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カテゴリ:書籍を出したい - Part 8

2022年5月16日

テーマ:書籍を出したい

出版のニーズの移り変わり

物事には流れというものがあります。

この流れというのは、過去の繰り返しから、ある種の法則化されていることがほとんどです。

 

 

もちろん、出版業界においても、その法則化されている流れというものがあります。

例えば、何かデバイス系の商品が売れると、出版社はこぞって本を出します。

最初に入門書、そして裏テク本、次にビジネス活用本…。

次に同じようなデバイスが売れたとしても、また出版社はこぞって本を出します。

その時も、やはり、最初に入門書、そして裏テク本、次にビジネス活用本という流れで出版されるのです。

 

これには、実は読者のニーズの移り変わりが反されていると言われております。

何かデバイスが流行ると、「何それ? 何ができるの?」と興味津々なので入門書が売れますが、ヘビーユーザーはさらにそのデバイスを使って「何か面白いことができなか?」「他の人がやっていないようなことはできなか?」と裏テクを知りたくなり、ここまで普及すると手放したくないので、会社に持っていく正当化できる理由というか大義名分が欲しくなり、ビジネスでの活用方法を知りたくなるのです。

 

ちなみに、これは限られたジャンルではなく、たいていのジャンルで同じような流れというものがあります。

例えば、何かSNSが話題になると、出版社はこぞって本を出します。

最初に文化論的な読み物、そして入門書、次に稼ぐ本という具合です。

そして、また次に何か新しいSNSが話題になると、また出版社はこぞって本を出します。

最初に文化論的な読み物、そして入門書、次に稼ぐ本という順です。

 

これにも、当然、理由があります。

最初のその話題のSNSが話題になっている理由を知りたいので文化論的な読み物が売れ、では実際に使ってみようということになり入門書が売れると、今度はそれを使って何か稼ぐことはできないかを考えるという流れになります。

 

パソコン書以外のジャンルでも同様です。

例えば、何か投資商品が流行ると、出版社はこぞって本を出します。

最初に入門書、そして大きく儲ける本、次に手堅く儲ける本…。

次にまた何か投資商品が流行ると、再び、出版社はこぞって本を出します。

最初に入門書、そして大きく儲ける本、次に手堅く儲ける本という順です。

 

これも同じです。

最初は流行っている投資商品のことが知りたいので入門書が売れますが、入門書ではなかなか稼げないので、大きく儲ける本を買い、その投資商品に夢を馳せますが、ハイリスクハイリターンだと疲弊してしまい、手間をかけずに手堅く儲ける本という流れになります。

 

このようにジャンルが同じ場合、テーマが違えども、書籍の展開は類似していることがほとんどどです。

とういうことは、今、流行っているモノ、流行りそうなモノの類似本を見つけ、今がどの状況かを把握し、過去の流れから次は何になるかを予想して、先読みして出版企画を用意してみてはいかがでしょうか?

そうすることで、一足先に企画を提案することができますよ。

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2022年4月20日

テーマ:書籍を出したい

本を商業出版するための企画の考え方

出版デビューしたいと思った時、あなたはどんな内容で出版しようとしていますか?

 

これは、非常に重要なポイントなのですが、残念なことに多くの人が自分が書きたいことで出版しようとされます。

しかし、それではなかなか出版はできません。

 

だって、自分が書きたいことを本にしたいのであれば、勝手に自費出版をすれば済む話ですからね。

だって、自分が書きたいことを本にしたいというのは、あくまでも自己満足なのですから、自分で費用を出して、自分の責任でやればいいと思いませんか?

 

でも、ここに書いているのは商業出版の話しです。

商業出版ということは、商品価値のある内容の本を出版して、その対価としてお金をいただき、商売として成立させるということです。

つまり、お金をいただくに値するコンテンツを本にしなければならないということになります。

 

では、何を書けばいいのかといえば、あなたが周りによく聞かれること、驚かれること、褒められるコトは書くコトを探す上でのヒントになるでしょう。

たとえば、「お宅のお子さんは礼儀正しいですね」と褒められるのであれば、「子どもを礼儀正しく育てる方法」という書籍を出せるかもしれないということです。

 

ただし、こういうことというのは、意外に自分では見つけられにくいようです。

自分で思っているよりも他人の評価は高い場合もありますし、自分が思ってもいないコトが評価されている場合も多いように思います。

現に弊社でもメールで企画書を送ってこられる人よりも、会ってお話しした人の方が出版が決まるのは早いです。

それは、最初にお会いした時に、そういう棚卸をしっかりやって、本を出す目的、書くテーマ、切り口、ターゲットを明確にして、しっかりイメージできる状態にする作業を行っているからに他なりません。

 

 

サラッと書きましたが、コンテンツを決めるだけではなく、そのコンテンツをどうすれば読者が欲しいと感じてもらえるのか? 誰に向けて書けばより売れる本になるか? そして、出版することで自分がどうなりたいのか? を一緒に考える作業は、業界内の人間と一緒でなくては、なかなか難しい作業なのかもしれません。

でも、これが出版社が受け入れやすい企画にする最善の方法なのです。

 

これをやるかどうかが、出版デビューできるかどうかを大きく左右されます。

弊社の出版企画勉強会は、実はこの作業をやっている会なのです。

 

 

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2022年4月4日

テーマ:書籍を出したい

書籍の出版には商業出版、共同出版、自費出版などの方法がある

最近、問い合わせで、「出版は費用がかかるので…」とか、「出版するのにいくらかかるんですか?」というようなことを聞いてくる人がいらっしゃいます。

なので、あえて書きますが、商業出版は無料です。

しかも、逆に出版社から印税を受け取ることができます。

 

実は出版には、商業出版、共同出版、自費出版、オンデマンド出版、電子出版といった様々な形態が存在します。

他にもいろいろとありますが、それらは、これらの派生型なので、ここでは説明を割愛します。

 

 

商業出版、共同出版、自費出版、オンデマンド出版、電子出版について説明いたします。

 

●商業出版

出版社が費用を全額負担して、尚かつ、印税を受け取って、書籍を出版すること。
書店に並び、売れれば重版され、その分の印税も受け取ることができる。
ただし、内容に関しての主導権は発行者である出版社にある。

 

●共同出版

著者と出版社が出版費用を折半する。
一般的には、初版費用を著者が負担する代わりに書店流通および宣伝を出版社が行う。
書店に並び、売れた場合は、実売に合わせた印税をうけとることができる場合もある。
内容に関しては、出版社と著者と協議して決めることになっている場合が多い。

 

●自費出版

著者が自分で費用を全額負担して、書籍を出版すること。
基本的には書店に並ぶことは無いため、自力で販売しなければならない。
著者が制作費を負担しているので、内容に関しては著者が自由に決めることができる。
オプションで書店流通をさせることも可能。

 

●オンデマンド出版

著者が自分で費用を全額負担して、注文されてからその分のみを簡易印刷で出版すること。
データをAmazonにアップするので、Amazonでのみ販売することが可能。
簡易印刷なので、定価がどうしても高くせざるを得ないが、受注生産なのでリスクも少なく、負担する費用は少ない。
簡易印刷なので、本のデキはイマイチ。

 

●電子出版

著者が自分でファイルを作るか、費用を全額負担してファイルを作り、出版すること。
本のような形があるわけではなく、電子出版のファイルをスマホやパソコンなどのデジタルデバイスで読む。
データをネット書店にアップするだけなので、ネット書店で販売することが可能。
誰でも簡単に出版できるので、ブランディングになることはない。

 

ちなみに、弊社で取り扱っているのは商業出版のみです。

なので、出版するために費用を負担する必要もありませんし、印税を受け取ることもできます。

弊社の場合、出版が確定した時点で成功報酬制でギャランティは発生しますが、受け取る印税との相殺になりますので、持ち出しは基本的には切発生いたしません。

ただし、出版社に採用していただく必要がありますので、あなたの書きたい企画で出版できるかどうかは別の話しです。

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