本を出版する場合、商業出版であるなら、必ず編集者が関わります。

内容も、構成も、文章も…とにかくいろいろなところに口を出し、手を出すのです。

元がどんな原稿であったとしても、キッチリ商品価値のある書籍に仕上げるために、せっせと徹夜をして作業をします。

でも、編集者はあくまで裏方。

最近でこそ、ソーシャルメディアの普及で、この方 との原稿回収までのやりとりが公開されておりますが、基本的に表にでることは、ほとんどありません。

(おかげで、すっかり“鬼編集”が定着してしまっておりますが…)

でも、内容も、構成も、文章も…とにかくいろいろなところに口を出し、手を出すのですから編集者の傾向というか、癖のようなものは出てしまいます。

私が出版プロデュースをはじめて、一番気をつけていることは、「提示したお題は必ず書籍内で完結する」ということです。

こういう仕事で出版したい人と関わると、「フロントエンドとして本を出したい」「続きは商材で出します」という人がほとんどで、出版業界の人間としては辟易とします。

書籍は、タイトルででお題を掲げた以上、そこまでの道筋は書籍内で完結するべきです。

それが完結できないとすれば、その書籍は商品としては不良品ですよね。

もちろん、一部の残念な編集者によって、そういう本が販売されていることは現実として否定できませんが、だからといって私がそこに手を染めることはありません。

それは、編集者としての矜持の問題です。

もちろん、出版しても印税だけでは決して儲かるわけではありませんから、「絶対にバックエンドにつなげるな」とは言いません。

バックエンドにつなげても構わないから、提示したお題は必ず書籍内で完結して、その次のステージのことに関してはバックエンドにつなげることは容認しています。

書籍内で完結している以上、次のステージに進むかどうかは読者次第ですから。

ただ、こういう裏方である編集者の思考というのは、なかなか表に出ることはありません。

それでも、同じ編集者の本を数冊読むと、その編集者の思考というものは伝わるようです。

山田さん編集のアフィリ本は、稼げる1歩手前のところまでつれてってくれると思うんだけどね。

最初にこの一文を読んだとき、「もしや、続きは情報商材と思われたのか?」と思いきや、「あと1歩はなにかって? やるかやらないか・・・ そんなかんじ。」と続いていたので、ホッとしました。

だって、そこは私が一番気をつけていたことですからね。

でも、こうして編集者に注目される方って、ほとんどいらっしゃいません。

だからこそ、編集者の思考を汲み取っていただけると本当に嬉しいです。

ま、裏方稼業なので、目立ってもしょうがないんですけどね。