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カテゴリ:Kindleに関すること アーカイブ - ビジネスが加速する出版の方法

2026年9月7日

テーマ:Kindleに関すること

Kindle出版をすると商業出版できないって本当?

「Kindle出版をすると、商業出版できないのでしょうか」

出版相談をしていると、この質問をよく受けます。

 

すでにKindleを出した方なら、「もしかして順番を間違えたのでは」と不安になるかもしれません。

これから出そうとしている方も、「Kindle出版から始めた方がいいのか、それとも商業出版を先に目指すべきなのか」と迷いますよね。

 

でも、安心してください。

Kindle出版をしたら商業出版できない、というわけではありません。

 

実際、Kindleを出したあとに商業出版した人もいます。

ただ、現役の書籍編集者としてお伝えしておきたいのは、Kindle出版が出版社の評価にまったく影響しないとも言い切れない、ということです。

 

Kindleと商業出版は、どちらが上という話ではありません。

そもそも役割が違います。

Kindleは、自分の判断で出版できます。

自分の考えを形にしたり、読者を集めたり、テーマを試したりするには、とても便利なメディアです。

一方、商業出版では出版社が企画を検討し、制作費を負担して本を出します。

そのため編集者は、「誰に向けた本なのか」「市場はあるのか」「この著者が書く理由はあるのか」などを慎重に見ています。

 

 

実際の出版相談をしていて感じることがあります。

まだ何も出版していない人が企画書を持ってきた場合、編集者は企画書を中心に可能性を考えます。

ところが、すでにKindle本がある場合、その本も判断材料になります。

これは必ずしも悪いことではありません。

内容が読者目線で整理され、反応も得られていれば、プラスに働く可能性もあります。

反対に、書きたいことを詰め込んだだけの内容になっていると、「商業出版でも同じ書き方になるのでは」と見られることがあります。

つまり、Kindle出版は出版社から見ると、実際に書いたものを確認できる一つの材料になるのです。

 

また、Kindle出版をきっかけに商業出版したという話もあります。

ただ、そのケースでは、Kindleそのものより、発売時のプロモーションでの反響などが評価されていることも少なくないのです。

 

だからこそ、「Kindleを出せば商業出版に近づく」と単純に考えなくて大丈夫です。

実は、ここがいちばん安心してほしいところです。

商業出版を目指すなら、必ず先にKindleを出さなければならないわけではありません。

むしろ商業出版したい企画があるなら、最初に出版社向けの企画として可能性を確認してみる。

企画を見てもらったからといって、Kindleの道が閉ざされるわけでもありません。

商業出版が合わないと分かってからKindleとして形にすることもできます。

 

私自身、商業出版にも関わりながら、Kindleも出版しています。

KindleにはKindleの面白さがありますし、収益や読者との接点をつくるメディアとしても活用しています。

だから私は、Kindle出版を否定したいわけではありません。

大切なのは順番です。

商業出版を目指すなら、まず商業出版として可能性を確かめる。

Kindleを出すなら、Kindleというメディアの強みを生かして出す。

そう考えると、必要以上に迷わなくて済みます。

 

出版には一つの正解しかないわけではありません。

今の自分はどちらから始めると可能性を残せるのか。

そこを一緒に整理しながら、無理のない一歩から進んでいけば大丈夫です。

 

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2026年2月9日

テーマ:Kindleに関すること

商業出版では賄えないKindle出版の3つの利点

ご存知な人も多いと思いますが、私は散々にKindle出版なんて意味がないと言ってきました。

ただ、それはKindle出版をブランディングに活用する場合の話。

 

Kindle出版では、全くブランディングにはなりませんから。

理由は簡単。

Kindle出版はやり方さえ知ってしまえば、誰もが「今日から著者デビューできる」からです。

誰でもできることに価値はありませんもんね。

 

 

よく、SNSやメルマガ、ブログで「Kindle出版をしました!」という投稿を見かけます。

でも、そのほとんどが商業出版ができないレベルの人ばかり。

実際、ベストセラー著者がKindle出版に取り組んでいるところを見たことがありません(Kindle出版の講座を売ってることはありますが…笑)。

 

でも、ここにきて、商業出版では賄えないKindle出版の利点を感じております。

 

その1つ目が、スピード感。

商業出版の場合、何かが話題になり、出版社内で企画の検討(採用するか否か)がなされ、原稿を執筆し、編集者や校正・校閲者のチェックして、印刷、書店への搬入までを考えると、発刊するまでにだいたい3ヶ月はかかります。

ところが、Kindleであれば、すぐに企画を目次に落とし込み、AIを駆使して原稿を用意し、表紙デザインを作り、Amazonの KDP(Kindle Direct Publishing)に入稿すれば、最短で数日後には世界中に配信することが可能です。

つまり、Kindle出版の最大の特徴は、とにかく早いことと言えます。

 

次に2つ目が、市場規模。

商業出版の場合、初版部数が最低でも1000部ぐらいは印刷されますので、それ以上の市場規模が確認できなければ、企画が採用されることはありません。

ところが、Kindleであれば、市場規模に関係なく出すことができます。

ある程度の収益を見込むなら、書きたいことではなく、求められることで出すことは当たり前のことではありますが、求められる数がある一定数以上ないと難しいのが商業出版ですが、一定数を満たさなくても強い要求があるのであれば、定価を高めにして出すことが可能なのがKindle出版と言えるでしょう。

これは、商業出版とKindle出版のコストの違いとも言えるかもしれません。

 

最後の3つ目が、自由度と手軽度。

商業出版の場合、多くの人が関わりますし、コストもかかるので、自分のやりたいようにやることは難しいですし、ちょっとリサーチしてみたいなどという理由で出版できることはほとんどありません。

ところが、Kindleであれば、気軽にちょっと出してみることが可能です。

なので、自分のアイデアを市場に問うこともできますし、ペンネームも使い放題なので実名では言えないようなことでも出版することができます。

出版に興味があれば、誰でも自分の企画を世に問いたくなることもありますし、匿名だからこそまわりの目を気にせず真実を伝えたくなることもあるでしょう。

それが可能になるのがKindleなんです。

 

他にもKindle出版にはメリットがあります。

それは、紙の書籍と違って修正・更新が自由だということ。

新しい事例やデータが出れば、すぐにアップデートできること。

リンクが設置できるので、誘導が楽。

 

これらのメリット考えると、Kindle出版は非常に有効な選択肢と言えるのではないでしょうか。

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