先日参加した『ベストセラービジネス書がすらすらかけるセミナー 理論編 』で水野俊哉 さんがおっしゃっていたことです。
「結婚したい人は“婚活”をしますよね。だったら出版したい人は“本活”してください。」
これは、素晴らしい例え話です!
恋愛と同じで、まずは自分に合った出版社探しが重要です。
恋愛でも、自分の好みではない人にアプローチはしないですよね。
同じように、企画によって最適な出版社というものがありますし、出版社のカラーや編集者との相性というのがあります。
誰でも、大手出版社の優秀な編集者から本を出せばいいというわけではありません。
そして、どうやって出会うか?
恋愛なら、ナンパ、合コン、紹介、運命の出会い…など、いろいろありますが、自分の好みの人と出会いたいと思った時、どうやってきっかけ作りをするかです。
これも、出版社の編集者との出会いに置き換えた時、飛び込みで売り込むのか、交流会やパーティーできっかけを作るのか、知り合いの著者さんに紹介してもらうのか、それとも偶然の出会いを狙うのか…。
出会ったら、今度は、そこからいかに結婚へ向けて愛を育むのか?
出版で言うなら、出版に向けて編集者とどういう付き合いをするのかです。
相手に喜んでもらうために…、相手に信頼されるために…、相手により気に入ってもらうために…、それらのために何をすればいいのかを考えることは、恋愛と全く同じだと思います。
出版が決まるのを“婚約”と置き換えられますし、執筆期間の苦悩や編集者とのやりとりでの苛立ちは“マリッジブルー”のようなものです。
そして、ついに結婚…。
つまり、出版です。
この例えが素晴らしいのは、実はココなんです。
よく結婚式のスピーチで、「結婚がゴールではなく、結婚してからがスタートです」みたい話を聞いたことがありませんか?
出版も同じで、出版がゴールではなく、出版してからが著者人生のスタートなんです。
実際、出版をゴールだと思っていた著者さんは、ほとんどが消えていってしまってますよね。
ということで、出版したいと思うなら、“婚活”に置き換えて戦略を考え、“婚活”に向けるパワーと同じぐらいのパワーを“本活”に注いでください。