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カテゴリ:出版社への売り込み - Part 11

2010年4月10日

テーマ:出版社への売り込み

複数の出版社で同じ企画を同時応募してしまった場合

基本的には、同時に複数の出版社へ企画を売り込むのは、道義上問題があります。
できるだけ、一社一社に売り込みをかけて、結果が出るまで待つようにしてください。
ただ、そうも言っていられない場合もあります。
その場合は、必ず「他にも売り込みをかけています」と言うようにしましょう。
結果的に先方に早めの決断を促す効果がある場合もあります。
そして、その上で、複数の出版社で決まってしまった場合、理想としては先着順です。
条件を出させて、一番良い所で出したい気持ちは分からなくもありませんが、待たせている間に企画が流れてしまうことも少なくありません。
このあたりは、著者のバリューと関係があります。
もし、その企画によほどの魅力があり、どうしても出したい出版社であれば、待ってもらえるでしょうし、好条件を引き出すことも可能です。
ただ、こういうことはレアなケースであることは認識してください。
今、そこにあるチャンスをできる限り活かすことを心がけましょう。
もし、複数の出版社で決まってしまった場合、いくつもの切り口を事前に用意しておき、出版社ごとに切り口を変えて、全く違う本になるようにします。
こういう時のために、企画書をややぼかし気味にしたり、著者を複数人用意しておいたり、全く別の本に見えるような切り口を用意しておいたり、同時に複数の本を制作することでスケジュールが遅れないように調整したり…いろいろな複線を準備をしておく必要があります。
これらはこの仕事を生業にしている人にしかできないと思いますので、あまり強欲に考えるよりも、一つずつ丁寧に対応するようにしてください。

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2010年3月2日

テーマ:出版社への売り込み

出版社の企画が通りやすい時期

以前、出版への道の敷居が下がるタイミングについて記事 に書きました。

実はそのタイミングは他にもあります。

それが、4月と10月です。

これは、出版社の半期決算を終え、来期(上半期、下半期)のだいたいのラインナップを決めるタイミングです。

出版社として来期に発刊する点数や各編集者が担当する点数もこのぐらいのタイミングで決まります。

なので、多くの出版社の編集者にとってこの時期というのは、一番企画を欲しているじきなのです。

このタイミングで、ある程度の見通しを付けて、その上で、毎月の編集会議で補填したり、調整したりする感じになります。

なので、シリーズものの提案なども、こういう中期的な思考で検討するタイミングに提案した方が通りやすいです。

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