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2025年6月29日

テーマ:書籍の企画書の書き方

書きたい内容で出版を実現させる売れる根拠

「出版したい」と考えたとき、多くの人がまず最初に思い浮かべるのが「自分が書きたいことで出版したい」という願いです。

それはとても自然な発想であり、創作意欲の源でもあります。

しかし、商業出版というのは、単に「思いを形にする」のではなく、「読者が読みたい本を作る」必要があります。

なぜなら、読者はお金を出して本を買うわけですから、自分が読みたいと思えない本にお金を出すことはないからです。

そして、出版社は書籍の制作費を自己負担し、販売網にのせて流通させ、読者に買ってもらうことで制作費を回収し、利益を出さなくてはなりません。

 

 

つまり、出版という行為は、出版社があなたの書籍企画に投資をするということを意味します。

なので、編集者は、その本が読者に受け入れられ、ある程度の販売が見込めると判断したときにのみ、出版に踏み切るのです。

ですから、どれだけ「書きたいこと」があっても、それが売れる見込みのある内容でなければ、商業出版されることはほとんどありません。

 

理想的なのは、自分が心から書きたいと願うテーマが、同時に読者にとっても関心が高く、売れる可能性を秘めたものであることです。

しかし、現実には「書きたいこと」と「売れること」が一致するケースは多くありません。

このギャップに直面したとき、著者がすべきなのは、単に「これが書きたいんです」と主張するのではなく、「なぜこれが売れるのか」という具体的で客観的な根拠を示すことです。

例えば、ターゲットとなる読者層の規模、市場動向、類似書籍の売上実績、読者ニーズの傾向などを示すデータや、実際に自分が培ってきた発信力や販売力といった実績も重要な説得材料となります。

また、できるだけ数値や信頼できる第三者データに基づいた情報を提示することで、出版社にとって説得力のある材料にもなるでしょう。

自分の主観や感情だけではなく、誰が見ても納得できる形で「売れる根拠」を示すことが求められます。

 

どれほど市場性がありそうでも、編集者自身が「これは売れそうだ」と感じられなければ、社内の企画会議で通すことは難しいです。

なので、「編集者が理解できない企画=書きたいことの押し付け」になっていないか、冷静に自己チェックもしてみてください。

売れると信じるテーマがあるならば、その価値を第三者に伝える手段として、データや具体的なエビデンスを積み重ねることも不可欠です。

 

それでも、編集者に受け入れてもらえない場合、そのテーマを扱ってくれる別の出版社を探すという選択肢もあります。

実際に、ある出版社では通らなかった企画が、別の出版社ではすぐに採用されたという事例も少なくありません。

 

出版という夢を実現するためには、理想だけでなく、市場や読者を冷静に見つめる視点を持つことが重要です。

そして、その視点から導き出した情報を武器に、編集者を納得させるだけの企画書を作成してください。

それができてこそ、あなたの「書きたいこと」は、世に出るべき一冊としての価値を帯びるのです。

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2025年6月24日

テーマ:書籍を出したい

編集者の心を動かす企画書の本質とは

多くの出版希望者の方から企画書を拝見する中で、時折強く感じることがあります。

それは「この企画は本気で売れると考えていらっしゃるのでしょうか?」という疑問です。

 

出版というものは、単に思いつきや勢いだけで成立するものではありません。

 

実際にそう問いかけると、ほとんどの人は「このような読者ニーズがあるので、売れると思います」と自信を持ってお答えになります。

では、そこでさらに「何部くらい売れると見込んでいますか?」とお尋ねすると、「1万部は売れると思います」と、根拠の薄い数字が返ってくることが少なくありません。

そこで、さらに一歩踏み込んで、「仮にその1万部が売れなかった場合、残った部数を買い取っていただけますか?」と伺うと、多くの人が沈黙されます。

 

もちろん、実際に買い取っていただくことが目的ではありません。

ただ、その問いに対して「はい、覚悟はできています」と答えられるほどに、企画の内容と市場性を真剣に検討し尽くしているかどうかを確認したいのです。

つまり、売れる企画の条件とは、発案者自身がリスクを取ってでも世に出したいという強い意志と、その意志を裏打ちする市場分析や読者理解の深さがあることです。

編集者が出版企画を評価する際に重視するのは、まさにその点だったりします。

単なる思い入れだけではなく、「誰に向けた本であり、その読者が何を得られるのか」「他の類書と比べて何が新しく、どのような切り口があるのか」といった編集者の評価基準を満たすような内容が求められるのです。

 

 

企画が採用され、書籍が出版されるまでには、編集者、デザイナー、営業担当、広報など多くの関係者が関わり、出版社としても印刷費や広告費といったリスクを伴う投資を行います。

そのような中で、発案者が「売れると思うけど、そこまでの責任は持てません」という姿勢で臨んでしまっては、信頼関係は築けませんし、出版実現の可能性も低くなるのは当然だとは思いませんか?

 

出版とは決して個人の夢の実現だけではなく、ビジネスであり、社会に対して価値を提供する行為でもあります。

 

実は、当方のブログデザインをやや堅い雰囲気にし、プロフィール写真に強面の写真をあえて使っているのも、「軽い気持ちの方はどうかお引き取りください」というメッセージを込めているからです。

以前は出版企画書の無料添削サービスも行っておりましたが、あまりにも安易で準備不足な企画書が多数寄せられるようになったため、現在はそのサービスを終了させました。

今後は、出版について真摯に学び、準備し、責任を持って企画に取り組む方だけを対象に、私も全力で支援していこうと思います。

 

それらを踏まえた上で、編集者に「この企画なら売れる」と思わせるだけの裏付けがあって、出版の扉は開かれるのです。

出版という世界は、決して狭き門ではありませんが、本気で向き合い、地に足のついた準備を重ねる人でなければ通れない門であることは、是非、心に留めておいてください。

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2025年6月22日

テーマ:ブログを出版したい

出版が遠のくブログの落とし穴とは

出版企画書における著者プロフィールの作成では、著者が運営する各種メディアを明記することが重要です。

ブログ、SNS、YouTubeチャンネル、メルマガなど、どのようなメディアであれ、編集者はそれを通じて著者の「与信力」や「販売力」を測ります。

与信力とは、要するにその人が信頼できる人物かどうか、また社会的信用がどれだけあるのかの判断材料にすいるということです。

一方、販売力とは、実際に著者がどの程度の影響力を持ち、どれだけの読者に自らのメッセージを届けられるのかを示す尺度になります。

出版は商業行為ですから、こうした評価はごく自然な視点であるといえるでしょう。

 

 

しかしながら、単にいくつものメディアを持っていることを示すために、無闇にリンクを羅列することは避けるべきです。

特に個人でビジネスをされている人が運営しているブログなどは注意が必要です。

その理由としては、他と差別化を図るために、また読者に親しみを持ってもらうために、ブログの内容やデザイン、タイトル、使用する言葉などに個性を盛り込もうとしてしまっているから。

その工夫自体は決して悪いことではありません。

むしろブランディングの一環としては有効ともいえます。

しかし、その「個性」が出版においてはマイナスに働くこともあるのです。

 

出版業界においては、著者の人柄やキャラクターよりも、出版物の市場価値が重要視されます。

つまり、編集者があなたのブログを見たとき、「この著者の本は売れそうだ」と判断されるかどうかがすべてなのです。

例えば、あまりに奇抜なブログタイトル、自己流すぎる文章の書き方、内輪ノリのような表現、誤解を招くような肩書き、過度に感情的な発信などは、たとえ読者ウケがよくても、編集者の目にはマイナス要素として映る可能性があります。

実際に、プロフィールに記載されたブログを編集者が確認し、その内容や印象によって企画が却下されてしまった事例もあります。

そして、一度、「この人とは組めない」と判断された場合、その印象を覆すのは非常に難しいです。

現実の社会と同じで、第一印象で失った信頼を取り戻すのは容易ではありません。

そのためにも、著者プロフィールにメディアを記載する際は、その内容を客観的に見つめ直しましょう。

例えば、自分のブログが初めて見る人にどのように映るか、見た目の印象や文章のトーンは適切か、名前の名乗り方はビジネスにふさわしいか、ブログの構成や情報の信頼性は確保されているか、といった点を慎重に確認してください。

加えて、検索エンジンからの評価を考えると、Googleのガイドラインに反するようなSEOテクニック、過剰なキーワード詰め込み、誘導的リンクの多用といった行為は避けなければなりません。

質の低いコンテンツと見なされれば、Googleからペナルティを受け、検索順位が著しく下がるリスクがあります。

これは読者だけでなく、編集者にも悪印象を与えかねません。

 

出版において、編集者は著者の一番のファンではなく、冷静な「売れる商品」の見極め役です。

なので、出版企画書における著者プロフィールでは、「自分の世界観」や「個人的なこだわり」を前面に出すのではなく、あくまでも「その企画を実現させるにふさわしい著者」であることを示すプロフィールにするように心がけましょう。

また、掲載する各種メディアを明記することの意義も理解した上で、どこまでをプロフィールとして掲載するかを適切に判断してください。

結果的に、その判断が出版の実現を近づけてくれるはずです。

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