出版を目指す上で、大前提となるのが文章力と編集力です。

この2つの能力はあることが大前提で、無かったら出版社の編集者は出版させようと思いません。

文章力というのは、表現力や説得力なども含みます。

いずれにしても、イメージはしやすいのではないでしょうか。

難しいのは、編集力です。

編集力というのは、自分のブログをどういう読者ターゲットに読んでもらうかを意識できているか、そして、そのために何をどうすれば伝わるのか、どうやって表現すれば伝わるのか、というようなことを考えられているかということです。

編集力には、ブログタイトルや記事タイトルの付け方などのキャッチコピー力や読者ターゲットやユーザビリティを考えたデザインやレイアウト、配色などのビジュアルのセンスも含みます。

絵文字や改行の入れ方など、記事の読みやすさという意味では、文章力よりも編集力の方が重要かもしれません。

この記事 にも書きましたが、基本的にはブログを見られるときは、あなたは選ばれる側なのです。

開いて、少しでも読みづらかったり、目がチカチカしたりしたら、すぐに次のブログに流れていきます。

つまり、文章力の出番は、ブログを開いたときに、「ん?」と思わせて、記事を読んでもらってからなのです。

これは、小説やエッセイや詩などでも同様です。

編集者は、あなたのファンとしてブログに訪れるのではありません。

あなたのブログの世界観やキャラクターは二の次です。

まずは立ち止まってもらうこと、そして、読んでもらい、評価されなくてはならないんです。

もちろん、あなたのブログの世界観やキャラクターにほれ込んだファンの方もいらっしゃいますので、出版ばかりを意識しすぎて、ファン方々に離れられてしまったら本末転倒です。

なので、その加減も含めて、編集力と考えるといいでしょう。