本を出版したいと思ったら、何のために出版するのか、その本を出版する目的を考えてみましょう。

 

 

出版企画を考える上では、目先の営利目的があった方が企画は考えやすいです。

その後、本を売るということまで考えれば、目先の営利目的があった方がモチベーションが上がります。

 

そして、その上でもっと大局で見たときの社会貢献的な目的もあった方がさらにいいです。

社会的な存在意義があることで、スタンスがブレなくなりますから。

 

そういった目的を明確にすることで、その本の本質的なコンセプトをイメージすることが可能です。

あとは、そこから“誰に”、“何を”、“どのように”伝えるのかを考えて、企画書に落とし込むだけになります。

 

そういう目的が明確であれば、本自体の内容によい影響を与えるだけではなく、著者として腹がくくれるようになるはずです。

腹がくくれれば、“意志”が芽生え、“覚悟”を決めることができるのです。

この“意志”と“覚悟”は、出版を目指す上で非常に重要な心構えともいえますからね(“意志”と“覚悟”の重要性については、この記事でも書いてます)。

 

この著者さんは、かつて出版のお手伝いをさせていただいたのですが、当初から「200万人が読めば、日本と日本人の空気が変わる」という目的をを打ち出しました。

そうすることで、「日本を元気にする本」というコンセプトが明確になり、“誰に”、“何を”、“どのように”伝えるのかというものが具体的にイメージでき、この本が生まれたのです。

 

本を出版する目的を最初に考えることは、これから本を出版することを目指す上での大きな一歩になります。

是非、一度、挑戦してみてください。