィールが重要だということになります。

しかも、自分の魅力、ウリをスマートにアピールしながら、自分のことを知ってもらい、共感してもらい、信頼されるようなプロフィールということです。

そんなプロフィール、自分だけで作れますか?

なかなか難しいですよね。

っていうか、無理じゃないですかね。

ということで、それをプロが見ている前で、みんなで一緒に作るなら可能かもしれないと思い、「売れる」プロフィール作成の山口拓朗さん仕事の取れる名刺の専門家の福田剛大さん 、そして、ビジネスに役立つ出版の私、山田稔の三人で、徹底的に話し合いました。

参加いただいた全員に“いいプロフィール”をその場で完成してもらうには、何を伝え、どんなワークをすれば画一的にならずに、それでいて効率的なのかを考え抜きました。

そして、実際にプレセミナーを繰り返し、つまづくポイントや手が止まってしまうポイントを解消し、ようやく実践的なプロフィール作成セミナーを開催することができるようになりました。

ポイントは、ただの“プロフィールセミナー”ではなく、“プロフィール作成セミナー”ということです。

今までに、東京、名古屋、大阪、福岡、広島、東京、新潟、札幌、仙台で開催してきましたが、どこも大好評をいただいております。

そして、このプロフィールセミナーは、今回が最後です。

結果的にワークの時間も含めて、5時間という内容になってしまいました。

それでも、質問に答えていけば導き出せるようにしたり、あまり考え込まなくてもいいなワークを考えた結果です。

でも、参加された皆さんが、「あっという間でした!」「もっと時間が欲しい!」と言っていただけるぐらい、時間を感じさせずに楽しい環境の中でプロフィール作りができたんだと自負しております。

そんな、その場で完成まで作り込む魅力的なプロフィール作成セミナーに参加しませんか?

■東京開催

・日時:7月27日(土)13:00~18:00(開場12:30)

・会場:五反田 テクノブレーン・セミナー室

     東京都品川区東五反田1-13-12 COI五反田ビル5F

・定員:18名

・受講料:1万5000円(税込み) ※早割1万円(10月15日まで)

※当日は、筆記用具をお持ちください。プロフィールをPCで書きたい方はPCを持ってきていただいても結構です。ただし、ワークは全て紙ベースで行います。

※今回の参加された皆さんが作成したプロフィールは、プロのライターである山口拓朗さんによるメール添削(受講後1ヵ月以内)をさせていただきます。

申し込みはこちら(Facebook)

申し込みはこちら

この記事を共有する
このエントリーをはてなブックマークに追加
「この記事は役立った!」という場合には
応援クリックしていただけると嬉しいです!
応援クリックは右のボタン ブログランキング