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カテゴリ:書籍の企画書の書き方 - Part 9

2010年12月3日

テーマ:書籍の企画書の書き方

ペンネームが使える場合、使えない場合

本を出版したいという人からの問い合わせで、けっこう多いのが“ペンネーム”についてです。

とくに会社員をされている方が気にされされますね。

ペンネームを使えるかどうかで言えば、使えます。

ただし、注意して欲しいのは、あなたの企画は著者として求められるのは資格ですか?実績ですか?ということです。

何かについて本を書くのであれば、そのことについて書く資格や実績が求められます。

資格というのは、そのことについて書けるだけの専門性です。

そのことについて、どれだけ詳しいのかの根拠を提示する必要があります。

実績というのは、そのことについて書けるだけの裏付けや体験です。

そのことについて、その実績をもっているからこそ書けるという目に見える論拠が必要になります。

この資格と実績に大きな違いがあることに気づきましたか?

資格はスキルなので、出版社の編集者を説得できればOKなので、ペンネームで構いません。

しかし、実績は論拠として読者に納得してもらうわなければならないため、その本人でなければなりません。

簡単に言えば、『元●●が語る~』みたいな企画は、その人が本当に元●●かどうか分かる必要があるので、こういう場合は本名、もしくはペンネームでの実績を求められるということです。

つまり、ペンネームを使うということは別人格になるということですから、その別人格でもアピールできる著者プロフィールを書かなければならないということです。

なので、「ペンネームで本を書くことは可能ですか?」と質問される会社員のほとんどが、その会社にいるからこそ書くに値する企画ばかりなので、ペンネームでは企画として成立しないということになります。

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2010年10月22日

テーマ:書籍の企画書の書き方

出版企画書が完成したら、もう一度、自分で見直そう

出版企画書が完成したら、出版社に売り込む前に、もう一度、自分で見直してください。

出版企画書を書いている時は、書くことに没頭してしまい、周りが見えない状態に陥りがちです。

なので、できたら、1日空けて、冷静な状態になってから見直すことをおすすめいたします。

見直しのポイントは、誤字脱字のチェックは当たり前ですが、企画自体の見直しをするようにしてください。

見直しをしやすくするために以下の質問を自分自身に投げかけてみましょう。

その内容は、本当に書ける内容ですか?(書きたい内容になっていませんか?)

実際に自分自身が体験して成功したことですか?(机上論になっていませんか?)

本当にあなたが書くべき内容ですか?(背伸びした内容になっていませんか?)

あなたにしか書けない部分はありますか?(誰が書いても同じ内容ばかりになっていませんか?)
その内容で本を出すことで周りは喜んでくれますか?(応援してもらえる内容ですか?)

その本を読んだ人はあなたが好きになりますか?(役立つ内容になっていますか?)

あなたにとって、今、出さないといけない本ですか?(出版することを焦っていませんか?)

この質問を投げかける時、「本当にそうですか?」と念を押してください。

そこで、もし、「違うかも…」と思ったら、違うとしたらどうなのかを「何で?」「何が?」と自分自身に問い詰めてみましょう。

企画書の見直しが終わったら、もう一度、自分自身に投げかけてみましょう。

付け加えることはありませんか?

余分なところはありませんか?

直す部分はありませんか?

そして、最後にこんな質問をしてみましょう。

本当にこの本は売れますか? 売る自信はありますか?

ここで自信をもって、「はい!」と答えられたら終了です。

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2010年9月14日

テーマ:書籍の企画書の書き方

本を書くなら、著者の肩書きやプロフィールが重要です

はじめて本を書こうとする場合、企画を通すのに、著者であるあなたの肩書きは重要です。
無名の著者では、読者はその内容を信用できません。
しかし、同じ無名でも肩書きに「○○研究家」とか「●●コンサルタント」などの肩書きがあるだけで、何となく信用できてしまうことでしょう。
そういった、読者への説得力は意外に重要で、この肩書きがあるのと、ないのとでは企画の進行可否に大きく影響します。
もちろん、士業のような資格的な肩書きが理想ですが、自己申告で言えるような肩書きでも構いません。
他にも「元~」といった肩書きでも構いませんし、実績でも構いません。
いずれにしても、ご自身を自分でブランディングして、読者への説得力を増す工夫は必要です。
企画書の著者プロフィールを書かれる場合、そんなコトも意識して書いてみると良いでしょう。
ただし、あまり大げさな肩書きは、逆効果になりますので、注意が必要です。

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