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カテゴリ:集中講座:ブログを書籍化する方法 - Part 2

2010年2月11日

テーマ:集中講座:ブログを書籍化する方法

書籍化されやすいブログとは(ブログの書籍化の方法03)

出版社の編集者が書籍のネタをインターネットで探すということは、その記事が書籍として商品価値があるかどうかがポイントになります。
つまり、ブログの記事をコンテンツとして見たときの商品価値ということです。

ここで重要なのは、商品価値を推し量るのは、コンテンツとしての質と量になります。

“質”というのは、ブログのコンセプト、記事の切り口、記事の文章力や表現力などです。
他にもコンテンツが整理されているかも重要な要素になりますので、カテゴリーなどを活用してしっかり整理したり、目次などを用意しておくとよいでしょう。

“量”というのは、単純に記事の文字数と記事の数ということになります。
記事の文字数に関しては、1記事800文字以上は必要です。
さらに図や写真が1点以上あれば、言うことはありません。
記事の数については、最低でも40記事は欲しいところです。

他にも、ブログが定期的に更新されていることも重要ですが、定期的にチェックしているわけではなく、見に来た時に定期的に更新されているかをチェックするだけなので、ある程度、貯まった記事を定期的に再投稿するだけでも問題ありません。
とにかく、重要なのは、定期的に更新されているように見えることです。
逆にサイドバーのカレンダーやアーカイブのプラグインを外したり、記事に日付が表示しないようにしてもよいでしょう。

あとは、ブログ運営者の独自性や優位性が明確になっていることも重要です。
過度なキャラクター作りは逆効果ですが、プロフィールやスタンスを明確にしておくべきだと思います。

いずれにしても、ブログでの書籍化を目指す場合、ブログだけで書籍にする価値のあるコンテンツかどうかを判断されるということだけは忘れないでください。
その上で、そういう判断をくだされることを意識しながら、ブログを運営するようにしましょう。
それだけでも、ブログのデザインやタイトル、プロフィールや記事の記述が変わってくるはずです。

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2010年2月10日

テーマ:集中講座:ブログを書籍化する方法

ブログ本を出版する方法と戦略(ブログの書籍化の方法04)

ブログ本を出している出版社は別ですが、一般的に出版業界の人間がブログを探すポイントは、“検索結果”と“口コミ”と説明しました。

しかし、この2つのポイントを両立させるブログを運営するのは、非常に難しいです。というよりも、無理でしょう。

そこで、ブログ本を出したいなら、それぞれの探され方に応じた複数のブログを用意してください。

まず、“検索結果”で探されるためのブログは、コンテンツ重視のコンテンツブログになります。
次に、“口コミ”で探されるためのブログは、勝手に紹介されるブランディングブログです。

この2つのパターンのブログが書籍化するためのブログになります。
もちろん、書籍化のイメージがあるのであれば、どちらかでも構いません。

そして、これらの書籍化を目指すブログをサポートするためのコミュニケーションブログを用意しておいてください。
このコミュニケーションブログは、どちらのパターンで書籍化を目指すにしても、必ず必要になります。

この3種類のブログについては、それぞれ以下の通りリンクをしてください。

●コミュニケーションブログ→コンテンツブログ、ブランディングブログ
コミュニケーションをとった読者の方々に応援してもらうためにも、コンテンツブログ、ブランディングブログへのリンクは必須となります。

●ブランディングブログ→コンテンツブログ
ブランディングブログでは口コミによる波及効果を狙うため、キャラクターを際だたせる必要があります。
そのため、コンテンツブログへのリンクは、「こういうコトもやっているんだ~」とプラスに作用しますが、コミュニケーションブログへのリンクは、キャラクターとの矛盾が生じる可能性がありますのでリンクはしないようにしてください。
キャラクターとの矛盾が生じないのであれば、ブランディングブログとコミュニケーションブログを相互リンクにしてもよいでしょう。

● コンテンツブログ
コンテンツブログは、コンテンツの内容で勝負するブログですので、ブランディングブログのようなキャラクターを際だたせる演出は逆効果になりますし、コミュニケーションブログでコミュニケーションをとっているところ見られるとマイナスになることがありますので、どこにもリンクしないようにしてください。

このように、コンテンツブログ、ブランディングブログ、コミュニケーションブログの3つのブログを戦略的にリンクし、運営していきます。
それぞれのブログの作り方に関しては、詳しく説明していきます。

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2010年2月9日

テーマ:集中講座:ブログを書籍化する方法

出版を目指すブログの注意点(ブログの書籍化の方法05)

書籍化を目指すブログで、コンテンツの商品価値を下げるであろう、あまり好ましくないことを整理しておきます。

●読みにくいデザイン
ブログの目的は書籍化なので、メインの読者ターゲットは出版社の方になります。
つまり、読者はコンテンツのプロということです。
出版社の方は、見た瞬間に読みづらそうだったら、すぐに戻るか閉じてしまいます。
なので、とくにデザインには注意してください。
具体的に言うと、地色は白で文字は黒のデザインを選んでください。
そして、カラムに関係なく、メイン記事とサイドメニューの区分けが明確なデザインを選ぶようにしましょう。
あとは、何よりも読みやすさを優先し、派手なデザインは避けた方がいいでしょう。

●改行が多い
読みやすくするための配慮だとは思いますが、改行が多い文章、行あたりの文字数が少ない文章を出版業界は好みません。
逆にスカスカした感じが、コンテンツの商品価値を下げるので注意しましょう。

●絵文字、修飾文字
よくブログに絵文字を使われる方がいらっしゃいますが、絵文字を使うことでふざけているような印象を与えてしまいますし、出版する上では絵文字は使えないので、絵文字を効果的に使っていたとしても、そのコンテンツは評価されません。
また、本文の過度な修飾も同様です。
せめて、部分的な太文字や赤字、もしくは文字を大きくするぐらいに止めましょう。
いろいろな色を使ったり、文字の大きさや書体をまちまちにするのだけは避けてください。

●リンク
本来であれば、インターネットメディアの優位性となるのですが、リンク先も含めたコンテンツは引用の問題などもあり、書籍化しづらいです。
また、アフィリエイトなども逆効果になるので、避けてください。

●日記
書籍化をする場合、個人の日記は排除されます。
よくブログの記事の書き方などでは、導入部分に日記っぽいことを書くことを推奨されておりますが、これは逆効果です。
記事ごとでコンテンツとしての商品価値を判断しますので、日記っぽいことを書くのであれば、すぐに排除できるように別の記事にしておいた方がよいでしょう。
記事の本文に埋め込まれると、編集作業が煩雑になるため、そういう記事の多いブログは敬遠される恐れがあります。

●時事ネタ
時事ネタはアクセス数を稼ぐのに有効かもしれませんが、コンテンツとして見た場合、情報としての鮮度が落ちてしまい、商品価値が下がる恐れがあります。
もし、時事ネタを扱うのであれば、時間が経過しても価値のあるコンテンツとなるように工夫してください。

以上です。

これらは、ブログとしてはよく見かけるものばかりですが、書籍ではほとんど見かけないことばかりだと思います。
つまり、書籍化を目指す以上は、書籍になることを前提に考え、書籍で使えない手法は最初から使わないでコンテンツを作ることを心がけましょう。

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