何の本を出版しようかと考えたとき、たいていの人が仰々しく考えてしまったり、可能な限りターゲットを広く捉えようとしてしまったり、あれも、これもと詰め込んでしまったりして、結果的に「これ、実際に書籍にしたら300ページ越えますよね…」という企画になってしまうことが多いです。
でも、実際は、もっと、もっとシンプルに考えればいいんです。
重要なのは、『あなたは、“どういう人”を“どういう状態”にすることができますか?』です。
まず、あなたの持っているスキルやノウハウを使うとどうなれるのかという到達点を明示します。
そして、万人をそこに導けるわけではないと思いますので、どういう人なら導けるかを絞り込むということです。
つまり、シンプルに考えると、『●●を××にする方法』ということになります。
こやって考えると、シンプルですよね。
あとは、●●を××にするための手順を考えれば、出版企画はまとまっていくはずです。
ただ、出版企画が決まったからといって、その企画が編集会議で通るとは限りません。
あくまでも、骨子が決まったというだけですから。
では、これをどうやって編集会議で通せばいいのか?
それは意外に簡単です。
その到達点が魅力的であればいいんです。
言い換えるならば、編集者にとって魅力的に感じられればいいんです。
例えば、
『御社のホームページをコンバージョンを上げる方法』
これを、もっと魅力的にするには…
『アクセスはあるのに購入につながらないとお悩みではないですか?
“購入決定ポイントとしてのホームページ”
訪問者を一気に「購入者」に変える方法』
と、なるんですね。
こうすることで、格段に分かりやすく、そして魅力的になります。
こういう魅力的なタイトルを考える場合、ある程度のロジックやパターンがありますので、覚えておくとよいです。
この本に分かりやすく書いてありますので、是非、読んでみてください。
- 「バカ売れ」タイトルが面白いほど書ける本/中山 マコト
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基本的に本のタイトルは出版社の編集者が決めます。
だからといって、ヘンなタイトルを付けられてしまい、その本が売れなかった場合、傷つくのは著者の名前です。
なので、もし、ヘンなタイトルと付けられそうになった場合に反論するだけのロジックと対案を出せるようになっておきましょう。
この本は、そういう場合にも、とっても役立つ内容になっております。
こうして書くと、アマゾンキャンペーンの応援記事のように見えてしまうので、何だかもったいないですね。
この本、アマゾンキャンペーンが無かったとしても本気で推薦したと思うぐらい参考になりますので、出版を目指す方には、是非、読んでもらいたいです。