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カテゴリ:出版社への売り込み - Part 2

2021年11月15日

テーマ:出版社への売り込み

通りやすい出版企画と出版社に売り込むタイミング

出版社には、実は通りやすい企画というのがあります。

それは、改訂、バージョンアップ、ニューモデルなどと謳える企画です。

 

 

勘違いしてはいけないのですが、新規や新商品ではありません。

 

これは、我々のような編集プロダクションやライターさんが、常に意識していることでもあります。

ポイントは、すでに売れている書籍のネタの改訂、バージョンアップ、ニューモデルということです。

 

たとえば、すでにExcelの入門書が既刊書として出版されておりますが、これはExcelが人気のソフトなので、常に一定数のユーザーが存在し、必ず一定数の書籍が売れるから出版され続けている訳です。

当然、Excelがバージョンアップをしたら、その新バージョンに対応した書籍が必要になるため、その企画は通りやすくなります。

Excelの本というのは、そうやって今まで出され続けてきましたし、人気が続く限り、今後も出され続けれことでしょう。

 

iPhoneの本も定期的に発売されていますが、あれもニューモデルが発売されたタイミングで刊行されていることに気づいているでしょうか。

法律関係の書籍も同様です。

新たに法律が改定されたり、制定されると、運用開始されるまでに本が出版されますね。

 

つまり、国会審議や商品発表は、通りやすい企画を考える上では重要なリソースなのです。

そして、そういう企画を売り込むタイミングは、施行日、発売日のだいたい三カ月以上前が理想です。

三カ月以上前というのは、企画が通ってから発刊までに、どんなに頑張っても最速で三ヶ月くらいはかかってしまうから。

iPhoneの本の場合、各社が狙っておりますし、早く出した方が売れるので、二週間で作ったこともあります。

 

そして、企画を通すためには、出版企画書に「『○○対応』で一番最初に発刊できると思います」と書くことで、さらに企画が通る可能性がより高まります。

そういう意味では、パソコンのOSのバージョンアップ何かはパソコン書全体が総入れ替えになりますので、瞬発的にバブルの様になりますね。

 

そのためにも、自分が書きたいテーマの場合、そういうコトってないだろうかと考えてみて、定点観測しておきましょう。

そうすることで、意外に簡単に、そして、出版社に感謝される形で出版することができます。

 

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2021年7月5日

テーマ:出版社への売り込み

著者の販売力をあてにしない出版社を選ぼう

情報商材やe-Book、テキストなど、呼び方はいろいろありますが、自分の持っているコンテンツをPDFなどにして販売している人がいらっしゃいます。

最近だと、そういうネットビジネスをされている人の出版に関わることが多いです。

 

自分の持っているコンテンツを形にして、すでに販売されている訳ですから、当然、書籍の著者になることは、それほど難しいわけではありません。

 

そのコンテンツの販売実績があれば、書籍にしても売れる企画になることがあります。

しかも、そういうネット起業家の皆さんは、収入はありますので、ほとんどの人がブランディング目的です。

なので、印税などの条件にも寛容だったりして、出版社にも喜ばれることが多いです。

また、ネット起業家の皆さんが書籍を出版されると、自らアマゾンキャンペーンなどをして一生懸命売ってくれます。

しかも、メルマガなどでリストをお持ちなので、当然、本は売れます。

 

つまり、ネット起業家の皆さんは、本来、出版社にとってとてもありがたい著者候補なのです。

 

 

しかし、そんなネット起業家の皆さんへの風当たりが、実は出版業界は厳しいです。

 

理由としては、名前で検索すると関連キーワードに「詐欺」と出てきたり、SNSでの投稿がチャラけていたり、そのコンテンツを販売しているLPが煽りまくっていたり…。

簡単に言えば、「詐欺集団」呼ばわりをして、敬遠してきたということです。

 

しかし、長い出版不況のせいもあり、この状況が少し変わってきました。

 

先日、私が売り込みをした時に言われた言葉です。

「こういうネット起業家って、出版させると自分で売ってくれるんだよねぇ~。この人は、どれぐらいのリストを持っていて、どれぐらいの販売部数が見込めるかを聞いてもらっていい? そこそこの数字が見込めるんなら、やってもいいよ。」

 

出版をプロデュースする立場としては、正直、悔しい気持ち一杯になりました。

自分たちが売れる本を作れなかったからこそ招いてきた出版不況を棚に上げて、企画の内容を吟味せず、最初から著者の販売力をあてにする姿勢…。

私は、同じ業界の人間として、この全てが残念でなりません。

 

出版は、企画が全てだと思います。

「売れない」と思うのであれば、売れる企画にすることが編集者の仕事の一つのはずです。

しかも、販売を著者に依存してしまっては、出版社の役割は何なのでしょうか?

本を作るだけなら印刷所でできますし、販売をしっかりやらないのであれば、自負出版や共同出版と同じです。

これにはかなりガッカリでした。

 

私は、これからもネット起業家の皆さんのプロデュースを続けていくと思いますが、できることなら、その知名度や販売力ではなく、しっかり企画を見て、評価されて出版させていきたいと思います。

 

 

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2021年6月9日

テーマ:出版社への売り込み

書籍の企画と編集者の意外な相性

出版企画書を出版社に売り込むときは、出版企画の内容を客観的に見て、その内容と相性の良い出版社に売り込まなくてはなりません。

相性とというのは、ブランドイメージや出版社のカラーとの相性だと思ってください。

 

 

例えば、同じ投資本を出すとしても、投資の基本的な企画しか出さない出版社もあれば、ハイリスクハイリターンのちょっときな臭い企画しか出さない出版社もあります。

もし、あなたの企画が投資の基本的な企画だったとしたら、当然、ハイリスクハイリターンのちょっときな臭い企画しか出さない出版社に持ち込んでも、採用されるはずがありません。

そして、実は、出版企画の内容と出版社の担当編集者の相性もあるんです。

編集会議で企画を提案し、企画を通してくれるのは、何を隠そう出版社の担当編集者です。

ということは、その企画がいかにその担当編集者さんのモチベーションを上げられるかというのは、編集会議でどれぐらい本気で企画を通すためにプレゼンしてくれるかにかかっているということになります。

通常ですと、「売れそう」とか、「面白い」といった感情が、そのモチベーションの原動力になりますが、実はそれ以外にもモチベーションが上がる場合があるのです。

それが担当編集者の趣味・趣向と合致した場合。

この場合、もの凄いモチベーションになるみたいです。

それは、「売れそう」とか、「面白い」といった感情ではなく、「この企画をやりたい!」という感情を持ったときです。

それは、今まででは考えられなかった出版社から、今まででは考えられないような企画が通過してしまったぐらいのパワーです。

これ、本当に尋常ではないことなのです。

 

ということは、「売れそう」とか、「面白い」とかの感情を抱かせることも大切なことですが、それよりも「この企画をやりたい!」と思わせることが重要だということです。

そして、その「この企画をやりたい!」と思わせるためにも、編集者の価値観であったり、好みであったりを知っておくことが、何よりも重要ということです。

可能な限り、編集者とはコミュニケーションを取りましょう。

ただし、嫌われない程度の距離感も大事ですからね。

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