最近、問い合わせで、「出版は費用がかかるので…」とか、「出版するのにいくらかかるんですか?」というようなことを聞いてくる人がいらっしゃいます。
なので、あえて書きますが、商業出版は無料です。
しかも、逆に出版社から印税を受け取ることができます。
実は出版には、商業出版、共同出版、自費出版、オンデマンド出版、電子出版といった様々な形態が存在します。
他にもいろいろとありますが、それらは、これらの派生型なので、ここでは説明を割愛します。
商業出版、共同出版、自費出版、オンデマンド出版、電子出版について説明いたします。
●商業出版
出版社が費用を全額負担して、尚かつ、印税を受け取って、書籍を出版すること。
書店に並び、売れれば重版され、その分の印税も受け取ることができる。
ただし、内容に関しての主導権は発行者である出版社にある。
●共同出版
著者と出版社が出版費用を折半する。
一般的には、初版費用を著者が負担する代わりに書店流通および宣伝を出版社が行う。
書店に並び、売れた場合は、実売に合わせた印税をうけとることができる場合もある。
内容に関しては、出版社と著者と協議して決めることになっている場合が多い。
●自費出版
著者が自分で費用を全額負担して、書籍を出版すること。
基本的には書店に並ぶことは無いため、自力で販売しなければならない。
著者が制作費を負担しているので、内容に関しては著者が自由に決めることができる。
オプションで書店流通をさせることも可能。
●オンデマンド出版
著者が自分で費用を全額負担して、注文されてからその分のみを簡易印刷で出版すること。
データをAmazonにアップするので、Amazonでのみ販売することが可能。
簡易印刷なので、定価がどうしても高くせざるを得ないが、受注生産なのでリスクも少なく、負担する費用は少ない。
簡易印刷なので、本のデキはイマイチ。
●電子出版
著者が自分でファイルを作るか、費用を全額負担してファイルを作り、出版すること。
本のような形があるわけではなく、電子出版のファイルをスマホやパソコンなどのデジタルデバイスで読む。
データをネット書店にアップするだけなので、ネット書店で販売することが可能。
誰でも簡単に出版できるので、ブランディングになることはない。
ちなみに、弊社で取り扱っているのは商業出版のみです。
なので、出版するために費用を負担する必要もありませんし、印税を受け取ることもできます。
弊社の場合、出版が確定した時点で成功報酬制でギャランティは発生しますが、受け取る印税との相殺になりますので、持ち出しは基本的には切発生いたしません。
ただし、出版社に採用していただく必要がありますので、あなたの書きたい企画で出版できるかどうかは別の話しです。