出版社が企画を検討する上でも、著者プロフィールというのは、とても重要な項目です。
なので、出版企画書ができたら、必ず、著者プロフィールはチェックするようにしてみてください。
その時にチェックするポイントですが、ズバリ、その出版企画書の内容をこの著者プロフィールの人から聞きたいと思うかどうかです。
これは、出版したいと思った時に、どんな企画で出版するかを考える上で、かなり有効な手法となります。
というのも、出版したい場合、まず最初に自分が誇れるコト、自慢できるコトを語る人間として、自分自身のキャッチコピーを考えていただきます。
これは、数が多いにこしたことはありません。
そして、そのキャッチコピーの人間が何を語ったら面白いのかを考え、そこから逆算的に企画書にまとめる手法です。
書きたいコトがあるというより、その人に何で出版させるかをひねり出すための手法となります。
ただ、本来は人から企画をひねり出すのに使う手法ですが、逆に使えば、著者プロフィールのチェックにも使えます。
つまり、その企画書の内容をこの著者プロフィールの人から聞きたいと思えるかどうかを見て、思えないのであれば、内容か著者プロフィールの記述に問題があるということです。
ただし、だからといって、プロフィールの内容をねつ造するようなことはしないでくださいね。
それではただ単に出版するためだけにデタラメを書いたインチキプロフィールということになりますから…。