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カテゴリ:ブログを出版したい - Part 4

2022年12月13日

テーマ:ブログを出版したい

ブログを書籍化して商業出版するのは狭き門

私のメルマガからの問い合わせが多いのが、「ブログを書籍化して商業出版したいんですが…」というもの。

実際、私のブログの検索キーワードも「ブログ 出版」「ブログ 書籍化」というのは2番目、3番目に多いですし、それ以外にもそれに類する検索キーワードが上位を占めていたりします。

なので、ブログを書籍化して商業出版したい人というのは、結構多いのではないでしょうか?

 

 

しかし、残念ながら、ブログを書籍化して出版するのは狭き門です。

 

その理由は、いくつもありますが、代表的なものを書き出してみます。

 

まず、ブログの特性として、無料で読めること。

無料で読めるコンテンツを有料のメディアで発刊するというのは、なかなか売れる気がしないですよね。

つまり、難しいということです。

 

あとは、集客するための文章の書き方と出版のような伝えるための文章は書き方が違います。

また、横書きのスマホやパソコンで読む文章と本のような紙で縦書きの文章とも書き方が違います。

違う書き方の文章で出版したところで、結果は言うまでもありません。

 

他にもコンテンツのクオリティをそこまで突き詰めて書かれているブログというのも少ないですし、ブログを見ればファンの数も予測できてしまうので、本を出版したとしても売れるかどうかの予測もできてしまいます。

 

このあたりが代表的な理由と言えるのではないでしょうか。

 

ただ、それでもブログから出版できる可能性がゼロという訳ではありませんので、どうせブログをやるのであれば、最初からブログを書籍化して出版することを想定して記事を書いてみてもいいかもしれません。

出版社がどういうブログを評価して、どういうブログにオファーしているかは分かりますからね。

 

でも、そこまでしてブログから出版したいのであれば、ブログの書籍化は考えず、ブログを出版実現への与信力をアピールする場所だと割り切って運営し、別途、出版企画書を書いて売り込んだ方が、圧倒的に商業出版を実現させるには近道ですよ。

ブログの書籍化にこだわる理由は分かりませんが、出版が目的なのであれば、出版社からのオファーを待つよりも、出版企画書を作成して売り込みましょう。

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2022年9月28日

テーマ:ブログを出版したい

ブログやメルマガの書籍化は可能か?

よくブログやメルマガの書籍化を目指される人がいらっしゃいます。

かつてはそれで出版を実現させることも可能ではありましたが、現状ではなかなか難しいと思った方がいいでしょう。

 

 

というのも、メルマガやブログと書籍はメディアとしての特性が大きく違います。

 

メルマガやブログは無料ですし、書籍は有料です。

メルマガやブログは時系列で発信された単発の情報ですし、書籍は体系化された情報です。

メルマガやブログはモニタで読みますし、書籍は紙で読みます。

 

これだけ特性が違うということは、読み手の意識も違いますし、属性も違うことはおわかりいただけると思います。

 

つまり、メルマガやブログとでは読者ターゲットが違います。

ということは、メルマガやブログを書籍化したところで、メルマガやブログの読者が買ってはくれるかもしれませんが、新たな書籍を買っている人たちにはなかなか受け入れられないということです。

書籍化は、あるターゲットのための情報を情報をそのままに違うターゲットに発信するようなものです。

当然ですか、結果、売れません。

 

もちろん、メルマガやブログの読者が多いインフルエンサーであれば、その人たちが買ってくれるだけでもそれなりの部数にはなりますので、それでも成立するとは思います。

そして、そこで話題になれば、そこから新たに書籍を買っている人たちも出てくるでしょう。

ただし、それにはそれなりの影響力がなくてはなりません。

 

かつては、メルマガやブログをそのまま書籍化できた時代もありましたが、結果的に売れなかったため、今ではほとんどなくなりました。

 

とはいえ、出版企画を売り込みに行くときには、メルマガやブログなどの媒体を持っていることはアドバンテージになりえます。

しかし、それは決してメルマガやブログの書籍化を望んでいるわけではありません。

メルマガやブログは、出版社にとっては販売力とコンテンツ力を確認するためのもの、著者にとっては書籍を執筆するためのリソースぐらいに考えた方がよいでしょう。

 

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2022年8月30日

テーマ:ブログを出版したい

ブログから小説の書籍化は可能か

ブログを運営している方の中には、小説やエッセイ、詩などを書籍化したい方も多いようです。

しかし、ブログから商業出版を実現するのは並大抵のことではありません。

 

 

絶対に無理とは言いませんが、ブログというタダで読めるメディアの内容を書籍化するためには、それなりの必然性が必要になります。

例えば、昔流行ったケータイ小説であれば、携帯電話の小さな画面で読むのを大きな誌面で一気に読みたいというニーズがあり、それが書籍化するための必然性ということです。

しかし、パソコンのブログの場合、そもそも画面も大きいですし、そのまま一気に読むのこともできます。

他にも、記事をテキストにして、読みやすく加工したり、印刷したりすることも難しくないため、ケータイ小説のような必然性は希薄だと言わざるを得ません。

 

もし、小説やエッセイ、詩などを書籍化したいのであれば、ブログよりケータイ小説に近い特性のメディアの方がいいのかもしれません。

今であれば、例えばTwitterとか…。

実際にTwitterを利用したTwitter小説などもありますので、そこで話題になったり、人気になれば、注目度も上がり、もしかしたら書籍化のオファーがくるかもしれませんね。

 

とはいえ、Twitter小説から書籍化したものはほとんどありませんし、したとしてもあまり売れているという話しを聞いたことがないので、よほどのことがないと、Twitter小説の書籍化はより難しい状況にあることはご理解ください。

 

ちなみに、私が得意とするビジネス書や実用書は、手元に置きながら作業をしたいというニーズがあり、それが書籍化するための必然性ということになりますので、実はブログからの書籍化は小説に比べると俄然簡単ということになります。

あとは、昔ほど、同じ小説を何度も読み返すという習慣もなくなりつつありますので、ブログでネタバレした小説を書籍でもう一度読み返すかというと微妙ですよね。

 

ということで、書籍化する内容によって、その道のりは違います。

何でもかんでもブログの書籍化ではなく、最終的な「書籍化」という目的に向け、自分なりに戦略を考えてみましょう。

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