よく「出版するならブログが必要なんですか?」と聞かれます。
私のブログを読まれている方は分かっていると思いますが、私の見解としては、ブログの書籍化は狭き門ですが、出版を目指すのであればブログは持っていたほうがいいと思います。
しかし、ブログが無いと出版できないのか?と言われたら、そんなことはありません。
本を出版する方法は1つではありません。
本を書くときに著者として原稿を書くのか、ライターとして本を書くのかで方法が変わってきます。
著者は自分の考えやノウハウを主観的に書きますが、ライターはあるテーマについて客観的に書きます。
逆に言えば、あるネタについて独自の切り口で執筆するのが著者、面白いネタを客観的に書くのがライターです。
具体的な事例で紹介します。
先日、発刊された『アメブロだからできる パワーブロガーになって夢を叶える方法』
- アメブロだからできる パワーブロガーになって夢を叶える方法/中嶋 茂夫
- ¥1,554
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この本は、元々、『ブランディングするためのアメブロ活用法』という企画でした。
これは、“ブランディングをする”というテーマに“アメブロを活用する”という独自の切り口ということになるので、著者としての企画になります。
しかし、通った企画は『アメブロでブランディングする方法』でした。
これは、“アメブロでブランディングする”というテーマについて、客観的に説明するということで、ライターとしての企画になります。
最終的には中嶋さんがお書きなりましたが、本を見て、著者とか、ライターとか、意識しますか?
でも、ライターとしての企画だったので通ったのです。
つまり、著者として本を書こうと思うと、その著者を見られます。
そのためにブログが必要だったり、著者プロフィールを作り込んだりしなくてはならないのです。
しかし、ライターであれば、面白い企画だったら通ります。
ブログも著者プロフィールも必要ありません。
だって、企画が面白いから通ったのですから…。
もっといえば、ライターさんは著者名に名前を載せて、たくさんの書籍を発刊されております。
たぶん、著者として出版を目指している人に比べたら半分ぐらいの労力しかしていないように思います。
(別の苦労は伴いなすけどね)
弊社の出版実現率が高いのは、著者としての売り込みチャンネルだけではなく、ライターとしての売り込みチャンネルを持っているからです。
そして、出版実現された方から喜ばれるのは、ライターよりの企画を著者の企画っぽく演出する術を知っているからだと思います。