出版コンサルタントが、あなたを最短距離で著者に導きます!

カテゴリ:著書の効果的な販促

2025年3月17日

テーマ:著書の効果的な販促

アマゾンキャンペーンのやり方と出版後の本の販促方法

本を出版した際、多くの著者がアマゾンキャンペーンを実施します。

アマゾンキャンペーンは、出版直後に売上を伸ばし、ランキング上位に入ることで露出し、その後の販促を有利に進めるための重要な戦略です。

 

 

しかし、キャンペーンを成功させる人と失敗する人には決定的な違いがあります。

その違いは「思い切りの良さ」です。

 

アマゾンキャンペーンを成功させるには、初動の販売数を確保することが不可欠です。

そのため、多くの著者は自己買いを行います。

自己買いに対して抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、戦略的に活用することで無駄にはなりません。

例えば、自己購入した本を献本や雑誌に読者プレゼント提供、セミナーの教材として配布などすることで、さらなる販促活動につなげることができます。

もし自己買いに否定的で、初動の売上を積極的に確保するつもりがないのであれば、そもそもアマゾンキャンペーンを実施してもうまくいく確率が下がることは知っておくとよいでしょう。

 

自己買いを行うには、当然ながら資金が必要です。

そのため、キャンペーンを実施する際は、ある程度の軍資金を確保しておくことが望ましいです。

「自己買いしなくても、そこそこ売れるのではないか」と期待し、様子見をする著者もいますが、そういった消極的な姿勢では成功は望めません。

実際に、キャンペーン開始時に「本当に売れるか様子を見よう」と考えた人の多くは、販売が伸び悩み、結果として失敗しています。

逆に、キャンペーン開始と同時に積極的に自己買いを行い、販促活動を推進した人は、成功を収めるケースが圧倒的に多いのです。

 

軍資金の確保と聞くと、「経済的な余裕がないと成功しないのでは?」と不安に感じるかもしれません。

しかし、借金をしてまで資金を用意する必要はありません。

少なくとも、初版の印税分を軍資金として確保し、その分を販促活動に回すというのが一般的です。

なぜなら、出版社の多くは初版分を売り切ってようやく損益分岐点、増刷してはじめて利益が生まれるビジネスモデルです。

だとしたら、著者としても初版印税をそのまま手にするのではなく、販促活動に投資することでフェアとなり、結果的により大きなリターンを得る可能性も高まります。

出版社の立場を考えれば、著者がそれぐらい積極的に販売促進に関与することで、今後の関係性を良好に保つことができるかもしれません。

実際に、そうした思い切った施策を行った人は、キャンペーンの成功とともに、書籍の売上を伸ばし、知名度を向上させ、結果として増刷や次の出版につなげています。

 

また、アマゾンキャンペーンを成功させるためには、単に自己買いを行うだけではなく、戦略的に販促活動を展開する必要があります。

例えば、事前にSNSやメルマガを活用し、潜在的な読者に書籍の魅力を伝えたり、インフルエンサーに協力を依頼したりすることで、より多くの人にリーチすることが可能です。

加えて、アマゾンのアルゴリズムを理解し、ランキングを攻略するための工夫をすることが、キャンペーンの成功を左右します。

 

最終的に、アマゾンキャンペーンは「結果がすべて」です。

 

どれだけ準備をしたとしても、実際の販売数が伸びなければ意味がありません。

そのため、後悔しないためにも、できる限りの施策を講じ、全力で取り組むことが大切です。

ただし、「全力でやる」とは、自分なりの基準で努力したつもりになることではなく、客観的に見て「ここまでやってダメなら仕方ない」と思えるレベルまで行動することを指します。

キャンペーンの成功を目指すのであれば、自己満足ではなく、結果を最大化するための思い切った戦略を実行することが不可欠です。

 

本の販促は、単なる一時的な取り組みではなく、著者としての今後のキャリアにも大きく影響します。

慎重な計画と大胆な実行力を持って、最良の結果を目指していきましょう。

この記事を共有する
このエントリーをはてなブックマークに追加
「この記事は役立った!」という場合には
応援クリックしていただけると嬉しいです!
応援クリックは右のボタン ブログランキング

2025年1月20日

テーマ:著書の効果的な販促

献本の効果を最大化するためのプロモーション戦略

本を出版した後、アマゾンキャンペーンやプロモーションの一環として「応援者募集」を行い、多くの方に献本をするケースをよく目にします。

しかし、献本はただ多くの人に本を配れば良いという単純な話ではありません。

その効果を最大化するには、戦略的なアプローチが必要です。

 

 

まず最初にやるべきことは、献本の対象となる方を慎重に選ぶことです。

その相手がどのような媒体を持っているのか、どのような読者層をターゲットにしているのかをしっかりとリサーチしましょう。

また、その方との信頼関係が築けているかどうかも重要なポイントです。

信頼があることで、相手が自分の言葉で本を紹介してくれる可能性が高まります。

一方、信頼が不十分な状態でお願いしても、形式的な紹介にとどまり、本の魅力が十分に伝わらないリスクがあります。

 

無差別に献本を行っても、紹介してもらえることはほとんどありません。

運良くさまざまなブログやメルマガで紹介された場合、一見すると露出が増えて成功しているように思えるかもしれませんが、その紹介される内容によっては逆効果を招くことがあります。

また、気安く献本することで、「私は献本されなかった」「買わなくてもタダでもらえるもの」などと思われてしまうと、その価値が著しく低下します。

結果として、購入を検討していた読者が購入をためらい、売上が伸び悩む原因となりかねません。

 

さらに注意すべき点は、紹介文を同封した場合の紹介文の使われ方です。

こちらとしては、わざわざ紹介文を書いていただくのは申し訳ないとか、手間をかけさせたくないとか考えて同封してしまいがちなのですが、献本した皆さんが全く同じ文章をそのままコピペして投稿してしまうと、逆効果になってしまうので、これも避けるべきです。

いろいろな人の投稿で同じ文面が散見されると、それを見た第三者は、本の価値が安っぽく見えてしまい、著者にとって大きなダメージです。

むしろ、その媒体の特色や読者層に合わせたオリジナルな視点で本を紹介してもらう方が、より大きな効果を期待できます。

 

露出を増やし、できるだけ多くの人に自分の著書を知ってもらいたいという気持ちは理解できます。

しかし、だからこそ著書の価値を損なわないための戦略が必要です。

まずは自分の本のターゲット読者を明確にし、そのジャンルに精通し、影響力がある人を選びましょう。

一つのジャンルにつき2〜3名を抽出し、その方々に丁寧にお願いすることをお勧めします。

この際、同じジャンルの方にお願いする場合は、読者が重複しないよう配慮すると、プロモーションの効果がさらに高まります。

 

本を販売する際には、単に露出を増やすだけでは効果が限定的です。

とくに、書名や装丁だけで読者の興味を引くのは難しいため、プロモーションを通じてしっかりと本の魅力を伝えることが重要です。

これを実現するには、適切な対象に焦点を当てたアプローチを心がけてください。

 

最後に、献本を行う際には自分の著書に誇りを持つことを忘れないでください。

本一冊には、著者としての想い、知識、経験が詰まっています。

その価値を最大限に引き出すためにも、献本の効果を考慮した計画的なプロモーションが不可欠です。

むやみに配布することで本の価値を損なうのではなく、影響力のある方々にしっかりと魅力を伝えてもらうことで、著書の価値を守りながら広く届けていきましょう。

この記事を共有する
このエントリーをはてなブックマークに追加
「この記事は役立った!」という場合には
応援クリックしていただけると嬉しいです!
応援クリックは右のボタン ブログランキング

2024年4月21日

テーマ:著書の効果的な販促

出版マーケティングの方法は三段階で考える

出版するということは、ただ単に本を世に送り出すこと以上の意味を持ちます。

それは、あなたのアイデアや知識、情熱を不特定多数の人々と共有することを意味します。

しかし、書店での生き残り競争は激しく、毎日200冊以上の新刊が書店に送り込まれるので、あなたの著書が書店で売れ続けるためには、いい本を書き上げるだけでは不十分です。

そこで重要になってくるのが出版マーケティング。

出版マーケティングは、あなたの本が書店での生き残り競争で勝ち続け、より多くの読者の手に渡るまでのプロセスをサポートします。

 

 

最初に、あなたの著書が発売されたとき、その存在を知らしめるためには、発売前からのプロモーションが欠かせません。

SNSでの事前告知、販売促進キャンペーンの開催、インフルエンサーとのコラボレーションなど、様々な手法を駆使して、発売日に向けて期待を高めましょう。

この初期の努力が、後に大きな売上げにつながります。

 

しかし、多くの本が直面する「3カ月の壁」を乗り越えるためには、発売後も継続的な努力が必要です。

どんなに売れ行きが良くても、3カ月を過ぎると売上が落ち込むことが多いのです。

この期間を乗り越えるためには、著書の魅力を再度アピールし、新たな読者に向けたプロモーションを行うことが重要です。

その上で、書店での平積み維持、メディアへの露出、読者イベントの開催など、著書が注目され続けるための活動を心がけましょう。

 

そして、本が長期間にわたって売れ続けるためには、一過性のプロモーションに頼るのではなく、持続可能なマーケティング戦略を立てることが大切です。

読者とのコミュニティを構築し、定期的な情報提供や関連イベントの開催を通じて、読者との関係を深めていきましょう。

また、新しい読者層を開拓するために、異業種とのコラボレーションや新しい販売チャネルの開拓も検討してください。

 

出版マーケティングは、単に本を売るための活動ではありません。

それは、著者と読者をつなぐ架け橋であり、本と読者の間に生涯にわたる関係を築くための手段です。

成功への道は一つではありませんが、戦略的に、かつ情熱を持って取り組むことで、あなたの本は多くの読者に届き、長く愛される作品となるでしょう。

出版マーケティングを通じて、あなたのメッセージが世界中の読者に届くように頑張ってください。

 

この記事を共有する
このエントリーをはてなブックマークに追加
「この記事は役立った!」という場合には
応援クリックしていただけると嬉しいです!
応援クリックは右のボタン ブログランキング