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カテゴリ:執筆時の注意点 - Part 3

2012年12月28日

テーマ:執筆時の注意点

本を作るというのは、たくさんの方々との共同作業なのです

編集会議で企画が採用されると、今度は原稿の執筆ということになります。

まさに産みの苦しみです。

ちなみに、本が完成するまでに、どれだけの方々と係るか御存知ですか?

出版社の編集者さん、編プロの編集者さん、ライターさん、イラストレーターさん、カメラマンさん、デザイナーさん、装丁家さん、出版プロデューサーさん、出版社の営業さん…など、本の内容によって関わる職種の増減はありますが、とにかくたくさんの職種の方々と協力をしながらの共同作業です。

それぞれがプロとして自負している面々。

同じ“売れる本、いい本”を作るという目標に向かっていても、それぞれの立場からぶつかり合う事もしばしば…。

著者以外の職種の方々は、そういう環境で仕事をし続けておりますので、そんなのは慣れっこですが、著者の方にとってはじめての経験で、ビビってしまったり、キレてしまったり…。

でも、ビビって何も言わないのは、著者として責任を放棄するのに等しいです。

自分の名前で刊行される本なのですから、最後までしっかりと自分の意見は言ってください。

また、やり取りの中でキレてしまいたいこともあるでしょう。

その気持は、よ~く分かりますが、キレても結果的にいい本ができるわけではありませんよね。

むしろ、相手の意欲を削ぐ結果になってしまい、悪循環になるケースもあります。

出版の場合、途中で関わっている人を替えてもらうということはできません。

ガーガー言って、少しでも良くなるなら言うべきかもしれませんが、そうでないのなら、どんな相手であったとしても、気分良く仕事してもらった方が、絶対に良くなるに決まっています。

相手もプロなわけですから、相手を理解し、尊重した上で、自分の意見を言う。

ポイントは、“売れる本、いい本”を作るという目標に向かって、前向きに、建設的にコミュニケーションがとれるかということです。

苦手な方は、この本を読んでみるといいですよ。

嫌いなあの人を味方に変える12の方法/かんき出版

¥1,260
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これで、気難しい方が多いと言われている出版業界においても、たいていの方を自分の本をより“売れる本、いい本”にするためにコントロールできるようになります。

今なら、キャンペーン中なので、特典がもらえてお得です!

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2012年3月19日

テーマ:執筆時の注意点

ブログで成果を求めるなら、文章力なんて必要ありません

ブログで成果を求めるためには、まずブログにアクセスしてもらうことが大前提です。

アクセスしてもらうためには、対アメブロユーザーで考えるなら読みたくなるような記事タイトル、対一般ユーサーで考えるならターゲットが検索してくれそうな検索ワードを意識しなければなりません。

そして、記事を読んでもらい、読者に自分が期待するアクションをとってもらうことです。

記事を最後まで読んでもらうためには、全体の文字量や文章の構成、写真や絵文字の効果的な配置など、飽きさせずにサクッと読ませる技術が求められます。

さらに、その上でこちらが期待するアクションをとってもらって、はじめて成果がでるんです。

この一連の流れは、文章力ではありません。

そう、必要なのは文章力ではなく、“記事力”なんです。

記事力は、文章力とは違います。

記事力というのは、記事を書く視点、読者を楽しませるセンス、記事を最後まで読ませる構成力、読者に納得させる説得力…などなど、成果を出す記事を書くためのスキルです。

実際、1月に7日から9日まで、“書ける、集まる、売れるブログ文章力&記事力スパルタ合宿”という合宿を行いました。

その合宿では、てにをはなんて一切教えていません。

そこで教えたのは、徹底して記事を書くためのスキルです。

つまり、“記事力”です。

結果、参加された14名の方、ほぼ全員がその効果を体感していただきました。

この“書ける、集まる、売れるブログ文章力&記事力スパルタ合宿”は、4月29日から5月1日で企画しておりますが、参加できない人のために、記事力の勉強に本を紹介します。

世界一やさしい「人脈」と「収入」をザクザク生みだすブログ文章術/月野 るな
¥1,365
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著者さんは、月野るなさんと戸田美紀さんです。

このお二人は、プロのライターさんでもあります。

そう、プロのライターさんがブログに特化した文章術の本を書かれたのです。

ブログに特化した文章術……それって、記事力のことですよ。

しかも、プロのライターさんですからね。

これは、買うしかないです!

ちなみに、東京と大阪で、この本を使ったセミナーも開催されるようなので、読んで疑問に思ったことは、著者本人に直接お聞きすることができます。

もちろん、本の購入者限定のセミナーで、しかも抽選とのこと。

まずは本を買って、こちらからセミナーにも申し込みをしておきましょう。

当選したら、参加できますよ~

セミナーの申し込みは、こちらです。

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2012年2月15日

テーマ:執筆時の注意点

共著のメリットとデメリット

本を出版するときに、“共著”という方法があります。

読んで字の如く、二人以上で共同して原稿を書くことを意味します。

二人以上で原稿を書くということは、効果が2倍以上になったり、1/2以下になったりするんですね。

では、どういう場合に、どういうメリットとデメリットがあるのかということを、シチュエーションごとに説明していきます。

まず、企画を通す段階です。

これは、共著をする相手によって効果も変わってきます。

相手が自分より有名な場合、相手の名前を併記することで企画が通りやすかったりします。

逆に、相手が自分より無名な場合、相手をティーアップして上げることになりますので、恩を売れるはずです。

ただし、共著の場合の多くが、どこを誰が書いたのかが書かれておりません。

なので、本来は自分のノウハウなのにも関わらず、共著者のノウハウに思われる場合があるので、注意してください。

もちろん、逆もありますけどね。

次に執筆期間中です。

原稿は共著者がそれぞれ書きますので、原稿を書く手間は減るはずです。

しかし、共著者との文体や論調などを統一させる作業が増える場合もあります。

原稿執筆の段階では、お互いが何について、どうやって書くかをしっかり打ち合わせをしないと、相手が書くだろうとお互いに思ってしまったり、その逆だったりして、いろいろ問題になったりします。

原稿執筆中は、相手の挙動が見えないだけに、お互いの信頼関係を試されるような局面もでてきますね。

印税や原稿料に関しては、共著者で分配になりますから、当然、受けとる金額は減ってしまいます。

書いた比率で分配するというのが一般的です。

他にも、原稿執筆のモチベーションや原稿厳守に対する責任感、本の販促に関する意気込みなどメンタル面に関しては、共著者のことを思うと下手なことをできないと思う反面、共著者がやってくれるだろうと希薄になる場合もあります。

最後に出版後の話です。

共著だと、共著者の名前で本が売れる場合もありますが、逆に共著だとその人のウエイトが低いと思われて売れない場合もありますので、あまり売上を期待して共著をするのはお勧めできません。

販促に関しても、お互いに相手任せになるケースが多いようですしね。

売上以外の本を出した効果については、本来、自分だけでは出版できない内容を共著で出版することで、その分野においてもブランディングすることができます。

嫌な言い方ですが、場合によっては、自分が書いたオリジナルのノウハウなのに、共著者のノウハウと勘違いされて、ブランディング上、そのまま横取りされることもあるようです。

他にも、冊数を多く見せる効果もありますし、そのことに詳しくても、誰が書いても似たような内容にしかならないのであれば、少しでも共著者に書いてもらえる方が楽だという考え方もありますね。

ただし、本を発刊後に共著者と揉めると大変なことになります。

増刷する場合は、共著者の許諾も必要になりますので、相手が拒否されたら、その本は増刷できなくなってしまうか、もしくは、相手が書いた部分を全て書き直して改訂版として出すしかありません。

こうして考えると、ポイントは、権利関係(著作権、印税)、気持ち(モチベーション、責任感)、労力、効果などですかね。

出版はスタートしたら、最後まで共著者と一蓮托生です。

例え火の中、水の中、絶対に最後まで一緒にやり抜く覚悟がないと、なかなか難しいというのが私の印象です。

実際、共著の成功パターンも少ないですからね。

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