書籍の出版方法をどうこう言う前に、先に売り込む先の出版社が何をどう考えて出版するかどうかを決めているかを知りましょう。

 

出版社が本を出版するかを決めるパターンは3つ。

この3つを理解してしまえば、自分が何をすべきなのかは自ずと分かるはずです。

 

 

では、出版社が書籍の出版を決める3つのパターンを紹介していきます。

 

●著者で決まるパターン

簡単に言えば、「この人が出版したら売れる!」というパターンですね。

つまり、テレビなどの露出の多い有名人や売れている書籍の著者、ブログやメルマガ、YouTubeなどで圧倒的な読者数を確保していたり、影響力を保有しているインフルエンサーなどに直接オファーするパターン。

そういう人たちからの紹介などもこのパターンに該当します。

このパターンは、条件交渉なども伴うことが多いため、基本的には出版社から直接オファーすることが多いです。

また、編集実務が出来ない多くの出版プロデューサーが売り込む場合もこのパターンがほとんどなので、そういう出版プロデューサーが指導する出版企画書は著者プロフィールが盛々になります。

 

●企画で決まるパターン

著者は誰でもいいので、売れそうな企画や面白そうな企画を出版するパターンです。

このパターンの場合は、著書の有無も含めて著者は問われないので、何で売れそうなのか、いかに面白いのかをアピールすることで、出版することができます。

ただし、このパターンの場合、いろいろなリスクをヘッジする意味でも編集実務を伴うことが多いため、編集プロダクション経由で決まることがほとんど。

弊社では、はじめて方でも企画を売り込めるように『企画持込型サービス』というサービスをご用意しております。

 

●戦略で決まるパターン

売れる、売れないよりも出版社の戦略上必要な書籍を出版するというパターンで、基本的には外部から提案されるものではなく、出版社内で決まった企画を編集プロダクションに作成を依頼します。

戦略上必要な書籍というのは、シリーズ展開や出版社のブランディング上、出していなければならない書籍などが該当します。

なお、売れる、売れないよりも出版社の戦略を重視しますが、売れないのを前提に作る本は一冊もありません。

このパターンの場合に対応するべく、多くの編集プロダクションでは、どんな依頼も請けられるように常に多くの著者と交流しています。

弊社では、はじめて方でも出版のオファーを受けられるように『著者登録型サービス』というサービスをご用意しております。

 

このように、出版社が出版を決めるパターンは、3つしかありません。

 

個人的には、はじめて出版するのであれば、下の2つのパターンがおすすめです。

まずは、そのために何をすればいいのかを考え、まず一冊目の出版を実現してください。

そして、その本を必ず売りましょう。

 

その本が売れたら、その実績を引っさげて、一番上のパターンで2冊目を出版していきましょう。

なると分かりますが、それぐらい一番上のパターンと下の2つのパターンは待遇が違いますから…。

最初の時の編集者の対応が嘘のようですよ(笑)