本が発売されると、ほとんどの著者さんが宣伝を兼ねて書店周りをやりたがります。

しかし、書店周りは、場所やタイミング、段取りをしっかり抑えて行えば効果的ですが、やみくもに訪問するのは逆効果です。

書店周りをする場合、必ず、出版社の営業に連絡し、事前に書店のアポイントを取ってから行くようにしてください。
突然の訪問は、嫌がられます。

あと、書店周りをするときは、話しのネタを用意しておきましょう。
書店の方が喜ぶ話しのネタは、その著書が売れる見込みについての話しです。
たとえば、「今度、テレビに出るので、宣伝します」とか、「雑誌の何月号に掲載されます」とか…です。
そうすると、その効果を期待して、それまでは本を返本せずに置いておいてもらえますし、運がよければ、書店の一番良い場所に置いてくれることもあります。
書店で本が売れるということは、その書店に利益が発生するということなので、そういう話しは喜んでもらえます。

書店周りは、著者を置いていない書店で「置いてください」と押し付けがましく書店に本を売り込むのではなく、著書を置いてくれている書店で「置いてくれてありがとう」と言うようにしてください。
感謝の気持ちを伝えることで、返本しづらくなりますので、その方が効果的なのです。