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2026年8月31日

テーマ:書籍を出したい

出版企画書が落ちる原因は書き方よりテーマにある

  • 「自分には、このテーマしかない」
  • 「この企画でなければ、出版する意味がない」

 

そんなふうに思っているのに、企画書を書けば書くほど不安になることがあります。

 

  • 「出版企画のテーマの決め方が分からない」
  • 「商業出版の企画が通らない理由を知りたい」
  • 「出版企画書が落ちる原因は、書き方なのだろうか」

 

もし今、そう感じているなら、焦ってテーマを変える必要はありません。

まずは少しだけ、企画を見る向きを変えてみれば大丈夫です。

 

出版相談をしていると、自分の強みやサービスをそのまま本にしようとしている方によく出会います。

あるいは、「これが自分の専門だから」と一つのテーマに強くこだわっている方もいます。

どちらも、真剣に自分の経験と向き合ってきたからこその思いです。

その気持ち自体を否定する必要はありません。

 

ただ、商業出版では「自分が何を書きたいか」だけでなく、「誰が、何に困っていて、その本を読むと何が変わるのか」が見られます。

 

出版企画書が落ちる原因は、文章のうまさより、その前のテーマ設定にあることも少なくありません。

実際、相談の場では、本人が「これは自分のテーマではない」と思っていた経験を話してもらったところ、「むしろ、そこを知りたい読者がいる」と企画の方向が広がることがあります。

これは、これまでの思いを捨てるということではありません。

自分の持っている材料を、読者が受け取りやすい形に置き直すだけです。

 

出版企画のテーマを決めるときは、「私は何を書きたいか」と同時に、「今、誰が困っているか」を考えてみてください。

悩んでいる人に役立つ内容を、一冊の中できちんと渡す。

肝心な部分を出し惜しみして別の商品へ誘導するのではなく、まず本そのもので満足してもらう。

そうすると、出版は宣伝ではなく、信頼をつくる場に変わっていきます。

 

もしかしたら、「全部書いたら、その先の仕事につながらないのでは」と心配になるかもしれません。

でも大丈夫です。

読んで理解できても、一人では実行できないことがあります。

やってみたけれど不安になることもあります。

そこで初めて、「この人に相談してみたい」という信頼が生まれるのです。

 

何も一冊目にすべてを詰め込む必要はありません。

まずは読者から求められるテーマで一冊を形にし、その経験と読者とのつながりを持って、二冊目でより自分らしいテーマへ進みましょう。

 

自分の企画を一人で客観視するのは難しいものです。

編集者に見てもらう、誰かに話してみる、AIを使って別の角度から問い直してみる。

小さく試しながらで大丈夫です。

あなたが「これしかない」と思っていた経験の中に、まだ自分では気づいていない出版企画の種があるかもしれません。

その可能性を、一緒に少しずつ見つけていきましょう。

 

 

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2026年8月24日

テーマ:出版社への売り込み

著者の紹介なら出版できる? 編集者が見る本当の基準

「ベストセラー作家の方から編集者を紹介してもらえそうです。これなら出版できますよね?」

出版相談では、こんな質問をいただくことが多くあります。

せっかく著者から紹介してもらえたのですから、「大きなチャンスを逃したくない」「ここで失敗したらどうしよう」と、期待と不安が入り混じるのは自然なことです。

もちろん、著者からの紹介には、きちんと価値があります。

信頼する著者から「一度会ってみてください」と言われれば、編集者が話を聞いてくれる可能性は高まります。

商業出版で編集者を紹介してもらえることは、確かな追い風です。

ただし、紹介が約束してくれるのは「出版」ではなく、「話を聞いてもらえる機会」だと思ってください。

 

 

実際、私が出版相談をしてきた中でも、紹介で編集者に会えたものの、その場ですぐ出版が決まらなかったケースは珍しくありません。

編集者が「面白いですね」と感じても、その後に社内で企画を検討されます。

そこで見られるのは、誰の紹介か以上に、「誰に向けた本なのか」「その読者は本当にいるのか」「なぜこの著者が書くのか」といった企画そのものです。

 

これは、紹介の価値が小さいという意味ではありません。

むしろ逆です。

紹介によって貴重な機会を得られるからこそ、その機会をきっちりと活かせる準備をしておきましょう。

たとえば、面談前に書名案を複数考えておく。

企画概要を、自分を知らない人にも伝わるように整える。

プロフィールに経歴や実績を数字をまじえて具体的に書く。

似た本を実際に読み、自分の企画との優位性や差別化ポイントを言葉にしておく。

こういう何を突っ込まれても対応できるようなような準備をしておければ、その紹介は大きな追い風になります。

 

そして、紹介後に返事がすぐ来なくても、慌てないでください。

出版は社内で検討に時間がかかることがあります。

一ヶ月以上かかることもありますので、不安だからと何度も催促したり、紹介者に「もう一度言ってもらえませんか」と頼んだりするようなことは避けましょう。

それより、次にできる準備へ時間を使ったほうが、未来につながります。

 

そして、紹介を受けたら、面談後に紹介者へ結果を報告することも忘れないでください。

決まったときだけでなく、うまくいかなかったときも、「今回はこういう結果でした。次はここを直します」と伝えることも重要です。

それだけでも、信頼は積み上がっていきます。

 

商業出版は、人脈だけで決まる世界ではありません。

誰かの紹介がなくても、売れそうな企画をつくれれば実現する可能性は高まることでしょう。

そして紹介があることで、その可能性が少し前へ運んでもらいやすくなります。

だから、紹介を「一発勝負」で考えないでください。

企画を整え、準備万端で、編集者に会うようにしましょう。

 

 

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2026年8月18日

テーマ:書籍を出したい

商業出版はSNSフォロワー数が少なくてもできるのか

「商業出版を目指しているのですが、SNSのフォロワー数が少ないんです。これでは難しいでしょうか?」

出版の相談を受けていると、本当によく聞かれる質問です。

 

SNSを開けば、「総フォロワー数○万人」という著者が目に入ります。

そんな数字を見るたびに、「自分にはまだ早いのでは」「まずフォロワーを増やさないと」と不安になる方もいるでしょう。

 

その気持ちはよく分かります。

 

実際、出版社がフォロワー数を見ることはありますし、数字が多いことがプラスになる場面もあります。

ですから、気にしてしまうこと自体は自然なことです。

 

 

ただ、ここで少し安心していただきたいです。

というのも、商業出版にSNSは必ず必要、というわけではありません。

そして、フォロワー数が少ないだけで、出版の可能性がなくなるわけでもないということ。

あくまでも、編集者が知りたいのは、単純な数字以上に、「この本を誰が読んでくれるのか」です。

 

以前、フォロワー数の多い方の企画が通らず、それより数字の小さい方の企画が通るというのを実際に体験しました。

違いは、フォロワー数そのものではありません。

一人はさまざまな話題を発信していて、もう一人はあるテーマについて継続して発信し、そのテーマに関心のある人たちと丁寧に交流してということです。

後者の方が、「この人の本なら、この人たちが読んでくれそうだ」と想像しやすいですよね。

 

編集者がSNSを見るときも、主に三つをチェックします。

  • 何について発信しているのか
  • 誰に向けて発信しているのか
  • フォロワーとどんな関係を築いているのか

フォロワーが3000人でも、その3000人が本のテーマに関心を持ち、普段から発信を楽しみにしてくれているなら、大切な土台になります。

反対に、何万人いても本のテーマと関係がなければ、その数字だけで「本が売れる」とは判断できません。

 

なので、今フォロワー数が少なくても、焦らなくて大丈夫です。

いきなり1万人を目指す必要はありません。

まずは「誰に、何を伝える人なのか」を一つ決め、その人に役立つ発信を続けてみてください。

 

そして、SNSばかりに頼る必要もありません。

メルマガ、講座、コミュニティ、仕事で出会った方とのつながりなど、本を届ける方法はいくつもあります。

重要なことは、自分が出版する本をどれだけの人が応援してくれるかですから。

 

そう考えると、出版への道は少し広く見えてきませんか。

 

フォロワー数を追いかけることから、「自分の本を必要としてくれる人、応援してくれる人との関係を育てること」へ。

そこが変わると、SNSも出版も、少し楽しくなってくるのではないでしょうか。

 

今の数字だけで、自分の可能性を決めなくて大丈夫です。

良い企画をつくり、届けたい読者と少しずつつながっていく。

その積み重ねを、安心して一つずつ進めていきましょう。

 

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