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カテゴリ:書籍を出したい - Part 3

2023年8月15日

テーマ:書籍を出したい

出版してビジネスにつなげようと考えるなら

専業としての出版活動は、大きな利益をもたらすようなものではありません。

多くの人が、印税を受け取るだけで生計を立てることは難しいと感じるでしょう。

実際、日常の主要な仕事に専念することで、より安定した収入を得ることができるかもしれません。

 

 

しかし、出版活動の真の価値は、単なる印税の収入以上のものがあります。

例えば、自らの書籍が市場で受け入れられ、多くの人々に読まれることで、その著者の知名度や信頼性が高まることは十分に考えられます。

そして、その書籍が売れることで、それをフロントエンドとして利用し、さまざまなビジネスのチャンスを掴むことができるのです。

 

考えてみてください。

 

あなたが書いた本を読んだ人々は、その内容に感銘を受け、さらに深い知識やサポートを求めてくるかもしれません。

その際、著者としてのあなたは、コンサルティングや顧問業、さらには関連する商品やサービスの提供といった、バックエンドのビジネスを展開しておくことで自動的に集客されていくことでしょう。

 

しかし、ここで注意すべき点があります。

 

書籍を単なる広告として利用することは、出版業界の中で好意的に受け止められるものではありません。

私自身も出版に関わる者として、書籍はそのものとしての価値を持ち、それ自体で完結したものであるべきだと考えています。

 

では、どのようにしてバックエンドのサービスにつなげると思いますか?

 

ここで、「風が吹けば桶屋が儲かる」という古い諺を思い出してみましょう。

この諺は、一見関連性のない出来事が連鎖的に影響を及ぼし、最終的には桶屋が利益を得るという物語を示しています。

 

大風で土ぼこりが立つ

土ぼこりが目に入って、盲人が増える

盲人は三味線を買う(当時の盲人が就ける職に由来)

三味線に使う猫皮が必要になり、ネコが殺される

ネコが減ればネズミが増える

ネズミは桶を囓る

桶の需要が増え桶屋が儲かる

 

こういうコトです(Wikipediaより引用)。

 

この考え方を出版の世界に当てはめると、書籍が売れれば売れるほど、自然にバックエンドに集客できるはずです。

ポイントは、最初と最後の間にいくつのステップやプロセスを挟むことが重要であると言えると思います。

そのステップやプロセスが多ければ多いほど、読者は書籍を広告として認識しづらくなり、価値ある情報源として受け取ることができるのです。

 

結論として、出版活動は単なる印税の収入を超えた多大なるメリットを持っています。

しかし、そのメリットを最大限に活かすためには、書籍の内容と、それを通じて提供できるバックエンドのサービスや商品との関連性を適切に築くことが不可欠です。

そして、その過程で、読者にとっての価値を常に最前線に置き、真の情報提供者としての役割を果たすことが求められるのです。

 

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2023年8月8日

テーマ:書籍を出したい

出版企画書を書くときの考え方

出版企画書を書くということは、ある意味で、自分の夢を紙の上に具現化する行為です。

この数枚の紙が、未来に繋がる扉となる可能性があります。

でも、その扉を開く鍵は、如何に真剣に、そして、如何に丁寧にその出版企画書を書くかにかかっています。

 

 

「出版する」という言葉を耳にすると、多くの人はロマンを感じるかもしれません。

しかし、出版するというのは、出版社に出版させてもらうということです。

それは、出版社に自分の企画に投資をしてもらうのに等しい。

だからこそ、出版企画書は極めて重要であり、その書き方には最大限の注意を払わねばなりません。

 

近年、残念なことに、出版企画書に口語体で書かれているもの、適当に書かれたものが増えています。

まずは、自分の企画に対する情熱と誠意、そして、確固たる自信をもって書くべきです。

でなくては、お金を出してくれる出版社にあまりにも失礼でしょう。

 

出版企画書は、ビジネス提案です。

ですから、ビジネス文書としての体裁を保ち、尊厳を持って書かねばなりません。

それは出版社に対して、自分の企画に投資をしてもらうという誠実な提案であるからです。

 

口語体で書かれた出版企画書を読んで、誰が投資する気になるでしょうか?

 

投資をしてもらうための書類である以上、第三者が真剣に検討するに足る内容と体裁でなければなりません。

少なくとも私は、赤の他人が書いた口語体の出版企画書に対して、真剣に検討する気にはなれません。

 

自分に向けた出版企画書であれば、百歩譲って許すこともあるかもしれませんが、そんな出版企画書を出版社にお見せできるわけがありません。

それは、自分と出版社との信用問題にもなります。

出版企画書の書き方は、テクニックだけではなく、著者になりたい人の姿勢の問題です。

 

出版企画書を書くとき、そして、出版企画書を読み返すときには、常にこの一点を忘れずにいてください。

それは、「自分のことを全く知らない赤の他人が、この出版企画書を読んで、300万円以上の投資をするか検討するんだ」ということです。

 

自分の企画を売り込む際の態度や口振りは、少なからず隠せるものかもしれませんが、出版企画書には隠せません。

出版してもらうという意識、そして、出版させてもらうという感謝の心、この二つがあれば、出版企画書は必ず力強いものになるでしょう。

 

最後に、出版するというコトは出版させてもらうことである、この尊厳と誠実さを忘れずに、出版の道を歩みましょう。

自分の夢を形にし、未来に繋げる扉を開く鍵を、あなた自身が握っていることを忘れずに。

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2023年8月2日

テーマ:書籍を出したい

本を出したいなら「あなたにしか書けないコト」を見つけよう。

もし、あなたが、「本を出したい」という願いを抱き、出版を目指そうとするならば、以下のアドバイスを参考にしていてください。

 

 

まず大切なことは、自分だけが語れる、自分だけの経験や知識を探すことです。

それはあなた自身の人生やキャリア、または独自に研究した領域から発見できるかもしれません。

一言で説明できない程の奥深さや、表面的に伝えただけでは到底真似できない特異性が求められます。

 

なぜなら、その「自分だけのこと」こそがあなたの書籍を市場で際立たせる要素だからです。

もしそのテーマに魅力があり、それがある程度の市場規模を持つ可能性があるのであれば、書籍としての成功のチャンスが広がります。

 

一方で、誰もが知っているような一般的な情報や、特殊性を欠いた内容では、それをあなたが出版する必要はありませんよね。

なぜなら、既に知られた情報を無名の著者がさらに広めるよりも、有名な人物や専門家が自分の見解を織り交ぜながら詳しく解説した方が、より受け入れられやすいというのは誰が考えても分かります。

 

あなたのユニークなテーマが見つかったら次のステップは、それを形にすることです。

そのためには、企画書を作成し、出版社や編集プロダクションに売り込んでみましょう。

面倒な場合やなかなかうまくいかない場合は、出版プロデューサーを頼ってみてもいいかもしれません。

また、既に信頼関係を築いている知人に紹介してもらうという方法も有効です。

 

もし出版関係のコネクションがない場合、インターネットを活用することをおすすめします。

ブログやウェブサイトに自分のアイディアをまとめ、メルマガを発行したり、ウェブセミナーを開催したりすることで、あなたの声はより多くの編集者に届くでしょう。

 

さらに、書籍化の前段階として、あなたの知識や経験を情報商材としてまとめ、販売することも一つの方法です。

そうすることでリストも集まりますし、お金も稼げるので買い取りも可能になります。

何より、一度、誰かに読ませて、実践してもらうことで、質問などを受けつつ内容に反映させることで、コンテンツの精度が俄然上がりますからね。

これらの活動は全て、書籍出版への道を着実に近づけていくはずです。

 

ただし、あなたが持つ情報を公にする際には、その内容を誰でも理解できるほど詳細に展開しすぎることは避けてください。

なぜなら、あまりに情報が明確すぎると、あなたがそれを書籍化する必要性が薄れてしまう可能性があるからです。

 

それでも、全く情報を公開しないわけにはいきません。

あなたのアイディアのエッセンスを伝えつつ、あまりに深堀りしない、そのバランスが大切です。

 

話しを戻しますが、本を出すために何より重要なのは、「あなたにしか書けないこと」を探し出すことです。

そのテーマが売れる可能性が高ければ高いほど、条件は良くなり、あなたにとっての待遇も良くなります。

出版社から見ても、そのテーマを語れるのがあなたしかいないのであれば、彼らにとってはあなたがそのテーマを書く以外に選択肢はありません。

あなた自身の視点、経験、知識が、世界に対して新たな価値を提供するきっかけとなるでしょう。

 

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