以前、私がプロデュースした著者さんで、自分の本を売るということにもの凄いエネルギーをかける人がいらっしゃいました。
その人は、なんと本を売るために、自宅のある京都から大阪まで、自転車に乗って向かい出したのです。
しかも、自転車には本ののぼりを立てて、本のキャラクター(坂本龍馬)の格好ということで着物に袴姿で…。
しかも、道中では書店に寄っては注文を獲得されてました。
これにはさすがにビックリ!
その効果はさておき、ここまで本を売るために頑張ってくれると、出版社も突き動かされますね。
その後も各地を転々と移動され、東京、大阪、福岡、長崎…と、それぞれお150冊以上の注文を獲得されてました。
ちなみに、この冊数は、出版社の営業並みです。
たぶん、この営業力は地方の営業代行として、出版社から仕事をとれるレベルといっても過言ではありません。
できたら、著者や出版社の営業向けにセミナーをやってもらいたいぐらいです。
そして、増刷したら出版社にわざわざお礼まで…。
さらに書店にもお礼回りをして、さらに注文を獲得されてました。
著者にここまでされると、出版社としても負けてられません。
当然、出版社の営業部にも気合が入り、さらなる増刷が決まっていきました。
無名の新人著者が出版社の本気を引き出すという意味では、こういう著者のひたむきな頑張りというのは非常に有効ですね。
では、あなたは、著者になったとき、本を売るために何ができますか?
ここまでのことは無理でも、できるだけのことはするべきです。
その本気度が、各地に伝播して、大きな渦を巻き起こすことができますからね。
この覚悟は見習ってもらいたいものです。