最近、出版コンサルタント、出版プロデューサー、出版コンシェルジュ、出版コーディネーター、出版アドバイザー、出版エージェント、商業出版の専門家、出版請負人、著者・作家支援オーガナイザー、出版演出家、ブックコンサルタント、出版コーチ…などなど、いろいろな肩書きを名乗る人が増えています。

 

でも、やっている仕事はほぼ一緒。

出版したい人と出版社の橋渡しをするのが仕事の中心であり、あとはどこまで関わるかは人によって違うという感じです。

 

この仕事、そもそも出版業界にはなかった職種ですからね。

いまだ明確な棲み分けができている訳ではないし、職務範囲も確定している訳でもありません。

 

 

では、そういう人たちの中から、自分は誰に依頼すればいいのか悩みますよね?

 

今回は、その出版コンサルタントや出版プロデューサーなどの職種の人たちの中から誰に依頼すればいいのかについて書こうと思います。

 

まず最初に考えるべきなのは、自分が出版してどうなりたいのかと、どういう出版を得意としているのかで考えてみてください。

ベストセラーを目指したいのか、それともビジネスにつながる出版を目指したいのかで、出版コンサルタントや出版プロデューサー側にも得手不得手がありますからね(ちなみに、ベストセラーとビジネスにつなげることは共存しません)。

ちなみに、私はビジネスにつながる出版を得意としております。

 

これだけで、だいたい半分にまで絞り込めるはずです。

 

そこからさらに次のポイントで絞り込んでみましょう。

○その出版コンサルタントや出版プロデューサーの経験、実績
(点数、出版社、著者、代表作、得意ジャンル)

○その出版コンサルタントや出版プロデューサーのキャッシュポイント
(サービス内容と報酬、支払い条件、メインのキャッシュポイント)

○その出版コンサルタントや出版プロデューサーの職務範囲
(企画書チェック、出版社への売り込み、執筆時のフォロー、販促のサポートなど)

○その出版コンサルタントや出版プロデューサーとの相性
(人間性、性格、理念、こだわりなど)

 

あまり具体的に書いてしまいますと、個人攻撃に成りかねないので、このくらいにしておきますが、とにかく、これらをよく検討したうえで、お願いするようにしましょう。

最終的には、セミナーなどに参加して、実際にその人の話しを聞いてみて最終判断をくだすことをオススメします。

 

先日、あるブログの運営者に「出版しませんか?」という旨のメールをお送りしたのですが、「自費出版ですか? 情報商材ですか? どちらも興味ありません」という返信が届きました。

確かに詐欺的手法で著者にアプローチする自費出版会社や、出版と言いながら契約したら情報商材だった話しなどを、よく聞きます。

インターネットの普及で商業出版へのチャンスだけではなく、それ以外の悪徳会社からの魔の手に晒されるリスクも増えてきたようなので、気をつけてくださいね。