ある出版社で企画の売り込みをしてきました。
2本の企画を持って行ったのですが、どちらもかなり好感触。
でも、最後に編集担当者さんが…
「似た企画を●●さんからもお預かりしたのですが、編集会議で通らなかったんですよねぇ~」
とのこと。
以前、似た企画が編集会議で通らなかったのにも関わらず、好感触だったその訳は何なのでしょう。
ちなみに、ベースになっているのは、実は同じ企画書です。
著者が書いた企画書がそのまま渡されたパターンと私が租借してアレンジしたパターンの違いです。
実は売り込む側に問題があるのです。
著者が直接企画を売り込むと、どうしても自分の企画を猛烈にアピールしまいがちです。
そうなると、受け取る側の不安なども見えなくなってしまいますし、あまり熱意がありすぎると受け取る側が指摘しづらくなるということがあります。
その点、私のような企画をお預かりしている立場ですと、企画を引いて見たり、俯瞰して見たりすることができるため、受け取る側の不安なども見えますし、指摘もしていただけます。
そうすれば、あとはいかなそこを回避するかどうかなので、話しは進みやすいし、相手を乗り気にさせることもできるというものです。
ただ、回避する方法などについては、著者から企画の説明を聞くだけではなく、その人のバックグラウンドを知らないとなかなか見つかりません。
その著者さんに関しては、たまたまそういうチャンスがあったので、いろいろなことが腑に落ちた効果ですね。