出版デビューしたいと思った時、あなたはどんな内容で出版しようとしていますか?

 

これは、非常に重要なポイントなのですが、残念なことに多くの人が自分が書きたいことで出版しようとされます。

しかし、それではなかなか出版はできません。

 

だって、自分が書きたいことを本にしたいのであれば、勝手に自費出版をすれば済む話ですからね。

だって、自分が書きたいことを本にしたいというのは、あくまでも自己満足なのですから、自分で費用を出して、自分の責任でやればいいと思いませんか?

 

でも、ここに書いているのは商業出版の話しです。

商業出版ということは、商品価値のある内容の本を出版して、その対価としてお金をいただき、商売として成立させるということです。

つまり、お金をいただくに値するコンテンツを本にしなければならないということになります。

 

では、何を書けばいいのかといえば、あなたが周りによく聞かれること、驚かれること、褒められるコトは書くコトを探す上でのヒントになるでしょう。

たとえば、「お宅のお子さんは礼儀正しいですね」と褒められるのであれば、「子どもを礼儀正しく育てる方法」という書籍を出せるかもしれないということです。

 

ただし、こういうことというのは、意外に自分では見つけられにくいようです。

自分で思っているよりも他人の評価は高い場合もありますし、自分が思ってもいないコトが評価されている場合も多いように思います。

現に弊社でもメールで企画書を送ってこられる人よりも、会ってお話しした人の方が出版が決まるのは早いです。

それは、最初にお会いした時に、そういう棚卸をしっかりやって、本を出す目的、書くテーマ、切り口、ターゲットを明確にして、しっかりイメージできる状態にする作業を行っているからに他なりません。

 

 

サラッと書きましたが、コンテンツを決めるだけではなく、そのコンテンツをどうすれば読者が欲しいと感じてもらえるのか? 誰に向けて書けばより売れる本になるか? そして、出版することで自分がどうなりたいのか? を一緒に考える作業は、業界内の人間と一緒でなくては、なかなか難しい作業なのかもしれません。

でも、これが出版社が受け入れやすい企画にする最善の方法なのです。

 

これをやるかどうかが、出版デビューできるかどうかを大きく左右されます。

弊社の出版企画勉強会は、実はこの作業をやっている会なのです。