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カテゴリ:執筆時の注意点

2023年3月21日

テーマ:執筆時の注意点

本を出版するときの注意事項

出版された本は、一般の人々が自由に手に取れる資料となります。

そのため、出版物の価値や情報の重要性、そしてそれが社会に与える影響力をしっかりと考慮し、執筆時には細心の注意を払うことが必要です。

本を書く際に、最低限守らなければならないルールを以下に詳しく述べます。

 

 

まず、個人情報の取り扱いには注意が必要です。

著者自身を含めた特定の個人情報は、必ずしも良い結果をもたらすわけではありません。

他人を巻き込むトラブルを避けるためにも、個人情報の扱いには十分な配慮が求められます。

 

次に、著作権に関しては厳密に配慮しましょう。

引用や参照元を明記しないまま文章を使用すると、著作権侵害につながることがあります。

引用に関するルールや参考文献の扱いについて、正確に理解しておくことが大切です。

 

また、個別名称の表記にも注意が必要です。

例えば、「キヤノン」という企業名を誤って「キャノン」と書くと、恥ずかしいミスにつながります。

正確な表記を確認し、適切に使用することが重要です。

 

さらに、画像の使用に関しても注意が必要です。

写真は撮影者の著作物であり、被写体には肖像権があります。

画面キャプチャや他人のホームページの画像などを使用する場合は、基本的に許可を得ることが一般的です。

ただし、URLが掲載されている場合は、業界内では問題ないとされています。

 

これらのルールに注意を払わないと、本の回収や訴訟問題が発生するリスクがあります。

ただし、これらの注意点は、出版物に限らずブログやホームページにも適用されます。

そのため、一度しっかりと学んでおくことがお勧めです。

 

私たちは、情熱を持って情報を発信する際には、これらのルールや注意点を心に刻み、誠実な姿勢で執筆することが求められます。

だからこそ、出版物の価値を最大限に引き出すことができ、読者にとっても有益な情報を提供することができます。

出版業界は、情報の伝達や知識の共有に大きな役割を果たしており、そのためには、著者、編集者、そして読者全員がルールや倫理を理解し、遵守することが不可欠です。

 

また、時代がデジタル化し、オンライン上で情報が瞬時に共有される現代では、出版物だけでなく、ウェブサイトやブログ、SNSなど、様々なメディアが情報発信のプラットフォームとなっています。

これらの場でも、同様に著作権や個人情報の取り扱い、個別名称の正確性、画像使用に関する注意が必要です。

 

情熱的に情報や知識を発信することは素晴らしいことですが、その過程で他人の権利を侵害したり、誤った情報を伝えたりすることは避けなければなりません。

これらのルールを理解し、遵守することで、自分の信念に基づいた情報や知識を、安心して読者に届けることができます。

 

最後に、情熱だけでなく、正確性や信頼性も重要であることを忘れずに、自分の専門分野や得意分野を活かし、情報を発信する際には、これらのルールや注意点を踏まえた上で、分かりやすく丁寧な文章を心掛けましょう。

それが、読者にとっても価値ある情報を提供し、自分自身の信用や評価にも繋がることでしょう。

 

最終的に、情報発信者としての責任を果たすことで、知識や情報が正しく伝わり、社会全体が豊かになることに貢献できます。

それが、私たちが情報発信者として、心に刻むべきルールや注意点の意義であり、情熱的に取り組むべき目標でもあります。

これからも、情報発信者として、ルールを守りながら情熱を持って取り組んでいきましょう。

「どこまでOK?」迷ったときのネット著作権ハンドブック

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2023年1月10日

テーマ:執筆時の注意点

本を書くコツ

出版企画書が出版社に採用されたら、いよいよ原稿執筆となります。

そこで、はじめて本を書くことになった人に、必ずと言っていいほど聞かれる質問があります。

 

何か、本を書くコツってありますか?

 

でも、実際問題、本を書くコツなんてありません。

もし、あるのだとしたら、“習うより、慣れろ”です。

 

もう、どんどん書くしかありません。

そして、書いていくうちに、自分の得意な論理展開や文章スタイルができてくるはずです。

それらが確率できたら、もう悩むことなく、スラスラ書けることでしょう。

 

 

ただ、そんなアドバイスをしていたら、原稿は何時になっても上がってきませんので、あまり気の長い話しはしてられません。

 

そこで、私の原稿を書くコツを紹介したいと思います。

 

まず、本で説明して、読者が辿り着く到達点を明確にしてもらいます。

次に、その本を読んでくれるであろう読者ターゲットを箇条書きで書き出してもらいます。

 

読者が辿り着く到達点はゴールを意味し、その本を読んでくれるであろう読者ターゲットはスタートを意味しています。

つまり、この2つを明確にするということは、ゴールとスタートを明確にするということです(ゴールから逆算してスタートまでをイメージすることがポイントです)。

ゴールとスタートが明確になれば、あとは“何を”書いていけばいいのかも自然と明確になるので、あとは“なぜ”と“どうやって”が分かるように書き進めてみましょう。

 

こうすれば、スタートにいる読者をどう説明したらゴールまで誘導してあげられるのかを考えるだけで、書くことはどんどん思い浮かぶはずです。

書くことが明確になれば、話しがブレることもないでしょう。

 

書くことが明確になったら、それを箇条書きにして書き出します。

その箇条書きをステップごとにグルーピングして見出しをつけます。

そして、見出しをグルーピングして節、節をグルーピングして章の階層までまとめ上げられれば、あとはその箇条書きを整理して、文章にしていくだけです。

 

ビジネス書や実用書の場合、文章だけで著者のノウハウを読者に伝えなければなりません。

それだけに整理をして、ロジカルに説明する必要があるため、いきなり原稿を書かずに、こうやって自分のノウハウをまずは分解して、整理をして、まとめていく方が圧倒的に頭も整理されますし、原稿も書きやすいですよ。

 

あとは、自分のスタンスや本のコンセプトを言語化しておくと、さらに原稿は書きやすくなります。

そのためにも、最初に「はじめに」を書いて、執筆をはじめる前に必ず目を通すというクセをつけるといいですよ。

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2022年6月27日

テーマ:執筆時の注意点

本の書き方について

出版企画を出版社に売り込んで採用されたら、次は原稿の執筆です。

しかし、本の原稿を執筆するときに、なれていないと手が止まることもしばしば…。

息抜きをしながら執筆していると、ついつい原稿が脱線してしまい、なかなか上手くまとまらないことも。

執筆しながらも他のコトや新しいコトなどが思いついたりして、話しの流れがどんどんおかし方向に進んでしまったり、、一貫した話しにブレが…。

 

こんな人たちのために、一番、簡単な原稿の書き方を書いておきます。

この方法は、縦書きだろうと、横書きだろうと関係ありません。

 

 

では、早速。

まず、企画書に書いた構成案(目次案)をエクセルにコピペします。

構成案(目次案)もは、章構成から節構成ぐらいまでは書いてあるはずです。

なので、章と節をエクセルの列をずらして、階層構造になるようにしてください。

 

そしたら、今度は節の下の階層としてさらに列を追加して、その節で説明したいことを箇条書きで構わないので、どんどん書き足していきます。

箇条書きは、執筆期間中に思いついたら、ドンドン書き足してもらって構いません。

箇条書きは多い方が、次の行程が楽になりますので、毎日のように階層構造を見直しながら、思いついたらドンドン追加していきましょう。

 

それが終わったら、全体を俯瞰して見てみてください。

内容の重複はないか、辻褄が合っていない箇所はないか、話しの流れはスムーズか…前後関係を見ながらチェックをしてみてください。

あとは類書やウェブの内容などもチェックしつつ、内容に過不足ないかも確認しましょう。

 

あとは、その節ごとに箇条書きを見ながら本文を書いていきます。

書く内容と節ごとのだいたいの文字数が分かれば、あとはどう説明したら、その文字数でそれらのことを伝えられるかを考えて書くだけです。

 

この作業の流れは、簡単に言えば、構成案(目次案)を肉付けしていきながら、一冊の書籍に仕上げていく作業です。

実は、テキストファイルで原稿を書くと前後関係が把握しづらくなるため、話しの流れが見えにくくなるのです。

その点、この方法だと、各項目を階層構造にすることで、全体を俯瞰して見ることができます。

そして、新たに追加したい内容についても、階層構造から最適な場所に付け加えることも可能なのです。

 

この方法は、はじめて執筆される人でも簡単に原稿を書くことができる方法です。

 

さらに階層を増やし、セルの設定を変更して文章を入力できるようにして、そのまま本文を書く進める著者さんもいらっしゃいます。

その場合、執筆終了後にテキストファイルにコンバートする必要がありますが、もし、エクセルの方が作業がしやすいという人は、是非、やってみてください。

やってみると分かるのですが、ワードなんかより、全然、使いやすいですよ。

 

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