出版社に企画書を送ると、出版社の編集者が目を通します。
その時に、どういう順番で、どういうコトを思いながら読むのかを紹介します。
まずは『書名』。
ここで「ん?」と引っかからなかったら、その先を読んでもらえる可能性はかなり低くなります。
次に、その書面で引っかかった編集者は「どんな内容なの?詳しく知りたい」と思って、『企画概要』を読みます。
ここで「なるほど!」とか「面白い!」と思ってもらえなければ、その先を読んでもらえる可能性はさらに低くなります。
そして、「なるほど!」とか「面白い!」と思った内容を本当に書ける著者なのか、書く資格のある著者なのかをチェックするために『著者プロフィール』を読みます。
ここをクリアした時点ではじめて、この企画を出版するつもりでその先を読んでもらうことになります。
その後、『構成案』や『著者の販売協力』などをチェックして、連絡するかどうかを考えます。
暴論かもしれませんが、出版企画書に絶対必要な項目は、上記の項目だけで、それ以外の項目は上記の項目を補完するための項目だと言っても過言ではありません。
ただ、出版社によっては、編集会議に提出する企画書の項目が決まっているところもあり、そのフォーマットに落とし込む時点で編集者が考えて書かなくてはいけない項目があると、その時点で編集会議に提出する気が失せる場合もあるので、無くてもイイというわけではありません。
企画書の項目については、弊社で配布している企画書の書き方 をご覧ください。