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カテゴリ:出版社への売り込み - Part 4

2022年3月28日

テーマ:出版社への売り込み

本の企画の売り込みは編集担当者と会おう

出版企画書が完成したら、今度は出版社や編集プロダクションに売り込むことになります。

その売り込み方はまちまちで、多種多様なアプローチがあると思いますが、絶対に担当者とは直接会うようにしてください。

 

 

これにはちゃんと理由があります。

 

直接会わずに企画を売り込む場合、あなたの企画を伝える術は出版企画書のみ。

つまり、その出版企画書がすべてということになり、その出版企画書のみで判断されることになります。

 

もしかしたら、ほんの少し切り口を変えるだけで、ターゲットを変更するだけで企画が通る場合もあります。

しかし、これって会わないと、その切り口やターゲットでの執筆が可能かどうかの判断ができないため、そのまま企画はボツになってしまうことがほとんど。

 

担当者と話しをすることで、著者の反応を見ながら対応可能な範囲で、その企画がより売れそうな企画にどんどんブラッシュアップされていきます。

そして、話しをしているうちに、あなたの実績や経験から、もっと面白い企画に切り替わることも…。

こういうコトって、会って話しをしないとなかなかそうはならないものです。

 

現に、私も担当者にお会いしたからこそ通せた出版企画というのはたくさんあります。

なかには、ノープランでただ本を書きたいという人とでも、話しをしていくうちに企画としてまとまり、出版されたケースもあります。

そして、逆に会わなかったから、通らなかった企画も多いです。

 

企画以外にも、担当者と会っておいた方がいいメリットがあります。

そのひとつが人柄です。

企画が通れば、その人と仕事を一緒にすることになりますから、仕事をする以上は、互いの信頼関係は不可欠。

 

しかし、会わないと、人となりが分かりませんので、メールや企画書の文面だけでその人の人柄を判断するしかありません。

この方は、「ちゃんと文章を書ける人なのだろうか?」「締め切りは守ってくれるだろうか?」「素直に対応してもらえるだろうか?」と何かと不安は募ります。

そんな中、そっけない文章やお堅い文章だと不愛想とか偉そうとかと捉えられることも…。

その結果、不信感を抱かれてしまい、せっかく企画が通っていたのにも関わらず、信頼できるか分からないということで、ボツになったことありました。

 

会って話しさえしていれば、ほんの少しの時間でも、その不安を払拭できますし、そこにさらなる信頼関係が芽生えれば、より強固な協力を得られることもあります(逆により不安になることもありますが…)。

実際、会って信頼関係が構築できたことで、企画はダメダメでしたが、ゼロから新しい企画を考えていただいたこともありましたから。

 

もしかしたら、わざわざ会いに行くのは面倒に感じるかもしれません。
それでも会いに行く価値は、十二分にありますので、是非、担当者には会うようにしましょう。

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2022年2月13日

テーマ:出版社への売り込み

本を出版するためには、めげないことが大事

以前、私がプロデュースしたときの話しです。

その著者さんは、私と知り合うずっと前に出版を目指していたそうです。

そして、友人のつてなどを辿り、出版社に企画を売り込みました。

 

しかし、結果的には、出版の「夢」は叶えることができませんでした。

 

その時に出版社の編集者に言われたのは、「今さら、マーケティングの本は売れない」というひと言でした。

その著者さんは、そのときのその一言がトラウマになり、その後、他の出版社に売り込むことはしなかったとのこと。

 

その時に売り込んだたった一社のたった一人に言われたひと言を、出版業界全体の見解だとだと勝手に思い込んでしまい、その内容での出版を諦めてしまったそうです。

 

 

そんなある時、ふとした縁で、知り合いにご紹介していただき、その著者さんとお会いすることになり、その時の話しを伺いました。

私は、その企画書がどんな企画書だったのか気になり、その時に出版社に見せたという企画書を見せてもらいました。

しかし、企画書を見る限り、とくに問題がありません。

そこで、そのままその出版企画書を預かり、私が他の出版社に売り込みをかけたのです。

 

すると、何と、一社目で出版が決まってしまいました!

 

でも、実は、こんなコトはよくある話しです。

出版企画書に対する評価なんて、出版社ごとに違いますし、編集者ごとにも違います。

もっと言えば、その時の状況や気分などによっても違います。

 

なので、重要なのは、しっかりとした企画書を作ることです。

 

例え、その出版企画書の出来が悪くて断られたのであれば、どこの出版社に持って行ってもその出版企画書が採用されるのは無理だと思いますが、出版企画書さえしっかり作られているのであれば、それはあくまでもその出版社ではニーズが無かったということでしかありません。

他に、その出版企画書のニーズがある出版社に何社でも売り込めばいいんです。

だって、出版社は2000社近くある訳ですから…。

 

こういう出版企画書の出来に対する判断や、どこの出版社がどういうニーズがあるのかという情報は、一般の人にはなかなか分からないと思います。

そんな場合は、弊社のような編集プロダクションに依頼するというのも選択肢に加えておくとよいでしょう。

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2021年11月15日

テーマ:出版社への売り込み

通りやすい出版企画と出版社に売り込むタイミング

出版社には、実は通りやすい企画というのがあります。

それは、改訂、バージョンアップ、ニューモデルなどと謳える企画です。

 

 

勘違いしてはいけないのですが、新規や新商品ではありません。

 

これは、我々のような編集プロダクションやライターさんが、常に意識していることでもあります。

ポイントは、すでに売れている書籍のネタの改訂、バージョンアップ、ニューモデルということです。

 

たとえば、すでにExcelの入門書が既刊書として出版されておりますが、これはExcelが人気のソフトなので、常に一定数のユーザーが存在し、必ず一定数の書籍が売れるから出版され続けている訳です。

当然、Excelがバージョンアップをしたら、その新バージョンに対応した書籍が必要になるため、その企画は通りやすくなります。

Excelの本というのは、そうやって今まで出され続けてきましたし、人気が続く限り、今後も出され続けれことでしょう。

 

iPhoneの本も定期的に発売されていますが、あれもニューモデルが発売されたタイミングで刊行されていることに気づいているでしょうか。

法律関係の書籍も同様です。

新たに法律が改定されたり、制定されると、運用開始されるまでに本が出版されますね。

 

つまり、国会審議や商品発表は、通りやすい企画を考える上では重要なリソースなのです。

そして、そういう企画を売り込むタイミングは、施行日、発売日のだいたい三カ月以上前が理想です。

三カ月以上前というのは、企画が通ってから発刊までに、どんなに頑張っても最速で三ヶ月くらいはかかってしまうから。

iPhoneの本の場合、各社が狙っておりますし、早く出した方が売れるので、二週間で作ったこともあります。

 

そして、企画を通すためには、出版企画書に「『○○対応』で一番最初に発刊できると思います」と書くことで、さらに企画が通る可能性がより高まります。

そういう意味では、パソコンのOSのバージョンアップ何かはパソコン書全体が総入れ替えになりますので、瞬発的にバブルの様になりますね。

 

そのためにも、自分が書きたいテーマの場合、そういうコトってないだろうかと考えてみて、定点観測しておきましょう。

そうすることで、意外に簡単に、そして、出版社に感謝される形で出版することができます。

 

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