ブログを出版出版したい人、ブログの書籍化を目指している人って、意外と多いようです。

私のブログには、そういったキーワードで検索された人からのアクセスも多いですし、実際にそういう内容の質問もたくさんいただきます。

 

 

ただ、はっきりと申し上げると、今のご時世に日記が書籍化するのは、極々稀です。

ほぼ奇跡に近いでしょう。

よほどその日記が面白く、かなりの人気ブログになっているのなら、話しは別ですが…。

 

そこで、今回は出版社の編集者にブログから出版する方法についてヒアリングしてきました。

まず、一番重要なことは、日記ではダメだということでした。

日記ではなく、何かノウハウ的なコンテンツでなくては難しいでしょうとのこと。

 

まぁ、無名のよく分からい人の日記なんて、あまり読みたいと思いませんもんね。

 

では、何かノウハウ的なコンテンツというなら、どうすればいいのかというと、読み手の悩みや欲求にリーチするということです。

もっと具体的に書くなら、あなたの持っている知識や経験で、読み手をどうしてあげること(到達点)ができますか? という質問の答えを考えてみましょう。

で、そうなりたい人は、何に悩んでいる人ですか? もしくは何をできるようになりたい人ですか? という質問の答えを考えてみましょう。

そうすると、読者がイメージできると思いますので、その人に向けて、ひたすらアドバイスを書いていけばいいということです。

 

あとは、そういう内容がこのブログには書かれてますよ!と、アピールするだけ。

アピールするためには、「ハッピー」や「幸せ」といった相手に内容を伝えづらくなる抽象的な単語は、あまり使わない方がよいでしょう。

「成功」とかもそうですね。

 

次に、プロフィールの肩書きです。

数年前からSOHO(スモールオフィス・ホームオフィスの略)が流行り出した頃から、個性や差別化を図るのにおかしな肩書きを名刺に書く人が増えました。

しかし、これから一緒に仕事をしようと思って探している相手が、おかしな肩書きだったらどうでしょうか?

嫌ですよね。

公的な資格が無いのであれば、せめて“コンサルタント”や“プロデューサー”など、職務内容がイメージできる肩書きにしておきましょう。

 

あとは個人名についてです。

よくブログに『●●の徒然日記』『●●の公式ブログ』などを見かけますよね。

でも、ビジネスフィールドで自分のことをニックネームで呼ぶ人って、ちょっと嫌じゃないですか。

有名人なら、話しは別ですが…。

有名人でなければ、名前を大々的に使うことでのプラス効果は見込めないので、あまり意味がありません。

どうしても使いたいのであれば、個人名でもニックネームでも構いませんので、使う前にまずは有名になってください。

有名になってしまえば、名前でもニックネームでも構わないので、有名になった方を使うとよいでしょう。

 

最後に、記事の内容についてですが、本文に擬音や口語体、顔文字、絵文字などですが、これは論外です。

そういう本文を書かれると、軽くて素人くさく見えるばかりか、ふざけている感じがしますので、こういうブログは、全く相手にされません。

まず出版は諦めましょう。

出版を目指すのであれば、基本的に普通の文字と太文字、赤太文字ぐらいしか使わないで記事を書きましょう。

とくに文字の大きさをまちまちにするのとかありえませんからね。

考え方としては、書籍で表現できる方法でブログを書きましょうと言った方が分かりやすいかもしれませんね。