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カテゴリ:出版社への売り込み - Part 2

2024年9月2日

テーマ:出版社への売り込み

出版社に企画を提案するベストなタイミングとは?

商業出版を目指すのであれば、出版社に企画を売り込む最適なタイミングを狙っていきましょう。

実は、出版への道が少しだけ開けやすくなる時期があります。

それは4月と10月。

この時期は、出版社が次の半年間に発刊する本の計画を立てるタイミングで、企画が通りやすくなります。

 

 

4月と10月は、多くの出版社で半期決算が終わり、新たなラインナップを決めるための大きな編集会議が行われる時期です。

この会議では、発刊する本の数や担当者が決定され、各編集者は新しい企画を探しています。

そのため、この時期に売り込みを行うと、あなたの企画が採用されやすくなるのです。

 

とくにこの時期に求められるのが「定番企画」です。

例えば、「事業計画の作り方」や「会社設立の方法」といった、旬や流行に左右されず、常に一定のニーズがあるテーマが好まれます。

こうした定番企画は、時代を問わず読者に求められ続けるため、出版社にとってもタイミング的なリスクも少なく、ゆとりを持って満足できるまで作り込む形で出版することが可能です。

 

また、定番企画は内容が時流に依存しないため、長期間にわたって安定した売り上げが期待できます。

さらに、こういったテーマは書店でも扱いやすく、常に一定の棚を確保しやすいというメリットもあります。

 

つまり、編集者も作りやすく、売れやすいので、結果的に出版までのハードルが低くなるのです。

 

なので、この時期の売り込みでは、単発の企画よりも、シリーズの後続本としての企画やシリーズ化できる可能性を示す企画の方が喜ばれます。

定番テーマは、深掘りすればするほど新しい切り口が生まれやすいため、後発であってもアイデア次第でいろいろな企画にすることも可能。

編集者に対しても続編や関連本として展開できるという優位性を含めて提案することで、企画が採用される確率をさらに高めることが可能です。

 

ただし、この時期に採用された企画は、時代を問わず読者に求められ続けるということもあり、スケジュールが長めになることがほとんど。

もしかすると、先の長い本づくりの作業にモヤモヤすることもあるかもしれませんが、気を抜かずに頑張っていきましょう。

 

商業出版を実現するためには、本を出すタイミングよりも企画を売り込むタイミングの方が重要です。

出版社が新しい企画を求めている絶好の機会を狙って、用意周到に準備を進め、タイミングがきたら積極的に売り込んでみましょう。

あなたの本が世に出るチャンスを、ぜひ掴んでください。

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2024年2月28日

テーマ:出版社への売り込み

新人著者でも出版しやすいジャンル

商業出版の実現は、多くの人たちにとっての夢であり、目標だったりします。

しかし、すべての企画が書籍化されるわけではなく、出版社や書店の傾向、市場の流行によって、受け入れられるジャンルは変わってきます。

とくに、商業出版に初めて挑戦する新人著者にとって、どのジャンルのどんな企画が出版しやすいのかを知ることは、商業出版実現の近道となり得ます。

 

 

新人著者が出版社に売り込んで、採用されやすい企画のジャンルは、実用性が高く、市場でかなりの需要が見込めるものです。

具体的には、以下のようなジャンルが挙げられます。

 

  1. 儲かる企画:投資、資産運用、節税など、読者が直接的な利益を得られる情報を提供する書籍は、常に高い需要があります。
  2. 起業企画:起業に関するノウハウや成功事例を紹介する書籍。特に、独自の視点や新しいビジネスモデルを提案する内容は注目されやすいです。
  3. 実用系ビジネス書企画:マーケティング、人材管理、効率化など、ビジネスパーソンが実務で役立つ情報を提供する書籍。
  4. パソコン書企画:IT技術やプログラミング、ソフトウェアの使い方など、技術的な知識をわかりやすく解説する書籍。

 

一方で、出版社で企画が通りにくいジャンルも存在します。

これらは、市場にすでに多くの競合が存在するか、特定の読者層にしか訴求できない、もしくはそれなりの知名度が必要などの場合、出版社が企画を採用するのに躊躇することがあります。

  1. 読物系ビジネス書企画:自己啓発書や人生論を扱った書籍。個人の経験や哲学を基にした内容は、差別化が難しい場合が多いです。
  2. コンプレックス企画:美容やダイエットなど、個人の悩みを解決するための書籍。市場は大きいものの、競合も多く、独自性を出すことが求められます。
  3. 文芸企画:詩や小説、コラム、エッセイ、自伝などのジャンルは、特に新人作家にとっては出版が難しいとされています。これらのジャンルは、それなりの知名度が必要だったり、個人の創造性や表現力が試されるため、高いオリジナリティや文学的価値が求められます。

 

出版を目指す際には、これらの傾向を踏まえつつ、自分の強みや独自性を活かした企画を考えることが重要です。

また、一度断られたからといって諦めず、フィードバックを参考にしながら改善を重ねることも、商業出版実現のためには必要です。

出版社によって受け入れられるジャンルや企画には違いがあるため、幅広くリサーチを行い、自分の作品がマッチする出版社を見つける努力も欠かせません。

 

とはいえ、商業出版を実現させればいいというものではなく、あなたのメッセージや知識、経験をより多くの人に伝えるためのツールです。

自分の企画に対する情熱と信念を持ち続け、読者にしっかりと価値を提供できる書籍を目指しましょう。

 

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2024年2月26日

テーマ:出版社への売り込み

出版のチャンスを自ら潰さないでください

出版を実現するためには、単に原稿を書けばいいというものではありません。

出版を実現するということは、その前に出版社の編集者に出版企画書を渡し、出版社に出版を快諾いただく必要があります。

そのためには、編集者と出会い、交流し、自分の企画の趣旨を理解してもらい、企画に対しての関心を引き出さなければなりません。

 

では、どのようにして、そのような関係を構築することができるのでしょうか?

 

 

まず、編集者との接触機会を作ることが重要です。

著者主催の出版記念パーティーや出版記念セミナーなど、編集者と出会いやすい場に参加するのが最速の方法といえます。

しかし、そのような場での接触は時間が限られます。

短い時間の中で編集者に強い印象を残すためには、単なる会話以上のものが必要です。

ここで重要になるのが名刺交換となります。

 

口べたな人が多い編集者ですので、無機質な標準的な名刺交換では話しも盛り上がりませんし、印象に残すこともできません。

せっかく100%受け取ってもらえるツールなのですから、あなたの強みや実績を具体的に示すデザインを考え、会話のきっかけとして活用しましょう。

これにより、編集者の関心を引き、より深い議論へとつなげることで印象に残すことができます。

とはいえ、名刺のデザインは、あまりにも風変わりなデザインだと逆効果になることがありますので、ビジネスの場であることを忘れず、ビジネスライクなアプローチを反映させた名刺を作成することが肝心です。

名刺は、あなたのスキルと成果を強調し、同時にあなたの人柄や信頼性を伝える手段となります。

 

ただし、名刺交換した名刺に書かれたメールアドレスに、相手の了解を得ずに勝手にメールマガジンへ登録するなどの行為は絶対に避けてください。

このような行為は、相手に不快感を与え、出版を実現させるという意味では逆効果です。

出版を実現させるためには、編集者に対する敬意と信頼を築くことが不可欠なだけに、安直な方法でグイグイアプローチするのではなく、丁寧に、そして、慎重に対応するようにしてください。

 

出版の実現は簡単ではありませんが、正しいアプローチとマナーを持って臨むことで、可能性は大いに高まります。

自分の作品やアイデアを編集者や出版社に紹介する際には、相手の時間とプライバシーを尊重し、相手が興味を持つような対応を心がけましょう。

そして、出版の機会に出会ったら、その機会を大切にし、着実に進めていくことが重要です。

自分の行動一つ一つが、出版への夢を現実に変える力を持っていることを忘れないでください。

 

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