出版したいと思っている人は多いですが、本には種類があることをご存知の方って、どれぐらいいらっしゃるのでしょうか?

本の種類は、大きく分けて3つあります。

それは、雑誌、書籍、そして、ムックです。

出版するということでは、雑誌はありえませんよね。

そして、一般的に“出版する”と言った場合、自然と書籍をイメージすると思います。

でも、書籍とムックの違いって、本当に知ってますか?

ムックをひと言で言うと“雑誌コードの付いた書籍”です。

では、このムック、書籍と何が違うのでしょうか?

○ムックは書籍より大判でビジュアルを重視している

○販売期間が3ヶ月ぐらいしかない(雑誌より長く、書籍より短い)

○ムックは雑誌の流通網を使うことができるので部数が多い

○著者名が際立たない

○広告を入れられるのでコストをかけられる

などなど

ちなみに、書籍よりも見栄えがして、気軽に読めるムックの方が売れているという現実もあります。

そこでムックのような書籍もかなり増えてきました。

これは雑誌コードを持たない出版社の苦肉の策ともいえるかもしれません。

ただでさえ書籍が売れにくいために小部数しか印刷しない傾向がある中で、部数が多いムックはより売りやすかったりしますしね。

書籍の販売期間は長いといっても、売れなければスグに返本されてしまう現状を考えると、ムックと何ら変わりません。

あとは、いかがわしい広告が入らなくて、著者がちゃんと奥付に掲載されるのであれば、むしろムックの方がいいのではないかと思ってしまいますよね。

個人的には、売れない書籍を出版するぐらいなら、売りやすいムックで出版した方がよっぽどマシだと思います。

実際、このムックを見て、どうですか?

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これはムックですが、しっかり著者名が登録されておりますし、広告は一切入っておりません。

それでいて、大判で見栄えがするので、売れやすいですよね。

できたら、中も見ていただいて、この中身でブランディングにならないか判断してもらいたいです。

逆に、ブランディングになると思ったら、こういうムックの出し方があるということで、研究してみてください。

このムックを見ると、他にもいろいろ工夫していますので、参考になると思いますよ。

選択肢にムックを加えることで、俄然、出版しやすくなりますしね。